最近では仮想通貨のバブルに乗っかり、仮想通貨詐欺を働く詐欺師が増えています。
実際に「仮想通貨のセミナーで投資するべきか迷っている」「友人から仮想通貨の購入を勧められている」という話をよく聞きます。
今回は仮想通貨を利用した詐欺やマルチ情報を見抜くためのスキャム(詐欺コイン)の特徴や見極め方について紹介します。
ここで紹介している事例に当てはまる仮想通貨でも必ず詐欺コインであるという保証はありませんし、ここに書いていなければ詐欺コインではないというわけではありません。
最終的には必ず自分で情報収集した上で自己責任で投資するか判断して下さい。
目次でサッと確認
セミナーを通して購入する
勧誘する目的は販売分のいくらかをもらえるキックバック制度があるからです。
例えばあなたが100万円分購入したら、紹介料として友人に30%還元するというやりとりがすでに行われている可能性が高いです。
また、詐欺の特徴として、公の場で言いづらいことをさも当たり前かのように洗脳して購入させることが目的なので、まずセミナーに行くべきではありません。
仮想通貨に関する事前知識がある人でも難しい投資や金融の話をふっかけられて騙されるパターンがほとんどです。
仮想通貨はセミナーで買うものではなく、個人で取引所に登録して購入するものです。
代理店経由で購入する
海外のコインや、未公開の仮想通貨を代理店経由で先行販売している。というような、代理店経由の仮想通貨販売も詐欺です。
仮想通貨はそのような銀行や代理店を経由せずにコストを下げるという理念のもとに生まれた「お金」です。
通常は取引所を利用して購入するものです。
どこの取引所にも上場していない、市場に出回っていないものに価値は付きませんし、代理店を挟む必要はなく購入できます。
代理店経由で販売しているものは、詐欺コインと疑いましょう。
仮想通貨積立を持ちかけられている
毎月一定額を投資して、上がった分のいくらかを還元するというものです。
最初はいくらかもらえますが、そのうち還元もなくお金を取られ続けます。
仮想通貨を知らない人からすれば、何に投資してどれぐらい利益が出たかなんてわかりません。
詐欺師はそんな無知の人を利用して、搾取を続けます。
また株と違い、仮想通貨に配当金はありません。
国から認可を受けた国内の取引所では正式なサービスとして取り扱っているところもあります。
投資積立する場合は自分で調べて、自分で登録しましょう。
最低購入価格がある
10万円から販売といった手口が多いようです。
ビットコインは1枚100万円以上するため、それに漬け込んで最低購入価格を設けているそうです。
通貨にもよりますが、数万円~10万円程度の金額で売りつけることで、詐欺と判明しても訴訟費用を考えると逆に損をしてしまうような絶妙の金額で売りつけてくることが多いようです。
しかし、仮想通貨は全て一億分の一枚単位で購入可能なのです。1枚の値段が高額なビットコインでも100円以下からでも買う事ができます。
価格保証をしている
仮に値段が下がっても、当社が買い支えるから儲かるという手口もあります。
安心感のある言葉ですが、バブル時代に証券会社の強引で悪徳な営業被害が大きくなったことをきっかけに、金融商品や株などで無リスクをうたって販売することは証券取引法違反になり、違法行為に当たります。
現在、仮想通貨は法律が整備されておらず厳密には禁止ではありませんが、価格が保証されるものは国債しかありません。
「当社が買い支えを行うので安心して購入して下さい。絶対儲かります」といった甘い言葉に惑わされないようにしましょう。
仮想通貨は値下がりリスクがあって当然のものです。
買取保証制度がある
「購入後、気に入らなければ買取もしています」という風に言って安心感を出す手口もあります。
もちろん一部では買い取ってもらった事例などを出して二重の安心感を演出することもありますが、そもそもその話をしている人が内部の人間である可能性も否定できません。
買い取ってもらえるなら安心!と思うかもしれませんが、もう1つのパターンとして、詐欺師が半額の50%だけを買取する前提で買い取りを行っている場合もあります。
元々デジタルのお金なので元の価値は0円です。それを10万円で売りつければ10万円の黒字です。
返品したいと言われなければ丸々黒字。返品対応しても残りの半額は全て利益になります。
詐欺師は買取や返金は織り込み済みで事前に計画を立てて自分たちの目標利益を確保した上で、あなたをカモにしようとしています。
有名人や芸能人の名前を出す
やたらと有名人やなんだかすごそうな人の名前が出てくる場合も詐欺の可能性が高いです。
誰でも知っている芸能人の名前を出すことで、安心感を持たせる手口です。
「○◯が買っていた!」「○○の国家的プロジェクト」「著名な○○という経済学者が推している」など、一般人には確かめることもできない情報を出す悪質なやり方です。
詐欺コインとして有名になったノアコインでは国家的プロジェクトと謳い、セミナーには華原朋美さんが登壇したそうです。
本人は詐欺の片棒を担いだという自覚はなく、お金を積まれてイベントに出演した程度の感覚だと思われます。
このように有名人が絡んでPRしている仮想通貨はほとんどの場合、巧妙かつ悪質な手口で一般人を騙すための戦略として詐欺通貨に組み込まれています。
日本だけ独占販売している
仮想通貨は全世界の人が誰でも購入できるものです。
どこかの国だけ、どこかの場所だけでしか購入できないものは絶対ありません。
個人で取引所にさえ登録すれば、何の許可もなしに購入できます。
特定の国にだけ販売しているということは、全世界販売できない理由があるということを疑ったほうがいいでしょう。
公式HPが日本語だけしか無かったり日本だけに独占販売している場合は、日本人をカモするために特化した詐欺プロジェクトであることをまず疑いましょう。
詐欺コインは一般人が見抜けない
以上のどれかに一つでも該当したら、それは100%詐欺です。
それでも「俺は仮想通貨詐欺を見抜ける!」と、自信のある方はぜひセミナーや勧誘にご自由に行ってください。
詐欺師の話は99%が本当です。
ビットコインはサトシナカモトという方が発明したもので、中央銀行のような存在のいない取引台帳システムであり、マイナーたちが建てたノードによって…と言うような小難しい話が出てきます。
仮想通貨を知らない方は、このような話が本当か嘘なのかもわかりません。詐欺師は騙すのが本業ですので、一般人がどの段階で話を信じ込むか分かっています。
あなたが「へぇ〜仮想通貨ってすごいな!」となったタイミングで詐欺コインを販売してくるのです。
繰り返しますが、仮想通貨はセミナーなどで買うものではなく、個人で取引所に登録して買うものです。
例えばビットコインであれば、以下のような手順で購入します。
- 国内の取引所に登録
- 日本円を入金
- ビットコインを購入
ネットショッピングをする感覚で簡単に購入できます。
通販で本を買うのにわざわざセミナーや代理店は挟まないですよね?それと同じです。
仮想通貨初心者の方はこちらの記事を参考にビットコインを購入してくださいね。
詐欺コインの噂がたった通貨一覧
- ADA Coin (エイダコイン)
- Aloha Coin (アロハコイン)
- Asset Coin (アセットコイン)
- Atom Coin (アトムコイン)
- AWA Coin (AWAコイン)
- Baysia Coin (ベイジアコイン)
- BTU (ビットユニオン)
- 0ban (コバン)
- Circle Coin (サークルコイン)
- Clover Coin (クローバーコイン)
- Credit Coin (クレジットコイン)
- D Coin (Dコイン)
- Digital Gold Coin (デジタルゴールドコイン)
- Dircoin (ディールコイン)
- Eternal Coin (エターナルコイン)
- Fusion Coin (フュージョンコイン)
- Futcoin (フートコイン)
- GARUDA-Coin (ガルーダコイン)
- Gem Coin (ジェムコイン)
- Hit Coin (ヒットコイン)
- Hold Coin (ホールドコイン)
- Jewel Coin (ジュエルコイン)
- KEY’token (キートークン)
- LEO Coin (レオコイン)
- Linked Coin (リンクドコイン)
- M Coin (Mコイン)
- Mold Coin (モルドコイン)
- NAGEZENI (ナゲゼニ)
- NOAH Coin (ノアコイン)
- Ocean Coin (オーシャンコイン)
- One Coin (ワンコイン)
- PABYOSI COIN (パビョシコイン)
- Planet Coin (プラネットコイン)
- Port Coin (ポートコイン)
- SmASH (スマッシュ)
- TAOCOIN (タオコイン)
- True Life Coin (トゥルー・ライフ・コイン)
- World Peace Coin (ワールドピースコイン)
- WOW-e-Coin (華コイン)
- XID Coin (XIDコイン)
- XEP Coin (XEPコイン)
- XNC Coin (XNCコイン)
- XRC Reglus Coin (XRCレグルスコイン)
- Yes! Gold Coin (イエス! ゴールドコイン)