保険とブロックチェーンをかけ合わせたICOプロジェクト「IPL(InsurePal)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
IPL(InsurePal)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
ICOってそもそも何?という人はこちらの記事を参考にしてください。
目次でサッと確認
IPL(InsurePal)とは
IPL(InsurePal)とは2018年1月にICOで資金調達を行った、ブロックチェーンを使用した分散型社会保障保険の仮想通貨プロジェクトです。
発行される独自トークンはイーサリアムをベースに作られており、スマートコントラクトやdAppsを使用することが出来ます。
IPLの特徴
- 分散型社会保障プラットフォーム
- 保険契約の簡略と自動化が可能
- チームにエキスパートが揃っている
現在の社会保険の仕組みは複雑な契約や、保険を履行するための煩雑な手続きを踏む必要があります。
例えば自動車保険など、車同士の事故が起きた場合、事故の後処理だけでなくお互いの保険の確認や事後処理にかなりの時間を要します。
IPLチームではこの問題を解決すべく、社会的に裏付けされた保証が取れたブロックチェーンシステムを開発し、独自のプラットフォームで自動履行される保険を提供しています。
これを活用することで生命保険やビジネス取引の保険などあらゆる分野での革新的な新しい保険の形を作り上げます。
契約、証明、履行などの一連の流れをB2CのためのdAppsとして提供します。
保険の契約の簡略化・自動化の必要性
InsurePalのメイン機能である”保険の簡略化”はプロジェクトのベースとなっているイーサリアムで使うことの出来る「dApps」機能を活用して行っています。
現実の契約では書面上の契約に加えて、保証人や担保などを付ける必要がありましたが、スマートコントラクトを使用することで、ブロックチェーン上に契約情報が書き込まれます。
これは第三者によって悪用・改ざんが不可能で契約を保証する事が可能になっています。
InsurePalのメンバーは「この機能が保険分野にも応用できる」と気付きました。
先述したとおり、保険手続きは多くの手順や手間が必要で、1つの事故などを処理するだけでも以下のような手続きが必要です。
- 相談の窓口対応
- 事故・被災状況の確認
- 契約状況の確認
- 保険適応・法的手続きの対応
1件の問題を解決するだけでもかなりの時間とコストがかかる事がわかります。
そこでInsurePalはイーサリアムの機能を応用して保険の契約管理の簡略化・自動化に目をつけました。
ブロックチェーン上で契約情報が管理されれば、いちいち確認する手間や新規契約も保証人やハンコなどが不要になります。
また、保険適応も状況確認さえすれば、あとは各保険会社のルールに従って自動処理することが出来るので一気にコスト削減することが出来ます。
IPLトークンの使い道
IPLトークンは開発される保険のプラットフォーム上で使えるようになり、サービスを使用するための手数料として利用されます。
プラットフォームを利用するユーザーにもインセンティブとして配布されることが予定されており、幅広いユーザーが利用できる仕組みになるようです。
IPL(InsurePal)の基本情報
通貨名 | IPL |
---|---|
プラットフォーム | イーサリアム |
公開日 | 2017年1月16日 |
最大発行枚数 | 201,000,000枚 |
公式サイト | https://insurepal.io/ |
ホワイトペーパー | こちら |
IPL(InsurePal)の将来性・今後
将来的には幅広い保険も対象に
InsurePalはまず自動車保険などの分野から市場展開を予定しています。
将来的には生命保険やビジネス保険など幅広い保険分野への応用を予定しており、プラットフォームとして普及が進めば市場の売上を大きく占めることが出来るでしょう。
保険市場の規模がデカい
保険市場はすべての分野を網羅すると世界で7兆ドルもの規模があると言われています。
ブロックチェーン技術を用いることで、保険の契約情報を自動管理出来るようになり、企業は大幅にコスト削減することが出来ます。
既存の保険企業と比べると遥かに高効率で、人的コストもかからない運用が可能になることが予想されています。
市場の1%でも占める事ができれば700億ドルもの売上が見込めるため、将来性はかなり期待できると言えます。
保険のエキスパートチームが揃っている
InsurePalチームは長年の経験を持つ業界の専門家と成功した仮想通貨プロジェクトの実績を持つブロックチェーンのエキスパートの両者が揃っています。
代表のマット氏はマットは、保険事業とベンチャーキャピタルで15年以上にわたり、プライベートエクイティ企業の投資と助けに携わってきました。
共同設立者のトムフォルク氏はEUとロシアの保険会社が広く使用する独自の保険コアシステムを開発するAdacta Groupの創設者です。
多数の開発メンバーや顧問も迎えており、信頼できるチームと言えるでしょう。
ロードマップ
- 2015年:社会的証拠と第1回資金調達
- 2016年:米国および世界的特許
- 2017年:コアチーム&ICO準備
- 2018年:プラットフォームの起動と拡張されたブロックチェインの統合機能
- 2019年:グローバル展開とB2Bパートナーシップの成長
IPL(InsurePal)の取引所・買い方
※IPLは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- Coinbe
- Livecoin
IPLを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Coinbeにビットコインを送金
- ビットコインでIPLを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
IPL(InsurePal)の口コミ・評判
https://twitter.com/Coiner_Yumekich/status/998508059621183489
$sphtx はそれだけの力を持ってたと思う。$IXT もそのくらいの力はあると思うし、 $IPL $InsurePal より数十%安いのは流石に割安過ぎでしょう😁
いずれは真の値に収束する。これがこの世の真理。— たまだい🍤$MSTR、インデックス投資 (@cryptfromfx) March 17, 2018
保険系 $iXT $IPL (insurepal)などとの比較。IPLの車保険は少し競合しそうだけど基本的には被らない。スマホバッテリーはいい着眼点と思う。時価総額はAIXが$10M、$FDX 含めた残りは$30Mなので短期的にはこの辺りが目標。IXT筆頭に保険系が今後どうなるかによってそれ以降が決まりそう。
— 葉瑠_haru 仮想通貨 (@haru_crypto) February 14, 2018
IPL(InsurePal)の公式ツイッター
What can #InsurePal offer to its users?
The mission is simple! We want to connect, help and give individuals the opportunity to cut down their #Insurance expenses using social proof endorsements.https://t.co/quL751S4CU $IPL #Blockchain #peer2peer pic.twitter.com/lmIfka4T9b
— VouchForMe (@Vouchforme_co) May 21, 2018
IPL(InsurePal)のウォレット・保管方法
IPL(InsurePal)は下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
My Ether Wallet
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)を含む、ICOなどで発行されているERC系トークンを保管出来る無料のデスクトップウォレットになります。
秘密鍵を自身で管理する必要があるので、パソコンなどがハッキングされない限りは安全に管理する事が出来ます。
IPL(InsurePal)は買うべき?
再保険分野を攻めるIPLですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
IPLの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
プロダクトの将来性は間違いなく高く、市場規模も申し分ないです。取引所の少なさから認知はまだまだ拡大すると予想されます。
プロダクトが完成し、関連企業との提携などの見通しが決まれば、相乗効果で時価総額も上がっていくでしょう。
再保険分野で注目を集めている「IXT」の動向も注意しておきましょう。