仮想通貨「THETA(ThetaToken/シータトークン)」に関する特徴や将来性、買うことの出来る取引所や買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
THETA(ThetaToken)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
目次でサッと確認
THETA(ThetaToken)とは
THETA(ThetaToken)はイーサリアムのブロックチェーン上で動作するオープンソースの分散型ストリーミング動画配信サービスです。
ユーザーはゲームや音楽、テレビや教育など様々な情報をTHETA上の動画配信サービスを利用して視聴者とつながる事ができます。
THETAの特徴は以下の通りです。
- 動画配信プラットフォーム
- eSports視聴者を既に抱えている
- Youtubeの最高技術責任者が顧問
データ処理の肥大化を解決
動画配信サービスは、日々のネットの進化とともに画質の向上が進んでいます。
ユーザーのニーズに対応するために「4K画質」や「VR配信」への対応をする必要が出てきます。
そうなるとデータ通信量が膨大になってしまい、回線の負担だけでなく、それを処理するための負担がサーバーにかかります。
資本力のある大企業であれば大規模なサーバーセンターなどを用意することが出来ますが、一つの企業がサービスのサーバー全体を管理しているとトラブルやメンテナンスの際に全てストップしてしまいます。
このように一つの企業などがサービスを運営している状態を「中央集権化」といいます。
THETA Networkではそのようなデータ負担、中央集権化の問題を解決すべく、ブロックチェーンを利用して分散化しています。
特定のサーバーにデータ処理をさせるのではなく、サービスを利用する「視聴者」にその処理を負担させることで分散化させることに成功しました。
これによりサービス全体の通信負荷を減らすことが可能になり、メンテナンスなどによるサービスダウンが起きません。
もちろんデータ処理は強制ではなく、視聴者が任意でマイニングすることによりサービスを支え、それによる報酬がTHETAトークンとして分配されます。
eSportsのスタートアップ企業が立ち上げた
THETAのメインサービスである「THETA Network」はeSports系のゲーム配信サービスを提供しているスタートアップ企業「Sliver.tv」によって立ち上げられました。
既に数百万のeSports視聴者を抱えており、THETAはそのシステムの中に導入されます。
eSports分野は日本でも2017年から徐々に浸透しており、海外では数億円の賞金がかけられる大規模なイベントも定期的に開催されています。
Sliver.tvは最先端のブロックチェーン技術を利用して今後のeSports市場で低コストかつ安定的なネットワークの提供を目指しています。
THETAトークンの購入を検討されている方は、一度どのような使用感なのかサービスを一度触っておくことをおすすめします。
トークンの循環モデル
サービス上でトークンが発行されても需要がなければトークンの価値は向上しません。
THETAチームは広告モデルとトークンを組み合わせたエコシステムを開発しています。
その一環として、動画配信をする際に流れる動画広告を利用して、視聴者にTHETAトークンを配布して、それをサービスの利用料として使うことが出来ます。
- 広告動画を配信する企業がトークンを購入
- 視聴者は広告を見るたびにマイニングを行いトークンを貰う
- 好きな動画を見るためにトークンを消費する
他にもトークンは動画配信者への寄付やサービス関連グッズの購入などが可能になっています。
動画配信者は企業への貢献も可能で、広告動画の制作でトークンを稼ぐことも出来ます。
トークンの使用用途について
- 60%:ソフトウェア開発の研究開発
- 20%:マーケティング、コミュニティ開発
- 20%:営業、法務
THETA(ThetaToken)の基本情報
通貨名 | THETA |
---|---|
公開日 | 2018年1月 |
最大発行枚数 | 10億枚 |
公式サイト | https://www.thetatoken.org/ |
ホワイトペーパー | こちら |
THETA(ThetaToken)のチャート
THETA(ThetaToken)の将来性・今後
既にユーザーを抱えている
THETA(ThetaToken)は既に数百万のユーザーを抱えているスタートアップ企業によって作られました。
そのため、サービスを作ってからユーザーを集める、という形式のICOよりも信頼度が高くプロジェクトの成功率にも期待が持てます。
公式サイトによると、2017年10月には255万のアクセスがあり、多くのユーザーを抱えていることがわかります。
既にユーザーがいることで、トークンシステムの実証などもすぐにできるため開発スピードにも期待ができます。
継続的にユーザーを増やせるか
THETAは動画配信プラットフォームとして既にユーザーを抱えていますが、今後も同じように成長していく保証はありません。
現在は順調に成長しているものの、競合サービスの登場や、eSports市場の伸び悩みなどの外因的要素で停滞する可能性もあります。
THETAトークンの開発が順調であっても、そういった別の問題が起きる可能性があります。
また、トークンの需要は広告企業によって買い圧力が左右される側面もあるので、企業とのつながりも重要になるでしょう。
Youtubeの最高技術責任者がメンバーにいる
THETAのアドバイザーの中にはYoutubeの共同創業者「STEVE CHEN」氏やTwitchの共同創業者の「JUSTIN KAN」氏が在籍しています。
どちらも世界でも有名なサービスで、日本ではまだ馴染みのないTwitchも海外では多くの動画配信者が利用しています。
STEVE CHEN氏はYoutubeの最高技術責任者でもあり、生みの親でもあります。
大規模なデータセンターの開発など技術レベルが高く、THETAチームが問題に直面したときでも課題解決能力の高いメンバーが揃っていると言えるでしょう。
ロードマップ
- Q4 2015 – SLIVER.tv創設
- Q2 2016 – $ 7.2MMシードファイナンス
- Q3 2016 – esportsビデオストリーミングプラットフォームが発売、最初の特許付与
- Q2 2017 – $ 9.8MMシリーズAファイナンス、Thetaプロジェクトが開始
- Q3 2017 – シータトークンのプライベートセール開始
- Q4 2017 – SLIVER.tvプラットフォームに統合されたTheta ERC20トークン、2018年第1四半期の個人売却完了、トークン発行、SLIVER.tvの完全統合
- Q4 2018 – ネイティブブロックチェーンおよびプロトコルトークンの予定された開始
- Q1 2019 – Thetaネットワークがキャッシュおよびマイニングノード用に稼働
- Q3 2019 – Thetaオンデマンドコンテンツのデビュー
Binanceに上場済み
THETA(ThetaToken)は既に全世界取引高ナンバーワンの「Binance」に上場しています。
そのため、現時点での認知度はとても高く、その他の仮想通貨と同じように投資家の期待を集めています。
流動性も高くなっているため「買いやすい」という点において優れているといえます。
THETA(ThetaToken)の取引所・買い方
※THETAは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- Binance(バイナンス)
- HOTBIT
- Huobi
- OKEx
- Bithumb
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているBinanceはおすすめです。
THETAを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Binanceにビットコインを送金
- ビットコインでTHETAを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
THETA(ThetaToken)の口コミ・評判
これからVR系、ゲーム系コイン伸びそうだね。eスポーツも凄い🤪
てことで $THETA 少し買い増しします— SUPREME55🚀🚀🚀 (@SUPREME55551) 2018年5月28日
$THETA はバイナンス上場おめでとう🎉
開発者がYoutubeの創設者、ストリーミング配信の重要の増大を考慮しても今後2.3年は保有するのがいいね— 白椿@CC (@w_camellia11) 2018年5月29日
Theta Token $THETAhttps://t.co/9WyrARHHqQ
壮大なプロジェクトだし、GitHubとかもスカスカで悩んでいたけど、アドバイザーやインベスターがすごいから少しだけ入れようと思っていたら、Privateで資金調達完了してPre-saleすら無し。
Whitelistに登録してた人にのみ、AirDropが有り。
— アラタ/仮想通貨な渋谷系ITリーマン (@cry_curr_ar) 2018年1月5日
THETA(ThetaToken)の公式ツイッター
Theta team is in Dallas today to prototype with SamsungVR! @mitchliu & Tim Li of Theta along with Andrew Dickerson, SamsungVR Senior Director of Software Engineering, have been testing Theta's mesh streaming on SamsungVR content. pic.twitter.com/u9BeDfjqLj
— Theta Network (Not giving away ETH/BTC) (@ThetaToken) May 25, 2018
THETA(ThetaToken)のウォレット・保管方法
THETA(ThetaToken)は下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
My Ether Wallet
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)を含む、ICOなどで発行されているERC系トークンを保管出来る無料のデスクトップウォレットになります。
秘密鍵を自身で管理する必要があるので、パソコンなどがハッキングされない限りは安全に管理する事が出来ます。
THETA(ThetaToken)は買うべき?
THETAですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
THETAの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
既にユーザーを抱え込んでいるため今後の成長スピードが期待できる動画配信プラットフォームです。
開発メンバーの技術力が高く、アドバイザーなどの面子を見てもプロジェクトの実現性が高いためeSports分野だけでなく様々な動画プラットフォームに変革をもたらす可能性も高いです。