ブロックチェーンと銀行をかけ合わせたICO「Banker(BNK/バンクエラ)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方について紹介しています。
Bankera(BNK)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
ICOってそもそも何?という人はこちらの記事を参考にしてください。
BNKとは
Bankera(BNK)は海外の仮想通貨交換所であるSpectroCoin(スペクトロコイン)によって管理運営されている仮想通貨の銀行の実現を目指したプラットフォームです。
現在の仮想通貨の管理は取引所に置いておくかウォレットを作成して管理する必要があります。
しかしどちらもハッキング攻撃やウォレットを紛失するなど管理リスクが高く、個人で管理するには危険が伴います。
そこでBankera(BNK)は仮想通貨専用の銀行を運営することで、ユーザーの資産を安全かつ厳重に管理しつつ、既存の銀行が行う当座預金、決済、ローンサービスなどを提供するそうです。
支払い:個人IBAN、デビットカード、銀行間為替レート、支払い処理などの支払い口座を含む支払い。すべてのサービスは、Bitcoin、Ethereum、DASH、NEM、ERC20準拠のトークンなどの従来の仮想通貨決済をサポートします。長期的には、GDP連動通貨や為替ファンドを資金の代わりに使用するなどの革新的なソリューションを導入します。
ローンと預金:Bankeraの主要な競争力とコアサービスとなるでしょう。現在の預金は貯蓄と同じように利息を受け取りが可能。支払い処理ソリューションを使用するビジネスクライアントにほとんどのローンが提供されるため、借り手のキャッシュフローに関する専有情報により、高い金利の恩恵を受けることができます。
投資:上場投資信託(ETF)、暗号基金(様々な暗号化された通貨と暗号トークンのポートフォリオ)、ウェルスマネジメントのためのロボアドバイザーなどの低コスト投資商品で構成されます。最終的に、ビジネスクライアントの企業戦略の資金調達を含む投資銀行サービスを提供する予定です。
引用:Bankera
仮想通貨だけでなく、実際の法定通貨(日本円やドル)や金などの金融商品とも連携するそうです。
主要な地域での銀行ライセンスを獲得を予定しており、取引レートの低い為替取引などの実現を目指しています。
発行される独自トークンのBNKコインは、Bankeraの銀行サービスを利用する際に活用することが可能で、保有量に応じてサービス利用者から得た純利益の20%を按分する形で配当を受け取ることも出来ます。
(2018年3月追記)
売れ残りのトークンの按分のブログの日本語訳をいつものように公式チャットに掲載しました。https://t.co/fi8H36jkEl#Bankera #バンクエラ $BNK https://t.co/9Bjpzi6558
— Bankera Japan (@BankeraJP) March 10, 2018
ICO終了後売れ残ったトークンは、購入者に按分(均等に分配)されました。
これにより、所有数の約1.3倍のトークンが付与されています。
以下公式発表の翻訳になります。
Bankeraのロードマップ: 売れ残りのトークンの按分
Bankeraのプロジェクトが始まって以来、ホワイトペーパーでは売れ残りのICOトークンがpre-ICOおよびICO参加者に按分されると記載されていました。今、 BankeraのICOが終了したので、ロードマップに着手し、設定した目標に引き続き取り組みます。したがって、最初のステップは、pre-ICOとICOに参加した100,902人すべてのかたに売れ残りのトークンを按分することでした。
pre-ICOとICOで、7,728,796,160BNKトークンが販売されました(pre-ICO/2,500,000,000、ICO/5,228,796,160)。 pre-ICOとICOのハードキャップの合計が10,000,000,000BNKであるため、残りの2,271,203,840BNKトークンはBNKを購入したトークン保有者に割り当てられます。 追加のトークン数は、売れ残りのトークンの数を販売したトークンで割るとによって計算されます。
追加のトークン % = 売れ残りのトークン / 販売したトークン x 100%
この計算式を最終的なICO販売数で適用すると、pre-ICOの参加者とICO参加者は29.39%の追加のBNKトークンを受け取ります。つまり、すでに保有しているトークンごとに0.293862562BNKトークンを追加します。按分で受け取るBNKトークン数を計算するには、この単純な計算式を適用するだけです。
トークンの割り当て
チーム、アドバイザー、バウンティに配布された479,395,630.2BNKトークンは、流通しているトークン総額の0.05%に過ぎません。アドバイザーおよびチームに帰属する残りの割合は、pre-ICOおよびICO参加者の保有するバンカートークンの価格が希薄化することを防ぐため、Bankeraプロジェクトの存続期間にわたって分配されます。
現時点で、総発行数のうち40.05%(pre-ICO/10% + ICO/30% + チーム/0.03% + アドバイザー/0.02% )が流通しています。SCOは、将来を考慮した単なる可能性に過ぎず、近いうちでのSCOを計画していません。これについての詳しい情報が必要な場合は、Bankeraの総発行トークン量の説明に関するブログ記事を確認してください。
結論として、Bankeraプロジェクトの初年度には、追加で10億BNK以下のトークンを配布する予定であるためBankeraトークンの総配布数は110億BNKとなりpre-ICOおよびICO参加者のトークンが90%以上を占めます。これは、pre-ICOおよびICOトークン保有者が純取引利益の20%のうち90%以上を受け取ることを意味し、トークン保有者がその利益を最大限に活用できることを保証します。
BNKの基本情報
通貨名 | BNK |
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公開日 | 2017年11月 |
最大発行枚数 | 4,000,000BNK |
公式サイト | https://bankera.com |
BNKの将来性・今後
専用の取引所で購入可能
2018年2月28日までICOによる資金調達を行っており大盛況に終わりました。
BNKは専用の取引所「SpectroCoin」でいつでも購入することが可能になっています。
ICOの日本の注目度が高い
仮想通貨の銀行という分かりやすいコンセプトを持っているBankeraは日本からの注目がとても熱く、全世界の公式アカウントの中でも一番のフォロワー数を誇ります。
その人気の一員となっているのがBNKを持つことのメリットです。
バンカートークン各保有者には純取引利益分配額が利息として毎週支払われます。これはバンクエラの純取引利益の20%から構成され、毎週スマートコントラクトに送られます。例えば、バンクエラの1週間の純利益が1000万ユーロとした場合、200万ユーロが純取引利益分配額としてスマートコントラクトに送られます。
続いて、バンクエラのスマートコントラクトがトークン保有者にこの利益を按分します。仮に、もし計500億のバンカートークンあり、お客様がそのうちの100万バンカーを所有した場合、およそ40ユーロに相当する仮想通貨がお客様に配布されます。
BNKを所有している場合、Bankeraの決済手数料やローンの金利などサービスを利用して得られた純利益の20%が所持量に応じて配布されるそうです。
20%は固定になっているため、サービスの利用者が拡大すれば配布される利益も増えるというわけですね。
配当の分配をスタートしている
バンクエラ(bankera)また今週も5ユーロ弱、イーサリアムで配当入ってました!笑
毎週貰えるから意外と面白い笑#仮想通貨 #ビットコイン— ビットホス@仮想通貨YouTuber (@oR2VUaEJbQOEdTh) September 13, 2017
一時はICOの延期や配当が正確に分配されるかという点でSCAM疑惑もありましたが、Bankera(BNK)はすでにPre-ICOから分配をスタートしています。
「分配が行われた」という事実もありSCAM疑惑はなくなり、再び大きな注目を集めています。
銀行の買収を完了している
【速報】 $bnk バンクエラ 銀行買収 pic.twitter.com/9b6PPT29aI
— CryptoCurrency (@bitcoin00000) January 25, 2018
Bankera(BNK)は銀行としての役割を担う上で銀行ライセンスの取得が大きなハードルとなっていました。
しかし、2018年1月にICOによって調達した資産で銀行を買収することに成功しました。銀行としてのサービス開始がより実現性を帯びています。
BNKの取引所・買い方
※BNKは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の交換所で交換することができます。
BNKを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- SpectroCoinにビットコインを送金
- ビットコインでBNKを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のビットポイント(BITPOINT)がおすすめです。
SpectroCoinからBNKを買う方法
まずはSpectroCoinを利用するため登録を済ませて、ビットコインを送金してください。
入金画面から左下のBNKを選択します。
お受け取りアカウントが「BNK」になっていることを確認して、必要な枚数を記入して送信しましょう。
BNKの口コミ・評判
【速報】 $bnk バンクエラ 銀行買収 pic.twitter.com/9b6PPT29aI
— CryptoCurrency (@bitcoin00000) January 25, 2018
これ #BNK $BNK (https://t.co/HZPCYtyR28)のホワイトペーパーなんだけど、0.1ユーロ以下で売らないってことは、ICO価格今0.019ユーロだから5倍以上確定銘柄ってこと...?なにこの約束された勝利の通貨 pic.twitter.com/qxyFOwsC5D
— イナゴライダー《漢》 (@inagocrypto) January 17, 2018
Bankera(BNK)の日本公式ツイッター
実はこのニュースも公式チャットを見て頂いてたかたは薄々感じていたと思います。銀行ライセンス取得出来ない場合は?という質問が多かったのでその答えにヒントは隠されていましたね。
— Bankera Japan (@BankeraJP) January 25, 2018
BNKは買うべき?
BNKですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
BNKの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
既に銀行の買収を完了している期待のICOです。
行動力だけでなく、プレセール期間中でも利益の分配を宣言通り行うなど投資家たちの期待を裏切らない働きぶりを見せています。
まだ取引所が少ないため、今後1年かけてプロダクトの開発と取引所の上場を行うことで段階的に時価総額を伸ばしていくと思われます。