国内の仮想通貨取引所のFISCO(フィスコ)の新規登録・口座開設やアカウント作成に必要な本人確認、二段階認証の設定や入金、出金の手順をまとめました。取引のやり方なども画像付きで初心者に分かりやすく解説しています。
FISCO(フィスコ)はJASDAQに上場している株式会社フィスコが運営している取引所です。
ネクスグループの子会社で、通信デバイス、旅行サービス、介護支援、ロボット事業、農業ICTなど幅広い分野で展開しています。
国内の仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロ社とも提携しており、XCP(カウンターパーティ)を使用して発行した取引所トークン「FSCC(フィスココイン)」も発行しています。
取引手数料が無料で、仮想通貨交換業者としての登録もされており、安心安全な取引所です。
FISCOの特徴は以下の通りです。
- JASDAQ上場会社運営の取引所
- 取引手数料が無料
- 高機能なチャートとAPIを提供
FISCOの取扱通貨一覧
- BTC(ビットコイン)
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- MONA(モナコイン)
登録するかまだ迷っている方はこちらの口コミや評判も参考にしてみてください。
目次でサッと確認
FISCO(フィスコ)はどんな取引所?
運営会社 | 株式会社フィスコ |
---|---|
代表取締役CEO | 越智 直樹 |
資本金 | 3億8,706万円(資本準備金含) |
設立 | 2016年4月12日 |
仮想通貨 交換業者登録 |
近畿財務局長 第00001号 |
取扱通貨 | BTC、BCH、MONA XCP |
セキュリテイ | 2段階認証ログイン アカウントロック機能 |
現物取引手数料 | 0.1%~0.3% |
先物取引/手数料 | なし |
信用取引/手数料 | なし |
日本円出金手数料 | 50万円未満:350円 50万円以上:756円 |
BTC出金手数料 | 0.001BTC |
アルトコイン 出金手数料 |
通貨によって変動 (手数料一覧) |
入金方法 | 銀行振込 |
加入団体 | 一般社団法人 日本仮想通貨事業者協会 |
アプリ | iOS |
Zaifのハッキング被害後に買収を行った企業
2018年秋には国内の仮想通貨取引所「Zaif」がハッキング被害にあった後に、フィスコがZaifのサービスごと買収・ユーザーの損失補てんを行ったことで有名になりました。
JASDAQ上場企業ということで、セキュリティに対する意識も高くしっかりと金商法などのコンプライアンスを遵守した運営を行っています。
常にハッキング被害が起きないような対策やシステムのアップグレードも行っているため、特に安全な取引所と言えるでしょう。
国内取引所の手数料比較一覧
ボタンを押すと手数料一覧を見ることが出来ます。
▼手数料一覧はこちらFISCO(フィスコ)の登録方法
まずはこちらから公式サイトにアクセスします。
新規登録のボタンを押して登録画面に進みます。
メールアドレスの登録
登録画面が表示されるので空欄にメールアドレスを入力してアカウント作成します。
この際、携帯用のキャリアメール(@docomo、@ezweb、@softbank)やプロバイダーから配布されるメールアドレスは登録不可能です。
Googleが提供している「Gmail」かヤフーメールがおすすめです。
- メールアドレスを入力
- □にチェックを入れる
- 「登録」を選択
メール確認のみなので、届いているメールの青文字のリンク部分をクリックするだけで問題ありません。
その後、記入したメールアドレスに確認メールが送信されるので登録に使用したメールボックスをチェックしてください。
パスワードの登録
次にアカウント作成に必要なパスワードを入力します。
- パスワードの入力
- パスワードの再入力
- 利用規約の確認
- 「同意して登録」を選択
パスワードを登録する際はセキュリティ対策として他の取引所とは違うものを設定しましょう。
パスワード生成サービスはこちらの記事でも紹介しています。
以上でアカウントの登録は完了ですが、日本円を入金して通貨お取引を開始するには、まず「基本情報の登録」が必要になります。
青文字のリンクを選択して基本情報の入力画面に進みます。
基本情報の入力
次に基本情報の登録になります。氏名、フリガナ、生年月日、住所などを入力します。
(このあとに本人確認書類のアップロードが必要になるので、嘘の情報は書かないようにしてください)
下まで全て入力が完了したら「変更」を押します。
このままでは取引できないので、本人確認書類のアップロードに進みます。
本人確認書類の提出
本人確認が完了していない場合、上部に警告が表示されるのでこれを選択して本人確認画面に移動します。
まずはユーザー情報登録として日本円出金先となる口座情報を登録します。
- 銀行名を入力
- 支店名を入力
- 口座種別を選択
- 口座番号を入力
- 口座名義を入力
- 「次へ」を選択
次にセキュリティ対策のために、電話番号を登録してSMS(ショートメール)認証をします。
電話番号が間違ってないことを確認して「次へ」を選択します。
※固定電話などは使用できないので、携帯やスマホの電話番号を使用して下さい。
届いた数字の認証コードを入力して「次へ」を選択します。
次に本人確認書類提出画面に移動します。
本人確認書類のアップロードでは以下の書類が使用できます。
1点で確認可能なもの
- 在留カード
- 運転免許証
- 住基ネットカード(顔写真含む)
- マイナンバーカード(裏面アップロード不可)
日本国パスポートもしくはビザの場合は、以下の組み合わせで2点
- 日本国パスポートもしくはビザ + 公的証明書(保険証、住民票)
- 名前と住所記載の書類(公共料金、固定電話の領収証書)のどちらか
顔写真のない公的証明書の場合は、以下の組み合わせで2点
- 公的証明書(健康保険証、住民票など)+公共料金の明細書(電気・ガス・水道料金、固定電話の領収証書)
※現在の住所が表面と異なる場合は裏面の提出も必要です。
スマホなどで撮影した写真をアップロードしてください。
ファイルを選択してアップロード後、本人確認の申請をします。
アップロード後は運営側で本人確認書類の審査完了後、お客様の住所宛に郵便ハガキが送付されます。
郵便物を受け取り、認証コードを入力することで本人確認が完了します。
ハガキが届くまでは最短3~5営業日ほどになります。
届いたハガキのに本人確認コードが記載されています。
本人確認のコード入力は「アカウント」の画面から「郵送による本人確認」で移動することが出来ます。
郵便物に書いている本人確認コードを入力して「本人確認コードを送信」を選択します。
以上で本人確認は完了です。本人確認が完了すると取引が可能になります。
2段階認証の設定
ハッキング対策のために2段階認証の設定は必ずしておきましょう。
二段階認証が設定されていない場合は上部に警告が出るので「アカウントとセキュリティ」を選択します。
その後、「2段階認証設定」を選択します。
手元にスマホを用意して2段階認証に必要なアプリである「Google Authenticator」を以下からダウンロードしてください。
- 「Google」タブを選択
- 「Google Authenticator」をダウンロード
- QRコードを「Google Authenticator」で読み込む
- 表示される6桁の認証コードを入力
- 確認を選択
「Google Authenticator」で表示されているQRコードを読み込み、6桁の認証コードが表示されていることを確認してください。
その認証コードを空欄に入力し、ボタンをクリックしてください。
これで2段階認証の設定は完了です。
2段階認証はする必要ある?
2段階認証の設定は必ずして下さい。
取引所から仮想通貨を盗まれている人のほぼ100%は2段階認証の設定をしていなかった人たちです。
取引所はいわばオンラインの銀行のようなものなので、常にハッカーからの攻撃を受けるリスクがあります。
2段階認証を設定しておけば、ログインの際にアプリを開いて6桁のコードを入れなければなりません。
少し手間ですが、自分の資産を守るためにも絶対設定しておいてくださいね。
FISCO(フィスコ)の取引方法
FISCOは購入する仮想通貨の欲しい枚数を入力するだけで簡単に売買ができる「簡単売買」と、ユーザー同士で仮想通貨を取引する「取引」の2種類があります。
「簡単売買」のビットコインの買い方
まずは「簡単売買」の方法です。
初心者の方はこちらの取引方法で仮想通貨を購入することをおすすめします。
- 「簡単売買」を選択
- BITCOIN簡単売買のタブを選択
- 購入する数量を入力
- BITCOINを買うを選択
※購入する場合の流れです。売却する場合は左側を使用してください。
「取引」のビットコインの買い方
次に「取引」です。
こちらでも先ほどと同じように数量を入れて仮想通貨売買を行うことが出来ますが、自身で価格や注文設定を行う必要があるので少し難しいです。
購入する場合の流れです。
- 上部メニューから「取引」を選択
- 欲しい通貨ペアを選択(今回はBTC/JPY)
- 注文板の数字をクリックする
- 取引画面の買い・売りを選択
- 欲しい数量を入力
- 注文をして完了
売気気配と買気気配というのは「この値段でこの枚数を買う(売る)」という意味です。
緑色と赤色の文字の間が中間値と言われる現在の価格になります。
その部分をクリックすることで自動的に取引画面に値段が入力されます。
取引履歴は「注文と履歴」で確認することが出来ます。
通貨ごとの詳しい買い方はこちらを参考にしてください。
FISCO(フィスコ)の入金・出金方法
FISCOの入金、出金画面は上部メニューの「アカウント」から移動することが出来ます。
日本円の入金方法
「日本円入出金」を選択します。
- 入金金額を入力
- チェックを入れる
- 「入金開始」を選択
その後、振込先の口座が表示されるので間違えの内容にメモなどして、振り込みをして下さい。
FISCOでは銀行振込による日本円振込に対応しています。
銀行振込は時間帯によって即日入金処理されないので注意しましょう。
日本円の出金方法
日本円出金の流れは下記の通りです。
- 「日本円出金」を選択
- 出金金額を入力
- チェックを入れる
- 「出金申請」を選択
ビットコインの入金方法
こちらはビットコインの入金画面です。同じように入出金画面で行います。
「アカウント」から「BTC入出金」を選択して移動します。
初めて使用する場合は、BTCの入金用アドレスを生成する必要があるので、赤枠のボタンを選択して少し待ちます。
入金アドレスとQRコードが表示されるので、アドレスをコピーするか、QRコードをアプリなどで読み込んで別の取引所から入金して下さい。
ビットコインの出金・送金方法
同じく「BTC入出金」画面からビットコインの出金画面に移動できます。
- 「BTC出金」を選択
- 出金アドレスを入力
- 出金金額を入力
- チェックを入れる
- 「出金」を選択
出金手数料は自動的に設定されているため、無しでも大丈夫ですが0にすると送金に時間がかかるので注意しましょう。
出金金額は手持ちの資産から出金手数料を引いた金額までしか出金出来ません。
(例:0.1BTCを出金手数料0.005BTCの時に送る場合、最大0.095BTCしか送れません)
他のアルトコインの入出金の場合も同様にタブで切り替えることが出来ます。
FISCO(フィスコ)のアプリの使い方
FISCO(フィスコ)ではスマホアプリもiOS版で配信をしており、ウェブ版と同じ使用感で取引、資産管理どちらも行うことが出来ます。
ウェブ版と比べてみるとわかりやすいですが、基本的にパソコンでできることはスマホアプリでもすることが出来ます。
外出時にチャート確認と取引が同時に出来るのはありがたいですね。
こちらでアプリの使い方の解説記事を書いているので参考にして下さい。
フィスコは本も出版している
株式会社フィスコの取締役COOの「中川博貴」氏は仮想通貨投資に関する本を出版しています。
なぜ今ビットコインを買うべきなのか?という市場の動向などを具体的に解説した、初心者にもわかりやすい一冊です。
管理人の私も実際に購入してみましたが、仮想通貨の近年に動向や海外市場の動きなどが詳しく書いていました。
仮想通貨だけでなく投資初心者にもおすすめできる一冊です。
興味を持った方はぜひ取引所の登録とあわせて購入してみるのはいかがでしょうか。
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