仮想通貨のアルゴリズムは主に「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」と「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」の2種類に分けられます。
今回はそれぞれの言葉の意味や、特徴、違いについて紹介しています。
目次でサッと確認
PoWとPoSの仕組みについて
仮想通貨には取引を行うネットワークを維持するために主に2種類の方式が使われています。
それは「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」と「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」です。
PoW(プルーフオブワーク)の特徴
- メリット:高いスペックを持っている人がマイニングしやすい
- デメリット:機材や電気代が高コストで個人の参入が難しくなる
PoS(プルーフオブステーク)の特徴
- メリット:専門知識がなくても通貨を持っているだけで増える
- デメリット:保有量に応じてマイニングされるので流動性が悪くなる
PoWとはパソコンや専用の機材を使用した処理能力で複雑な計算を行い、ネットワークを支える仕組みです。
ビットコインやライトコインなど古くからある仮想通貨にはこの方式が多く採用されています。
PoSとはウォレットに通貨を預け入れておくだけでネットワークを支える仕組みです。
2015年以降などに登場した比較的新しい通貨に採用されています。
ネットワークを支える行為のことを「マイニング」と呼び、それをすることで報酬としてその通貨を貰うことが出来ます。
PoWでは「○枚」や全体発行枚数の「○%」という配布枚数で、PoSは「年利○%」という数量で一定周期で配布されます。
要するにどちらも、ネットワークをマイニングで支えてくれたら報酬に通貨をあげるよ!というわけですね。
PoWとPoSの比較
PoW | PoS | |
---|---|---|
メリット | 多くの通貨に対応 | 自動的に増えていく |
デメリット | 専門の知識が必要 51%攻撃の恐れがある |
所有枚数による 格差が生まれる |
採用通貨 | BTC、LTC、ZECなど | ADA、XP、ETHなど |
このようにPoWとPoSには大きな違いがあることがわかります。