国内取引所として有名なCoincheck(コインチェック)とZaif(ザイフ)のセキュリティや使いやすさ、通貨の種類、手数料などを徹底比較しました。
どっちに登録しようか迷っている方は、おすすめな取引所がどちらなのか考察しているので参考にして下さい。
結論!どっちの取引所がおすすめか
Zaifがおすすめ
ZaifはCoincheckと比較しても取り扱い通貨の種類が多く、COMSAなど国内のICO銘柄も多く揃っています。
またスプレッドなどの売買手数料がかからず、国内取引所の中でも最安の手数料を実現しています。
取引手数料がなんと無料になっており、お得にビットコインを購入できる仕組みになっているのも特徴です。
「少しでも安く仮想通貨を買いたい」という初心者におすすめの取引所と言えます。
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ひと目で分かる比較内容まとめ
比較内容 | Coincheck | Zaif |
---|---|---|
資本金 | △ 9200万円 |
△ 1億円 |
設立日 | ○ 2012年8月 |
○ 2014年6月 |
セキュリティ | △ | △ |
安定性 | ○ | △ |
通貨の種類 | ○ 10種類 |
○ 15種類 |
ビットコイン 取引手数料 |
◎ 無料 |
◎ 無料 |
アルトコイン 取引手数料 |
× スプレッド3% |
○ 0.1% |
レバレッジ倍率 | △ 最大5倍 |
ー なし |
レバレッジ 取引手数料 |
○ 0% |
ー |
日本円 入金手数料 |
△ 無料~1000円 |
△ 無料~594円 |
日本円 出金手数料 |
○ 400円 |
△ 216円〜756円 |
仮想通貨 入金手数料 |
○ 無料 |
○ 無料 |
仮想通貨 出金手数料 |
△ 通貨により変動 |
△ 通貨により変動 |
使いやすさ | ○ |
△ |
アプリ | ○ iOS/Android |
ー なし |
セキュリティの高さはどちらも改善済み
セキュリティの面では過去にどちらもハッキング被害を受けており、やや心配する声が多いですが、どちらもセキュリティは改善済みです。
Zaifは上場企業の「FISCO」を運営する株式会社フィスコが事業引き継ぎを行っており、内部セキュリティの強化は既に完了しております。
コインチェックはマネックスグループの傘下となり、セキュリティの強化及び、正式な仮想通貨交換業者の登録儲けています。
どちらも二段階認証、マルチシグを完備してており、ハッキング事件以降はコールドウォレットを徹底しています。
過去にハッキング被害のない安全な取引所を選びたい方はこちらを参考にしてください。
通貨の種類が多いのはZaif
どちらも国内取引所の中では通貨の種類が多いですが、Zaifの方がやや多く、様々な通貨を購入することが出来ます。
XEMやモナコインなど人気の高い通貨を購入することが出来ます。
しかしCoincheckにはXRP(リップル)などがありラインナップが大きく異なります。
欲しい通貨が決まっている場合は種類一覧を見てから決めましょう。
レバレッジ取引ならCoincheck
レバレッジ取引の場合、Zaifには信用取引機能がないのでCoincheck一択でしょう。
レバレッジ最大5倍の倍率をかけた取引が可能です。
ビットコインを買うならZaif
ビットコインの購入のみであれば、Zaifの手数料が安くおすすめです。
取引手数料が無料になっており、少しでも安くビットコインを買いたいという初心者におすすめの取引所です。
アルトコインを買うならZaif
ビットコイン以外のアルトコイン取引でもZaifの手数料は安くお得です。
手数料0.1%と他取引所と比べても格段に安く、スプレッドなどもかかりません。
「多くのアルトコインを安く買いたい」という方におすすめの取引所です。
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取引所を選ぶときのポイント
仮想通貨取引所を選ぶときはポイントを抑えて自分にあったものを選ぶのがおすすめです。
各取引所によってメリットやデメリットが違うので、以下の点をチェックしておきましょう。
- セキュリティの強さ
- 取引所の経営体制
- サーバーの安定性
- 取り扱い通貨の種類
- 手数料の安さ
- 取引画面・サイトの使いやすさ
- アプリの使いやすさ
セキュリティの強さ
2014年にはマウントゴックス社がハッキングにあったことで、ビットコインのイメージにも大きな傷がつきました。
その後、2018年のコインチェックのNEM流出事件により、セキュリティの高さは特に注意するべきポイントになりました。
通貨の種類の多さや使いやすさ、手数料の安さなどのメリットが多くても、預けている仮想通貨がハッキングで無くなってしまえば意味はありません。
特に取引所はオンラインの銀行のようなもので、常にハッカーから狙われているリスクを抱えています。
そのため「取引所に預けていれば安全」という事は決してありません。
多少の手数料の高い取引所でもセキュリティの高さは優先すべき部分です。
海外取引所などは過去に何度もハッキングを受けている所もあるので、自身の資産を守るためにも第一にチェックしておきましょう。
取引所の経営体制
取引所によっては内部犯の犯行によるコインの流出事件なども起きています。
海外では不正に従業員が自身の口座に仮想通貨を出金した事件などもあり、安心できる経営体制が求められています。
いざという時の流出事件の際にも会社が補填をする能力があるのか、資本金はいくらなのかといった資本の強さも大事な部分です。
会社の歴史が浅く、従業員も無名の社員ばかりの場合、何かが起きても信頼度が低いため銀行から借り入れするのは難しくなります。
経営メンバーにも取引所の運営経験や金融関係の人脈がある人が携わっていれば安心感も大きく変わります。
現在は金融庁による仮想通貨業者の認可が厳しくなったことで、一定水準のセキュリティやサポート体制などがなければ注意が入るようになりました。
サーバーの安定性
仮想通貨を買ったら値上がりするまで放置するタイプの人にはあまり関係ありませんが、デイトレーダーのように1日に何度も取引をする方にはとても重要なポイントです。
サーバーが安定していなければ、取引注文の際に注文がされていなかったり、肝心な売買の瞬間にサイトが重くなって利益を失う可能性もあります。
最近では自動売買ツールなどで極端に重い時間帯などもあるため、デイトレーダー以外にも支障が出始めています。
サーバーが安定している取引所は「好きな時に売買できる」という安心感を与えてくれます。
取り扱い通貨の種類
仮想通貨は株式と違い、どこででも同じ銘柄が買えるということはありません。
取引所によって取り扱っている通貨の種類や数はバラバラです。
欲しい通貨があっても海外取引所にしかなかったり、日本円で買える国内取引所も1箇所のみという事が多々あります。
欲しい通貨が既に決まっている方はこちらの記事を参考にして下さい。
手数料の安さ
「少しでも安く仮想通貨を買いたい!」という方には手数料の安さはとても重要です。
手数料といっても取引所では下記のような色々な種類の手数料が存在します。
- 現物取引手数料
- レバレッジ取引手数料
- 入金手数料
- 出金手数料
現物取引手数料は、単純に日本円と仮想通貨を1:1で取引する一般的な購入方法です。
初心者の方は基本的にこの金額だけ抑えておけば大丈夫です。
現物取引でもビットコインとアルトコインの手数料が異なる場合があるので、欲しい通貨に合わせて注意深く確認しておきましょう。
レバレッジ取引は信用取引といって、原資以上の金額の取引の際に必要なものです。
入金手数料や出金手数料は日本円、仮想通貨の入出金の際に必要な手数料ですが、基本的に大きな差はありません。
取引画面・サイトの使いやすさ
取引画面の使いやすさは長く取引所を使っていく上でとても重要になります。
すぐに欲しい通貨の画面に移動できなかったり、取引情報を間違って入力してしまうような画面のつくりになっているとストレスを受けてしまいます。
値動きやチャートの情報などを素早く受け取れる、使いやすい取引所であればイライラすることもありません。
特にFX経験者などはテクニカル分析をするためにチャートのカスタマイズ機能があれば、戦略的に取引ができるようになるでしょう。
アプリの使いやすさ
値段の変動が激しい仮想通貨では、外出先でも取引出来なければ大幅に損をしてしまう可能性もあります。
そこで、アプリが出ているかどうかは大きな差になるでしょう。
アプリで取引ができれば外出先での価格の確認や、売買を簡単にすることが出来るので、いざという時にも安心です。
取引所によってアプリの使いやすさも様々なので、登録の前にはチェックしておきたい所です。
取引所の徹底比較
セキュリティの強さを比較
比較内容 | Coincheck | Zaif |
---|---|---|
二段階認証 | ○ | ○ |
コールド ウォレット管理 |
△ | △ |
マルチ シグネチャ |
○ | ○ |
SSL通信 | ○ | ○ |
ハッキング被害 | あり | あり |
基本的なセキュリティはどちらも同じですが、過去にはどちらもハッキング被害を受けています。
Coincheckではコールドウォレット管理を徹底するように努め、2019年1月には仮想通貨交換業者の登録も受けて改善されています。
(2018年11月追記)Zaifは「FISCO」を運営する株式会社フィスコが事業引き継ぎを行っており、内部セキュリティの強化は既に完了しております。
取引所の経営体制を比較
比較内容 | Coincheck | Zaif |
---|---|---|
資本金 | 9200万円 | 1億円 |
設立日 | 2012年8月28日 | 2014年6月16日 |
仮想通貨 事業登録 |
関東財務局長 第00014号 |
近畿財務局長 第00002号 |
従業員数 | 105名 | 30名~ |
内部不祥事 | なし | なし |
会社概要HP | こちら | こちら |
経営の規模ではCoincheckが優勢なことが分かります。
どちらも過去にハッキング被害を受けている部分が懸念点ですが、ZaifはJASDAQ上場企業の「FISCO」に買収され、コインチェック社も現在はマネックスグループの傘下に入っており安全性には細心の注意を払っています。
取り扱い通貨の種類を比較
比較内容 | Coincheck | Zaif |
---|---|---|
取扱数 | 10種類 | 15種類 |
通貨名 | BTC(ビットコイン) BCH(ビットコインキャッシュ) ETH(イーサリアム) ETC(イーサリアムクラシック) LTC(ライトコイン) XRP(リップル) XEM(ネム) ※ ※ ※ LISK(リスク) ※ FCT(ファクトム) MONA(モナコイン) ※2018年5月に廃止 |
BTC(ビットコイン) BCH(ビットコインキャッシュ) ETH(イーサリアム) MONA(モナコイン) NEM(ネム) XCP(カウンターパーティ) ZAIF(ザイフトークン) BCY(ビットクリスタル) SJCX(ストレージコインエックス) FSCC(フィスココイン) PEPECASH(ぺぺキャッシュ) CICC(カイカコイン) NCXC(ネクスコイン) JPYZ(ゼン) CMS(コムサ) |
取引ペア | 日本円のみ | 日本円 一部BTCペアあり |
取り扱いをしている通貨の種類ではZaifのほうが優秀です。
Coincheckは金融庁の規制の影響もあり、2018年5月には匿名通貨などの取り扱いが停止され9種類になっています。
Zaifでは人気の高いNEMを購入できますが、有名なXRPはCoincheckで取り扱っています。
手数料の安さを比較
比較内容 | Coincheck | Zaif |
---|---|---|
ビットコイン 取引手数料 |
0% | 0% |
アルトコイン 取引手数料 |
スプレッド3% | 0.1% |
レバレッジ | 最大5倍 | なし |
レバレッジ 取引手数料 |
0% | ー |
日本円 入金手数料 |
銀行手数料のみ |
銀行手数料のみ |
クイック 入金手数料 |
3万円未満:756円 3万円以上 30万円以下:1000円 50万円以上:入金額 ×0.108%+486 円 |
3万円未満:486円 3万円以上:594円 |
日本円 出金手数料 |
400円 | 50万未満:350円 50万以上:756円 |
仮想通貨 入金手数料 |
無料 | 無料 |
仮想通貨 出金手数料 |
通貨により変動 | 通貨により変動 |
ビットコインの取引手数料は無料で同じですが、アルトコイン手数料はZaifが圧倒的に安いです。
入出金手数料はクイック入金以外に大きな差はありません。
使いやすさと安定性を比較
比較内容 | Coincheck | Zaif |
---|---|---|
取引画面の 見やすさ |
○ | ○ |
チャートの カスタマイズ |
× | △ |
注文しやすさ | ○ | △ |
サーバーの 安定性 |
○ | × |
アプリ | iOS/Android | iOS/Android |
アプリの 使いやすさ |
○ | ー |
使いやすさの部分ではCoincheckの方が投資初心者に優しい画面デザインになっており、安心して取引することが出来ます。
Zaifはサーバーが重く、注文がなかなか通らないというデメリットがあるため細かくトレードする人にとっては大きなストレスになります。
特に利用者の多い夜の時間帯などは10回以上注文が通らないこともあり、一番の欠点と言えます。
その他の独自機能
Coincheckの独自機能
- ビットコイン電気
- ビットコインによる寄付
- BTCチャージが出来るバンドルカード
Zaifの独自機能
- 仮想通貨の積立投資
- 仮想通貨のチャージが出来るマネパカード
- ハードウォレットの販売代理店
- チャットチップ
- SNSでのチップ配布
Coincheckでは独自機能やキャンペーンなどで仮想通貨の普及を進めていますが、あえて利用するために登録するほどのメリットは特にありません。
Zaifでは国内取引所で唯一仮想通貨の積立投資サービスを行っており、毎月自動的に一定額を積み立ててくれる便利な仕組みがあります。
どっちの取引所に登録すべきか
どちらの取引所もメリットやデメリットがあるため、どうしても迷っている方は以下のポイントで決めるのがおすすめです。
- 多くの仮想通貨を買いたい→Zaif
- リップルが買いたい→Coincheck
- 手数料の安い取引所→Zaif
- レバレッジ取引がしたい→Coincheck
どのポイントで魅力を感じるかは人それぞれなので、自分にあった取引所を選びましょう。
掲載している内容については2019年1月25日時点情報に基づいて執筆しておりますが、より正確な情報については必ず公式サイトをご確認ください。