仮想通貨「BCN(Bytecoin)」に関する特徴や将来性、買うことの出来る取引所や買い方について紹介しています。
BCN(Bytecoin)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
目次でサッと確認
BCN(Bytecoin)とは
BCN(Bytecoin)は2012年7月に公開された歴史の長い、匿名機能を持ったオープンソースの仮想通貨です。
誰でもBCNをベースにした通貨の開発をすることが可能で、Moneroなどもこの通貨から誕生しています。
BCNは世界初の暗号通貨で、Moneroの誕生後に登場したDASHやZCashなどの匿名通貨もその特徴を色濃く受け継いでいます。
BCNの特徴は以下の通りです。
- 歴史の長い仮想通貨
- 世界初の匿名機能付き通貨
- バリデーターがネットワークを支える
「Bytecoin」ではオープンソースの「CryptoNight」と言われる匿名性に優れた仕組み(アルゴリズム)を採用しており、Moneroにもそれは引き継がれています。
通常、ビットコインなどの仮想通貨はブロックチェーン上に取引記録がすべて記録されて公開されています。
そのため、取引の透明性の高さが売りの1つとなっていますが、匿名通貨ではこの取引記録を隠すことが出来ます。
今後仮想通貨の普及が進めば、個人情報とウォレットアドレスが紐づく日もそう遠くないでしょう。
そうなると、ウォレットに多くの仮想通貨を持った人が犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
既にビットコインを大量に保有している人が誘拐や強盗で仮想通貨を奪われる事件も多発しており、プライバシー保護は身を守る点でもとても重要になります。
CryptoNightの仕組みについて
BCN(Bytecoin)で使われている「CryptoNight」は匿名性に特化したアルゴリズムで「リング署名」という技術で作られています。
リング署名とはデジタル署名の一種です。
ブロックチェーン上での取引は全て誰かが承認することによって、自動的に決済が完了します。
リング署名の場合、属しているグループの誰かがそれを承認することで取引が進みますが、誰が承認したかは判別できない仕組みになっています。
この技術は2001年からあるものですが「CryptoNight」では更に改良が加えられて「ワンタイムリング署名」が使われています。
リング署名の仕組みに加え、取引するたびにランダムなキーが発行されるので、完全に取引先を隠すことが出来ます。
また、従来のビットコインなどのマイニングには膨大な計算能力を必要とするため専用の処理システム「ASICデバイス」を用意する必要があります。
しかし、CryptoNightでは一般的なPCでもマイニングすることが可能になっています。
取引処理能力が高い
BCN(Bytecoin)はブロック生成時間が短い特徴を持っており、取引処理能力が高いと言われています。
仮想通貨はブロックチェーン上の「ブロック」と言われる台帳に取引履歴を記録することで取引処理を行っています。
ビットコインではこれが書き込まれる時間が10分に1回ですが、BCNでは2分に1回行われており、5倍のスピードを持っています。
このブロック生成時間がながければ、それだけ処理できる件数にも限りがあるため、取引や決済する人が増えれば送金づまり(スケーラビリティ問題)が起きてしまいます。
(2017年末のバブルではこの影響でビットコインの送金づまりが多発し、送金遅延や手数料の高騰が起きました。)
BCN(Bytecoin)の基本情報
通貨名 | BCN |
---|---|
公開日 | 2012年7月 |
最大発行枚数 | 1844億7000万枚 |
公式サイト | https://bytecoin.org |
ホワイトペーパー | こちら |
BCN(Bytecoin)のチャート
仮想通貨が注目される2017年までは0.005円を推移していましたが、年末から2018年にかけて0.5円という100倍の値上がりを記録しています。
2018年1月のバブル相場では最高値2円を記録し、400倍の値上がりを達成しました。
5月にはBinanceへの上場で高騰を見せており、再び匿名通貨として注目され始めました。
BCNの将来性・今後
誰でもマイニングできる
暗号通貨のほとんどは簡単にマイニングするための環境を整えるのが難しく、専用の機材や知識を必要とするので一般人が参加するハードルが高い問題点があります。
しかし、BCNでは独自のアルゴリズムを搭載することで普通のパソコンでもマイニング出来るようになっています。
これによりマイニングを興味を持つ一般人でも参入しやすい通貨として他の通貨よりも一歩秀でていると言えます。
認知や普及する上で参入のハードルの高さは重要と言えます。
暗号通貨の期待の高さ
匿名性の高い暗号通貨は投資家たちから資産保護の観点でとても人気が高いです。
BCN(Bytecoin)も同じように投資家たちの注目を集めていますが、他の通貨とどのように差別化を行っていくかが重要になりそうです。
暗号通貨は資金の移動が匿名化されることによってマネーロンダリングや資金の悪用につながる可能性も否定できず、一部では政府からの規制の噂もあります。
BCN(Bytecoin)に限らず、暗号通貨関連の銘柄は国の法律によって規制を受けるのかどうかが大きなポイントになりそうです。
Binanceに上場済み
BCN(Bytecoin)は既に全世界取引高ナンバーワンの「Binance」に上場しています。
そのため、現時点での認知度はとても高く、その他の仮想通貨と同じように投資家の期待を集めています。
流動性も高くなっているため「買いやすい」という点において優れているといえます。
BCN(Bytecoin)の取引所・買い方
※BCNは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- STEX
- Poloniex
- OKEx
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているSTEXはおすすめです。
BCNを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- STEXにビットコインを送金
- ビットコインでBCNを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
BCN(Bytecoin)の口コミ・評判
古参としてはあのBytecoin $BCN がBinanceに上場すると聞いて唖然としております。
— ネセ宮ある日の憂鬱 (@mateyo_degawa) May 8, 2018
$BCN 地合いが悪い真っ只中だけど #Bytecoin リバってると思ったら、#Bittrex 上場するかもっていう期待上げかな?ほぼ底買い出来たので取り敢えず8/31のハードフォークまで見届けるつもりです☺️https://t.co/dx3KwaPdKc
— ぱんだ (@naoponchi48911) June 14, 2018
https://twitter.com/violet_kyu/status/1049572903803445249
BCN(Bytecoin)の公式ツイッター
While the EU just started thinking about citizens’ data protection with #GDPR, Bytecoin has cared about their users’ privacy since 2012.#ByteCoin #BCN #fintech #cryptocurrency
— Bytecoin BCN (@Bytecoin_BCN) May 7, 2018
BCN(Bytecoin)は買うべき?
BCNですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
BCNの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
後発の高性能の匿名通貨と比較すると、どのようなビジョンで普及を進めていくのか不透明な部分もあります。
歴史の高い匿名通貨として信用性を武器にして利用シーンを拡大していきたい所です。
BCNをベースに開発されたMoneroについても知っておくのがおすすめです。