ビットコインからハードフォークで誕生した仮想通貨「BTCP(ビットコインプライベート)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
BTCP(ビットコインプライベート)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
目次でサッと確認
BTCP(ビットコインプライベート)とは
ビットコインプライベートとはビットコインからハードフォーク(分岐)によって誕生する仮想通貨です。
今回のハードフォークがユニークであるのは、ZCLとBTCが同時にフォークしビットコインプライベート(BTCP)になることです。
ビットコインプライベートの特徴
- ビットコインからハードフォークで誕生
- 匿名性に優れた仮想通貨
- コミュニティ主導の開発
通常、ビットコインなどの仮想通貨はブロックチェーン上に取引記録がすべて記録されて公開されています。
そのため、取引の透明性の高さが売りの1つとなっていますが、匿名通貨ではこの取引記録を隠すことが出来ます。
匿名通貨といえばDASH、Monero、ZECなどが有名ですが、ビットコインプライベートはZECの派生通貨「ZCL」の技術を多く取り入れています。
その中でもZclassicと同じzk-snarksという匿名技術を使用しています。
これはイーサリアムにも採用されているプライバシー保護技術で「ゼロ知識証明」とも言われています。
ゼロ知識証明とは「この取引は安全です」という本人以外の情報を必要とせずに取引を完了することが出来る仕組みです。
通常、匿名機能を持たない通貨の取引では、複数人の承認が行われることによって取引の安全性が確認されて決済が完了します。
安全性の担保の代わりに、第三者にも取引を知られてしまうというデメリットがあります。
ジーキャッシュでは本人のみの情報だけで送金や取引が出来るので完全非公開状態で取引が完了します。
またビットコインが抱えているスケーラビリティ問題にも対応するため、従来の1MBのブロックサイズを2MBに拡張しています。
ブロック承認時間も10分から2.5分に短縮されています。
プレマイン・開発者報酬がなし
通常仮想通貨のスタートはある程度システムのスタート前に開発者などがマイニングを行って事前に報酬を獲得してから公開されるのが普通です。
そのような行為のことをプレマインと呼びます。
しかしビットコインプライベートではプレマインがなく、完全に公平なスタートをするために開発者が初期から保有しているということがありません。
匿名通貨の重要性
今後仮想通貨の普及が進めば、個人情報とウォレットアドレスが紐づく日もそう遠くないでしょう。
ウォレットアドレスが別れば残高を見ることも簡単なので、誰がどれぐらいの資産を持っているのか、口座残高を晒しているようなものです。
そうなると、ウォレットに多くの仮想通貨を持った人が犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
既にビットコインを大量に保有している人が誘拐や強盗で仮想通貨を奪われる事件も多発しており、プライバシー保護は身を守る点でもとても重要になります。
BTCP(ビットコインプライベート)の基本情報
通貨名 | BTCP(ビットコインプライベート) |
---|---|
公開日 | 2017年8月1日 |
最大発行枚数 | 2100万枚 |
ブロックシステム | PoW |
公式サイト | https://btcprivate.org/ |
ホワイトペーパー | こちら |
BTCP(ビットコインプライベート)の将来性・今後
暗号通貨の期待の高さ
匿名性の高い暗号通貨は投資家たちから資産保護の観点でとても人気が高いです。
BTCP(ビットコインプライベート)も同じように投資家たちの注目を集めていますが、他の通貨とどのように差別化を行っていくかが重要になりそうです。
暗号通貨は資金の移動が匿名化されることによってマネーロンダリングや資金の悪用につながる可能性も否定できず、一部では政府からの規制の噂もあります。
BTCP(ビットコインプライベート)に限らず、暗号通貨関連の銘柄は国の法律によって規制を受けるのかどうかが大きなポイントになりそうです。
ビットコインと同じ発行枚数
ビットコインプライベートはビットコインと同じ2100万枚の総発行枚数に設定されています。
そのため、ビットコイン以上の性能を持っていると考えると、現在のビットコインの価格と同程度かそれ以上の価格になるポテンシャルを秘めています。
2018年末までにはビットコインプライベートの素晴らしさが理解され、更に価格が上がる事が期待されます。
ビットコインブランドを持っている
ビットコインからハードフォークしたコインの多くは高い注目を集める声質を持っています。
ビットコインのビットコインプライベート(BCH)がトランザクション処理に優れ、ビットコインゴールドはASIC耐性を付ける道を選びました。
ビットコインプライベートでは匿名性に優れた通貨としてホワイトペーパーにもこのように記載されています。
サトシが描いたビジョンの中心では、多くの人々は匿名性を享受し、活用することができ、そして脱インフレという暗号通貨の技術特性を評価しています。「プライバシー権」は、自由世界では最高の権利であり、サトシと暗号通貨コミュニティが定めた原則に欠かせないものです。
順調に開発が進めば、すぐに時価総額に反映される可能性が高いです。
BTCP(ビットコインプライベート)の取引所・買い方
※BTCP(ビットコインプライベート)は現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- Exrates
- Trade Satoshi
- Nanex
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているExratesはおすすめです。
BTCPを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Exratesにビットコインを送金
- ビットコインでBTCPを購入
BTCP(ビットコインプライベート)の口コミ・評判
ついに!!
今回は本当にハードフォークするっぽいね、 $BTCP 。
ちょっと下がっても $ZCL 持ってて良かった^^ https://t.co/pjZRP5kcmE— ビットコイン高橋@うさうさ団見習い (@BTCtakahashi) February 28, 2018
先日zcl、btcからハードフォークしたbtcpがマイニング効率トップにきてますね。マイニング早く切り替えたいけど、chromeリモートデスクトップ繋がらない・・。btcpはHitBTCかTradesatoshiで取引可能です。#マイニング #BTCP pic.twitter.com/CFX6qwQVDZ
— ローリスク戦士たかっち (@lowriskwarrior) May 5, 2018
BTCP(ビットコインプライベート)の公式ツイッター
Bitcoin Private is committed to decentralized, open source development to bring privacy technology to a mainstream audience. We continue to move forward toward a more decentralized model. Read more in our newest community update: https://t.co/cG4VR5OiI3
— Bitcoin Private [BTCP] (@bitcoinprivate) May 3, 2018
BTCP(ビットコインプライベート)のウォレット・保管方法
BTCP(ビットコインプライベート)は下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
BTCP(ビットコインプライベート)は買うべき?
BTCP(ビットコインプライベート)ですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
BTCP(ビットコインプライベート)の評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
匿名機能を備えたビットコインとしてある程度の注目を集めていますが、どのような差別化をしていくかが重要になりそうです。
ビットコインブランドを持っているとしても、既に匿名機能に優れた仮想通貨は多く存在するので、匿名機能以外の魅力が欲しい所です。