DAppsに特化した仮想通貨「EOS(イオス)」に関する特徴や将来性、買うことの出来る取引所や買い方について紹介しています。
EOS(イオス)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
目次でサッと確認
EOS(イオス)とは
EOS(イオス)はイーサリアムと同じく分散型アプリケーション(DApps)に特化した「ブロックチェーン3.0」と呼ばれる仮想通貨です。
2017年6月に1年間のICOを終えて7億ドル(約750億円)もの資金調達に成功し、公開直後に300%もの高騰をしたことから一気に注目を集めました。
EOSの特徴は以下の通りです。
- ICOで7億ドルを調達
- 高速の分散型アプリプラットフォーム
- トークン自体は無価値
EOSは非同期処理と並行処理によって1秒間で数百万のトランザクションが可能になっています。
トランザクションとは情報処理速度の速さを表す単位のことで、これが高いほど通信速度や送金の速さを表します。
比較してみると、Facebookが5万2000、Googleが4万のトランザクションをサポートしているのでおよそ20倍以上の処理速度を持っている事がわかります。
また、仮想通貨同士と比べてみるとその差は歴然です。
ビットコインは送金処理が低く、1秒間に3トランザクション、それを改良したイーサリアムでも1秒に30トランザクションしか処理できません。
そのため、今後一般に普及した際に送金づまりが起きてしまうことが予想できます。
EOSの1秒間に数百万のトランザクションという性能はずば抜けて高いことが分かります。
また、仮想通貨は手数料が1円~10円程度と格安なのが特徴ですが、EOSは手数料が無料になっています。
企業や銀行など毎日大量の送金処理をする企業にとってはかなりのメリットになります。
分散型アプリケーションプラットフォーム(DApps)とは
分散型アプリケーション(DApps)とはブロックチェーンを使用したアプリケーションの開発を行いプラットフォームとして使用できる機能です。
簡単に言うと「誰でもEOS(イオス)を使用してアプリケーションを開発を行うことが出来るもの」ということです。
これにより、個人開発者でもEOS(イオス)を使用して面白いサービスやゲームを開発することが可能です。
トークンに利用価値がない
EOS(イオス)はホワイトペーパーに「トークンに利用価値がなく、48時間以内に移転不可になる」と明記しています。
なぜ利用価値のないトークンを発行しているプロジェクトに数億円も資金が集まるのか?
それは開発に経験豊富なメンバーと優れた送金処理を持つ有望なプロジェクトであるため、将来性に期待して価値が上がっています。
トークンは資金調達目的で発行されたもので、ホルダーの方も投機目的で参入している方が多いです。
2017年はICOなどの規制が一切なく、見栄えのいいことだけをホワイトペーパーに記載しておけば数億円が集まる状態でした。
しかし、その状況を利用するわけでなくあえて無価値であることを強調するのは開発力の高さや誠実さを示しているといえるでしょう。
EOS(イオス)の基本情報
通貨名 | EOS |
---|---|
公開日 | 2017年6月 |
最大発行枚数 | 10億EOS |
公式サイト | https://eos.io/ |
ホワイトペーパー | こちら |
EOS(イオス)のチャート
2017年6月のICO直後は利用価値がないということで、100円前後を推移していましたが新規参入が増え年末にかけて500円前後まで上昇。
2017年11月以降は仮想通貨バブルの影響で一気に1000円台まで上昇し、ICO銘柄の過熱と時価総額9位までに食い込んだことから、2000円まで高騰しました。
2018年4月はビットコインの下落中にもかかわらず、エアドロップやノード争いで大きく価格が上昇しています。
EOS(イオス)の将来性・今後
プラットフォームとしての幅広い展開
EOS(イオス)は先述したとおり、DAppsとしてアプリ開発のプラットフォームとして使うことが出来ます。
現在はAppleやGoogleが提供するAppStoreやGooglePlayなどのアプリを提供するダウンロードプラットフォームがあります。
しかし、その中でアプリ開発を行うことは出来ません。
EOSでは将来的にサービス内でアプリ開発なども行うことが出来るプラットフォームを目指しています。
プラットフォームとして使われれば、EOSの価値はどんどん上がっていくため今後どれだけ普及できるかがカギになりそうです。
開発メンバーへの期待
EOSの開発は「Block.one」がケイマン諸島を拠点に50人体制で行っています。
プロジェクトは起業家のBrendan Blumer氏とプログラマーのDan Larimer氏が発起人となり立ち上げられました。
Dan Larimer氏は界隈ではかなりの有名人で「Bitshares」や「STEEM」などの仮想通貨の開発も手がけているスペシャリストです。
EOSの開発も順調に行われており、Githubを見てもしっかりと開発が進んでいる様子が見られます。
エアドロップの配布で価格が高騰する
EOSを持っていると定期的にエアドロップでコインが配布されることがあります。
以前はIQトークンの配布などを行っており、そのたびに購入者が殺到して価値が高騰する性質を持っています。
公式のニュースなどで発表された瞬間から価値が上昇するため、エアドロップ後に価格が下がってから購入しておくことをおすすめします。
ワイスレーテイングで高評価を獲得
保険や金融に関する格付けを行っている会社「ワイスレーテイング(Weiss Rating)」では2018年1月24日に仮想通貨の格付け評価が行われました。
その中では注目度の高い74銘柄のうち「A」を獲得した通貨はありませんでしたが、イーサリアムとEOSだけが「B」の最高ランクを獲得しました。
ちなみにビットコインは「C+」という評価でした。
全体的に評価が低いように見受けられますが、現時点では仮想通貨全体が成熟段階にあるため「B」という評価でも十分プロジェクトと開発メンバーの評価が高いことが分かります。
運営の保有枚数が少ない
EOSで発行されている10億枚のうち2億枚(20%)はICOの最初の5日間で配布され、残りの7億枚(70%)は2017年7月1日から1年間掛けて販売されました。
残りの1億枚(10%)を運営が保有している形になります。
全体の10%しか運営が保有していないので、運営による売り圧の心配が少なく、値崩れの恐れがありません。
一部の仮想通貨では運営の所有割合が不明確なものがあり、ホルダーにとって不安要素になるのですが、EOSではその心配はなさそうです。
Binanceに上場済み
EOS(イオス)は既に全世界取引高ナンバーワンの「Binance」に上場しています。
そのため、現時点での認知度はとても高く、その他の仮想通貨と同じように投資家の期待を集めています。
流動性も高くなっているため「買いやすい」という点において優れているといえます。
EOS(イオス)の取引所・買い方
※EOSは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- Binance(バイナンス)
- BitMAX
- Bit-Z
- Huobi
- OKEx
- HitBTC
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているBinanceはおすすめです。
EOSを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Binanceにビットコインを送金
- ビットコインでEOSを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
EOS(イオス)を一番安く買える取引所
EOS(イオス)の口コミ・評判
爆上げしたEOSはETHやLISK、QTUMと同じような、dAppsプラットフォーム銘柄なんですね。
その他のdApps系プラットフォーム銘柄との違いは下記の通り・EOSプラットフォームの利用料が無料
・EOSトークンの価値は現在のところない(なのに高値がついている。)
・処理が速い(DPOSを採用)#EOS $EOS pic.twitter.com/blyNnyhtk4— 小山内雄人@就活キング編集長 (@yuto_osanai) April 13, 2018
TLで $eos 先物呟く人まじいないー 寂しい😔 まじでハイリスクだけどレンジのbtcより爆益よw スキャで十分いけちゃうw てかエアドロップよりもノード争いが上げの主な原因
— akazukinは癒されたい。 (@fudebuxingle) April 12, 2018
$EOS 上げすぎて複雑な気分や 先物のイナゴした人はウハウハやな(´༎ຶོρ༎ຶོ`) ちなみeos 昔からチャイナで人気で保有者かなり多いよwー btc eth neoそんでeos 的な? 今はノード争いやエアドロップで白熱化しとる
— akazukinは癒されたい。 (@fudebuxingle) April 11, 2018
EOS(イオス)の公式ツイッター
EOSIO Dawn 3.0 Now Available #EOSIO https://t.co/VjTYdCj5lX
— Block.one (@block_one_) April 5, 2018
EOS(イオス)は買うべき?
EOSですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
EOSの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
取引処理性能の高さが魅力のプロジェクトで、開発メンバーの豪華さから将来性にも期待できます。
しかし、トークン自体は無価値になっているため実需がどこまで生まれるかは運営のさじ加減や開発スピードに左右されます。