皆さんは取引所に登録した際に、メールアドレスとパスワードと別に「二段階認証(2FA)」は設定していますか?
仮想通貨は目に見えないお金です。現実のお金と違ってハッキングやサイバー攻撃のセキュリティ対策として二段階認証は必須になります。
今回は初心者向けに二段階認証のやり方や設定方法について紹介します。
二段階認証って何?なぜ必要なのか
二段階認証とはログインの際に必要なメールアドレスとパスワードと別に設定する、特別な数字のコードです。
仮想通貨の取引所の場合は「Google Authenticator」というアプリを使用して二段階認証を行うのが基本です。
仮想通貨は現実のお金のように価値を持つ”資産”です。
そのため、真っ先にハッカーのターゲットになるためメールアドレスとパスワードのみのセキュリティだけでは大変危険です。
またほとんどの方は複数の取引所で同じものを使いまわしているケースが多く「二段階認証を設定してないせいで全資産を失った!」というケースも少なくありません。
二段階認証を設定しておくことで、動的なランダムの認証コードがログインのたび発行されるので、セキュリティが段違いに強くなります。
「毎回入れるのは面倒くさい…」と思う人もいるかもしれませんが、二段階認証を設定しない=明日には全資産が消えるかもしれない。ぐらいの心構えをしましょう。
二段階認証の設定方法
二段階認証の設定は各取引所の新規登録時に設定を求められます。
まずは下記から「Google Authenticator」のスマホアプリをダウンロードします。
取引所側でQRコードが表示されているので、右上のプラスマークを押して、追加します。
追加すると6桁の認証コードが表示されているので、これを入力することで設定完了です。
また、この数字は一定時間が経つと別の数字に切り替わるので固定ではありません。変わるタイミングは右下のアイコンでチェックできます。
ログインや送金の際にこれが求められるので、アプリは絶対にアンインストールぜずに管理してください。
バックアップを基本取ることが出来ない
Google Authenticatorではバックアップを取ることが出来ません。
そのため、スマホを紛失したり壊れてしまった場合、取引所にログインできなくなってしまいます。
その場合、二段階認証を設定していた取引所に問い合わせをして本人確認を行う必要があるので一苦労です。
また、機種変更などで端末を変更する場合は、全ての二段階設定を一時的に解除して登録し直す必要があるので注意しましょう。
複数端末持ちでバックアップが取れる
おすすめの方法は複数端末を持っておき、バックアップを取る方法です。
二段階認証のQRコードを読み込む際に、予備端末側でも同時に読み込ませることでメイン端末が壊れてもバックアップを取ることが出来ます。
メイン端末が使えなくなってもそれなりのスペックがある以下の端末が使いやすく、安くておすすめです。
アプリさえ入れることができれば大丈夫なので、格安スマホや安いタブレットを1台購入してバックアップ用に用意しておきましょう。
こちらの記事で具体的なバックアップと復旧方法について紹介しています。
仮想通貨の管理は自己責任
取引所にも補償制度のあるものはありますが、基本的には「二段階認証を設定している場合」のみのケースがほとんどです。
銀行が管理してくれたり、法律によって守ってくれるものではありません。
ハッキング被害などにあってしまった場合も大抵のケースは自己責任となってしまうので、必ず設定しておきましょう。
仮想通貨の管理方法(ウォレット)は様々なものがあります。自分にあったものをこちらの記事を参考に設定してみてください。