国内取引所として有名なbitFlyer(ビットフライヤー)とBITPOINT(ビットポイント)のセキュリティや使いやすさ、通貨の種類、手数料などを徹底比較しました。
どっちに登録しようか迷っている方は、おすすめな取引所がどちらなのか考察しているので参考にして下さい。
結論!どっちの取引所がおすすめか
BITPOINTがおすすめ
BITPOINTは親会社が東証マザーズ上場もしているしっかりとした企業が運営しています。
資本金とセキュリティレベルの高さという点でトップクラスの実績を持っているため、初めて仮想通貨を購入する初心者におすすめの取引所といえます。
Coincheckではコールドウォレットに対応していないXEMが流出する事件が起きてしまいましたが、BITPOINTではすべての通貨がコールドウォレットに対応しています。
各種手数料が圧倒的に安く、他の取引所では有料な取引手数料や仮想通貨の出金手数料も全て無料になっており、比較してみると圧倒的にお得です。
国内取引所でも唯一MT4などの専門ツールにも対応しており、電話窓口のサポートもあるので安心感が段違いといえます。
ひと目で分かる比較内容まとめ
比較内容 | bitFlyer | BITPOINT |
---|---|---|
資本金 | ○ 41億218万円 |
○ 44億3000万円 |
設立日 | ○ 2014年1月 |
○ 2016年3月 |
セキュリティ | ◎ | ◎ |
安定性 | ○ | ◎ |
通貨の種類 | △ 7種類 |
△ 5種類 |
ビットコイン 取引手数料 |
○ 0.01% |
◎ 無料 |
アルトコイン 取引手数料 |
× スプレッド 3~7% |
◎ 無料 |
レバレッジ倍率 | ○ 最大15倍 |
◎ 最大4倍 |
レバレッジ 取引手数料 |
○ 0.04% |
◎ 0.035% |
日本円 入金手数料 |
○ 無料~324円 |
◎ 無料 (銀行振込のみ) |
日本円 出金手数料 |
△ 216円~756円 |
△ 324円 |
仮想通貨 入金手数料 |
○ 無料 |
○ 無料 |
仮想通貨 出金手数料 |
△ 通貨により変動 |
◎ 無料 |
使いやすさ | ○ |
○ |
アプリ | ○ iOS/Android |
○ iOS/Android |
セキュリティの高さはどちらも同程度
bitFlyerとBITPOINTはどちらも同等の高水準のセキュリティレベルを誇ります。
コールドウォレット、マルチシグ対応はもちろん常時監視体制で不正ログインなどのハッキング対策をしっかりとしています。
利用者の口コミを見てみるとやはり運営会社が信用できる、セキュリティがしっかりしているという声が圧倒的に多いです。
ほとんどの方が仮想通貨を買った後はそのまま取引所に預けていると思います。
銀行と同じように仮想通貨を預ける先として、安心感があるということはやっぱり大事ですね。
通貨の種類はどちらも同じ程度
通貨の種類はどちらも同じぐらいの数です。
bitFlyerではやLSKやモナコインを購入することが出来ますが、BITPOINTではリップルを安く買うことが出来ます。
ラインナップが微妙に異なるので、欲しい通貨が決まっている場合は種類一覧を見てから決めましょう。
レバレッジ取引ならbitFlyer
レバレッジ取引はどちらも対応していますが、レバレッジ倍率の高さと手数料の安さではbitFlyerに軍配が上がります。
レバレッジ最大15倍と国内でもトップクラスの高い倍率をかけた取引が可能です。
また1日あたりかかる手数料ではBITPOINTの方が若干安いですが、レバレッジ取引ならbitFlyer一択でしょう。
ビットコインを買うならBITPOINT
ビットコインの購入のみであれば、bitFlyerは0.01%の取引手数料がかかるので取引手数料無料のBITPOINTがおすすめです。
また、bitFlyerは取引所と販売所という2種類の売買方法があり、手数料0.01%に対応しているのは初心者が使いづらい「取引所」のみです。
間違えて販売所で購入してしまうと、約3〜5%程度の高い手数料を支払うことになってしまいます。
違いが分かりづらい初心者は最初からBITPOINTを選んでおくのがおすすめと言えるでしょう。
アルトコインを買うならBITPOINT
ビットコイン以外のアルトコイン取引ではBITPOINTの手数料が無料で圧倒的にお得です。
bitFlyerではアルトコイン取引は販売所にしか基本的に対応していないので、3%〜7%のスプレッドと言われる高価な取引手数料がかかってしまいます。
1万円分の仮想通貨を購入するだけでも500円ほど手数料で取られてしまう計算です。
その点BITPOINTではイーサリアムやライトコインを購入しても取引手数料はゼロでとってもお得です。
取引所を選ぶときのポイント
仮想通貨取引所を選ぶときはポイントを抑えて自分にあったものを選ぶのがおすすめです。
各取引所によってメリットやデメリットが違うので、以下の点をチェックしておきましょう。
- セキュリティの強さ
- 取引所の経営体制
- サーバーの安定性
- 取り扱い通貨の種類
- 手数料の安さ
- 取引画面・サイトの使いやすさ
- アプリの使いやすさ
セキュリティの強さ
2014年にはマウントゴックス社がハッキングにあったことで、ビットコインのイメージにも大きな傷がつきました。
その後、2018年のコインチェックのNEM流出事件により、セキュリティの高さは特に注意するべきポイントになりました。
通貨の種類の多さや使いやすさ、手数料の安さなどのメリットが多くても、預けている仮想通貨がハッキングで無くなってしまえば意味はありません。
特に取引所はオンラインの銀行のようなもので、常にハッカーから狙われているリスクを抱えています。
そのため「取引所に預けていれば安全」という事は決してありません。
多少の手数料の高い取引所でもセキュリティの高さは優先すべき部分です。
海外取引所などは過去に何度もハッキングを受けている所もあるので、自身の資産を守るためにも第一にチェックしておきましょう。
取引所の経営体制
取引所によっては内部犯の犯行によるコインの流出事件なども起きています。
海外では不正に従業員が自身の口座に仮想通貨を出金した事件などもあり、安心できる経営体制が求められています。
いざという時の流出事件の際にも会社が補填をする能力があるのか、資本金はいくらなのかといった資本の強さも大事な部分です。
会社の歴史が浅く、従業員も無名の社員ばかりの場合、何かが起きても信頼度が低いため銀行から借り入れするのは難しくなります。
経営メンバーにも取引所の運営経験や金融関係の人脈がある人が携わっていれば安心感も大きく変わります。
現在は金融庁による仮想通貨業者の認可が厳しくなったことで、一定水準のセキュリティやサポート体制などがなければ注意が入るようになりました。
サーバーの安定性
仮想通貨を買ったら値上がりするまで放置するタイプの人にはあまり関係ありませんが、デイトレーダーのように1日に何度も取引をする方にはとても重要なポイントです。
サーバーが安定していなければ、取引注文の際に注文がされていなかったり、肝心な売買の瞬間にサイトが重くなって利益を失う可能性もあります。
最近では自動売買ツールなどで極端に重い時間帯などもあるため、デイトレーダー以外にも支障が出始めています。
サーバーが安定している取引所は「好きな時に売買できる」という安心感を与えてくれます。
取り扱い通貨の種類
仮想通貨は株式と違い、どこででも同じ銘柄が買えるということはありません。
取引所によって取り扱っている通貨の種類や数はバラバラです。
欲しい通貨があっても海外取引所にしかなかったり、日本円で買える国内取引所も1箇所のみという事が多々あります。
欲しい通貨が既に決まっている方はこちらの記事を参考にして下さい。
手数料の安さ
「少しでも安く仮想通貨を買いたい!」という方には手数料の安さはとても重要です。
手数料といっても取引所では下記のような色々な種類の手数料が存在します。
- 現物取引手数料
- レバレッジ取引手数料
- 入金手数料
- 出金手数料
現物取引手数料は、単純に日本円と仮想通貨を1:1で取引する一般的な購入方法です。
初心者の方は基本的にこの金額だけ抑えておけば大丈夫です。
現物取引でもビットコインとアルトコインの手数料が異なる場合があるので、欲しい通貨に合わせて注意深く確認しておきましょう。
レバレッジ取引は信用取引といって、原資以上の金額の取引の際に必要なものです。
入金手数料や出金手数料は日本円、仮想通貨の入出金の際に必要な手数料ですが、基本的に大きな差はありません。
取引画面・サイトの使いやすさ
取引画面の使いやすさは長く取引所を使っていく上でとても重要になります。
すぐに欲しい通貨の画面に移動できなかったり、取引情報を間違って入力してしまうような画面のつくりになっているとストレスを受けてしまいます。
値動きやチャートの情報などを素早く受け取れる、使いやすい取引所であればイライラすることもありません。
特にFX経験者などはテクニカル分析をするためにチャートのカスタマイズ機能があれば、戦略的に取引ができるようになるでしょう。
アプリの使いやすさ
値段の変動が激しい仮想通貨では、外出先でも取引出来なければ大幅に損をしてしまう可能性もあります。
そこで、アプリが出ているかどうかは大きな差になるでしょう。
アプリで取引ができれば外出先での価格の確認や、売買を簡単にすることが出来るので、いざという時にも安心です。
取引所によってアプリの使いやすさも様々なので、登録の前にはチェックしておきたい所です。
取引所の徹底比較
セキュリティの強さを比較
比較内容 | bitFlyer | BITPOINT |
---|---|---|
二段階認証 | ○ | ○ |
コールド ウォレット管理 |
○ | ○ |
マルチ シグネチャ |
○ | ○ |
SSL通信 | ○ DigiCert採用 |
○ |
ハッキング被害 | あり | なし |
基本的なセキュリティはどちらも同じですが、過去にはbitFlyerはハッキング被害を受けておりましたが、二段階認証の導入後その心配は無くなったようです。
現在はどちらもコールドウォレット管理やマルチシグを徹底しています。
bitFlyerでは最高強度を誇るSSL通信「DigiCert」を採用しているおりより強力なセキュリティを目指しています。
セキュリティの安心度はどちらを選んでもほぼ同じだと言えます。
取引所の経営体制を比較
比較内容 | bitFlyer | BITPOINT |
---|---|---|
資本金 | 41億238万円 | 44億3000万円 |
設立日 | 2014年1月9日 | 2016年3月3日 |
仮想通貨 事業登録 |
関東財務局長 第00003号 |
関東財務局長 第00009号 |
従業員数 | 128名 | 105名~ |
内部不祥事 | なし | なし |
会社概要HP | こちら | こちら |
経営の規模はほぼ同程度で、従業員数ではbitFlyerがやや多いです。
しかし、資本金を比較してみるとBITPOINTのほうが若干高く会社として安定していることがわかります。
また、BITPOINTは親会社が東証マザーズ上場も果たしている「株式会社リミックスポイント」となっているため投資家からの信頼感も高いのが魅力です。
取り扱い通貨の種類を比較
比較内容 | bitFlyer | BITPOINT |
---|---|---|
取扱数 | 7種類 | 5種類 |
通貨名 | BTC(ビットコイン) BCH(ビットコインキャッシュ) ETH(イーサリアム) ETC(イーサリアムクラシック) LTC(ライトコイン) MONA(モナコイン) LSK(リスク) |
BTC(ビットコイン) BCH(ビットコインキャッシュ) ETH(イーサリアム) LTC(ライトコイン) XRP(リップル) |
取引ペア | 日本円のみ | 日本円 一部BTCペアあり |
取り扱いをしている通貨の種類の数はほぼ同じです。
BITPOINTでは人気の高いXRPを購入できますが、国産通貨として有名なモナコインはbitFlyerで取り扱っています。
手数料の安さを比較
比較内容 | bitFlyer | BITPOINT |
---|---|---|
ビットコイン 取引手数料 |
0.01% | 無料 |
アルトコイン 取引手数料 |
スプレッド 3~7% |
無料 |
レバレッジ | 最大15倍 | 最大4倍 |
レバレッジ 取引手数料 |
0.04%/日 | 0.035%/日 |
日本円 入金手数料 |
銀行手数料のみ |
銀行手数料のみ |
クイック 入金手数料 |
324円(税込) | 銀行手数料のみ |
日本円 出金手数料 |
三井住友銀行の場合 3万未満:216円 3万以上:432円 三井住友銀行以外 3万未満:540円 3万以上:756円 |
324円 |
仮想通貨 入金手数料 |
無料 | 無料 |
仮想通貨 出金手数料 |
通貨により変動 | 無料 |
通貨の取引手数料はBITPOINTが圧倒的に安いです。
アルトコインを購入したい方はそちらに登録するのがおすすめです。
入出金手数料には大きな差はありませんが、BITPOINTは仮想通貨の出金手数料も全て無料になっており、海外取引所への送金にも使いやすい特徴があります。
使いやすさと安定性を比較
比較内容 | bitFlyer | BITPOINT |
---|---|---|
取引画面の 見やすさ |
○ | △ |
チャートの カスタマイズ |
△ (FXのみ) |
○ |
注文しやすさ | ○ | ○ |
サーバーの 安定性 |
○ | ○ |
アプリ | iOS/Android | iOS/Android |
アプリの 使いやすさ |
○ | ○ |
使いやすさの部分ではbitFlyerの方が投資初心者に優しい画面デザインになっており、安心して取引することが出来ます。
BITPOINTはやや経験者向けで指値・成行取引経験があるFX経験者などにおすすめの取引画面になっています。
しかしMT4に対応しており、自動売買機能やチャート画面のカスタマイズもできるので、テクニカル分析をしたい方やFX経験者はこちらがおすすめです。
どちらも使いやすいアプリが出ており、外出先でもチャートの確認や取引をすることが出来ます。
その他の独自機能
bitFlyerの独自機能
- 提携企業利用でBTCを貰えるキャンペーン
- 独自のFXサービス
- 送金サービスbitWire
- BTCでクラウドファンディングが出来る
BITPOINTの独自機能
- MT4トレーダー対応
- 仮想通貨の自動売買機能あり
- 電話窓口のサポートがある
- 外貨を使った取引が可能
- 信託銀行との提携で日本円資産を保証
bitFlyerでは提携企業の楽天などを取引所経由で利用することで買い物の一部がビットコインで還元されます。
少しでもお得に買物をしたい方におすすめです。
BITPOINTではMT4に対応しており外貨対応や電話窓口のサポートが充実しており、デイトレーダー向けと言えます。
どっちの取引所に登録すべきか
どちらの取引所もメリットやデメリットがあるため、どうしても迷っている方は以下のポイントで決めるのがおすすめです。
- 見やすい画面で取引したい→bitFlyer
- セキュリティの高い取引所→BITPOINT
- レバレッジ取引がしたい→bitFlyer
- 手数料の安い取引所→BITPOINT
- アルトコインを買いたい→BITPOINT
どのポイントで魅力を感じるかは人それぞれなので、自分にあった取引所を選びましょう。