なんJ発の仮想通貨「NANJ COIN(なんJコイン)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
NANJはどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
NANJとは
NANJは2018年1月に誕生した5ch上の「なんでも実況J」こと通称「なんJ」のコミュニティ発祥のイーサリアム(ERC223)をベースにした国産の仮想通貨トークンです。
有志のなんJ民によって開発・運営が行われていましたが、2018年3月に法人化し会社組織として運営しています(後述)
2018年2月にAirdropによる無料配布などを行い一般への認知を広めました。
※NANJは2ch/5chの運営とは一切関係はありません。
NANJの特徴は以下の通りです。
- 5ch発の国産仮想通貨
- スポーツに特化したプロジェクト
- コミュニティによって支えられている
国産の仮想通貨はMONAやZNYなどがありますが、NANJは仮想通貨の中でも珍しいスポーツに特化した仮想通貨を目指しています。
(発祥元である「なんでも実況J」は野球実況が主な目的で、20~40代男性に人気の掲示板です。)
将来的にはスポーツ分野での決済手段や、選手に対しての寄付などの活用を予定しています。
例えば、資金繰りに困っているスポーツ選手や団体など支持層が少なく、金欠状態にあるスポーツチームを救うために仮想通貨での支援などを行うことが出来ます。
NANJはコミュニティ内での投票の際に使用することも可能です。
また、トークンを使用した投票機能によりスポーツチームの運営なども予定しています。
この機能が実用化されれば「自分の球団を持ってみたい!」という壮大な夢を持った野球ファンからの需要が生まれる可能性があります。
ERC223トークンの機能を活かした仕組み
NANJはイーサリアム(ERC223)によって開発されているため、その機能を活かした仕組みをいくつか持っています。
AirDrop
NANJを保有しているホルダーは誰でも自由にAirDropによるコインの分配が可能になっており、他社に自信のトークンのばら撒きを行うことが出来ます。
従来のトークンではウォレットアドレスを知っている相手に一人ずつしか送金出来ませんが、AirDrop機能を活用することで一括で複数人で安価な手数料で送金が可能になります。
アドレスの凍結とロックアップ
特定の悪質なユーザーのウォレットアドレスの凍結を行ったり、運営が保有しているトークンの一部をロックアップすることで一定期間使用不可にすることができます。
ロックアップを行うことで市場に流通するトークンの枚数が制約されて
発行枚数量の調整
バーンによって発行枚数を減らすことや、ミントによって枚数を増やす調整が可能になっています。
標準機能として搭載はされていますが、これは価値の変動に直結する部分のため、運営チームは適宜アナウンスを行い慎重に検討して実行します。
公式キャラクター「エレナ」と「ナンシー」
NANJには公式キャラクターとしてeスポーツ由来の名前を持つ「エレナ」と「ナンシー」いう女の子がいます。
どちらも可愛らしく、コミュニティ主導の通貨としての強みが出ていると言えるでしょう。
キャッチーなデザインで今後もNANJの普及のために一役買ってくれることを期待します。
株式会社キュアとのパートナー提携
NANJは2018年6月にCOT(コスプレトークン)を発行している株式会社キュアとの戦略的パートナシップ提携を果たしました。
株式会社キュアは2001年より「Cure WorldCosplay」という世界最大級のコスプレイヤー向けプラットフォームを提供している世界規模の会社です。
eスポーツ分野を攻めるNANJとの相互作用を強め、流動性を高める仕組みなどを取り組んでいくようです。
ビットキャッシュとの応援プロジェクト開始
NANJはビットキャッシュ株式会社と協力し大阪を拠点とし活動するeスポーツチーム「CYCLOPS」を応援するためにプロジェクトを立ち上げました。
ホルダーたちからの寄付を募り、2000万枚近くのNANJトークンの応援金を集めており、着実に活動範囲を拡大しています。
国産通貨「YUKI」のアドバイザーを務める
NANJの代表取締役CEO&CFOを務める石 靖士氏と取締役CIOを務める下川 和人氏は国産通貨「YUKI」のアドバイザーを努めています。
石氏は中長期事業戦略や会計、法務を中心に担当し、北海道大学のOBであることや地方活性化に対する想いに共感しアドバイザーに就任しています。
プロジェクトの目標も近しいことから両者にとって大きなメリットになるでしょう。
NANJの基本情報
通貨名 | NANJ |
---|---|
公開日 | 2018年1月 |
最大発行枚数 | 300億枚 |
公式サイト | https://nanjcoin.com/ |
ディスコード | https://discordapp.com/ |
ホワイトペーパー | こちら |
NANJのチャート
こちらは2018年7月時点のチャートです。
上場直後は約0.05円前後で数日維持していましたが、3月末の法人化の影響を受け一気に価格が暴騰しています。
ビットコインの下落の影響を受けない勢いで約0.5円近くまで価格が上昇しています。
その後市場の落ち着きとともに下落していますが、提携発表などがあるたびに大きく上昇する性質を持っています。
NANJの将来性・今後
競合となる仮想通貨が無い
NANJはスポーツに特化したプロジェクトを目指して開発が進められています。
現状、競合となる有名な仮想通貨やプロジェクトはないため、うまくプロジェクトが進めば独走することが出来ます。
発祥元であるなんでも実況Jの住人たちもスポーツへの知識が深い人物が多いので、コミュニティから爆発的に人気が広まる可能性も期待できます。
まずは野球関係の寄付やスポンサーになるところから徐々に認知を広げていくでしょう。
運営が保有しているトークン割合が少ない
NANJは発行しているトークンの10%のみしか運営チームが保有していません。
そのため、草コインやICOなどでたびたび起きる開発メンバーの売り抜けによる相場崩れが起きることはありません。
もちろんそのような行為自体行わないことを明言した上で二重の対策としてこのような保有割合になっています。
仮想通貨の大半は運営チームが保有している枚数が明確になっておらず、投資家たちの不安要素になることがしばしばありましたがNANJではそれが起きないように分配されています。
60%分のコインはプレセールで販売され、売れ残ったトークンについてはバーンやロックアップなどで使えなくすることが予定されています。
開発費15%分のロックアップを完了
NANJ運営メンバーは開発費として保有している15%分に相当する15億NANJをロックアップしました。
これにより、運営による売り圧が発生することがなく、ホルダーたちも安心してホールドすることができます。
ロックアップ期間の間は売却されることなく、これは2019年4月30日までロックされる予定です。
誕生して2ヶ月で取引所上場決定
【祝!上場日決定!】
皆様のおかげでNANJCOINは誕生から57日目の2018年3月16日にCoinExchangeへ上場いたします。
このアカウントをフォローして誰よりも早くAirdropの情報を手に入れましょう!#仮想通貨 #NANJ #Airdrop #XP #モナコイン pic.twitter.com/BpIW14iyJH— 仮想通貨NANJCOIN (@nanjcoin) February 26, 2018
NANJは誕生してから2ヶ月足らずで海外取引所CoinExchangeへの上場が決定しました。
上場の条件である4BTC分の寄付が早く集まったところを見ると、開発メンバーとホルダーたちのコミュニケーションがしっかり取れている証拠でもあります。
ほとんどの国産通貨は上場までが決まらずくすぶっている事が多いですが、NANJではその大きな壁を打ち壊すことが出来ました。
上場1日にして売却予定分が売り切れになる
【オープン戦、完売しました】
皆様のおかげで予定の180億NANJが完売いたしました。突然早まった上場からわずか12時間、我々が考えていたペースよりも随分早い売り切れです。出来高はぶっちぎりの1位…。NANJCOINはやっとスタートライン、ここからが本番です! pic.twitter.com/0JhDSF00oJ— 仮想通貨NANJCOIN (@nanjcoin) March 16, 2018
3月16日に上場したNANJですが、1日で出来高250BTCという記録的な数字を叩き出しました。
当初の予定では180億NANJ分を運営が2satoshiが順次置いて壁を作る予定でしたが、開始直後から2satoshiの価格で買われ始め約12時間で全て売り切れてしまいました。
金土日の3日かけて売られる予定だったため、どれだけ予想を上回る人気だったのかがわかります。
この圧倒的な出来高は海外勢の多いチャット欄でも話題になりました。
法人化が決定
NANJは有志による開発を行っていましたが、2018年3月14日にフロントチームはNANJ株式会社として生まれ変わりました。
法人化のお知らせはこちら
今後プロ野球チームの買収や、日本国内での浸透を進めるために責任の所在を明確にして交渉するための選択だそうです。
また、それと同時にSDK開発プロジェクト「猛虎」もスタートしました。
ロードマップ
公式サイトでは既に2018年以降のロードマップが公開されており、数年後を見越して着実にプロジェクトを進めていく姿勢が伺えます。
- 2018年2月:NANJ COINの先行無料配布
- 2018年2~3月:海外取引所上場、プレセールの開始
- 2018~2019年:大手取引所への上場
- 2019~2020年:スポーツ事業のスポンサー広告、支援、個人選手への寄付
- 2020年~:資金に見合ったスポーツチームの買収・運営・戦略の再策定
NANJの取引所・買い方
※NANJは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- CoinExchange
- Mercatox
- MIDEX
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているCoinExchange(コインエクスチェンジ)はおすすめです。
NANJを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- CoinExchangeにビットコインを送金
- ビットコインでNANJを購入
各取引所での詳しい買い方はこちらの記事を参考にしてください。
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
NANJ(なんJコイン)を一番安く買える取引所
NANJの口コミ・評判
#NANJCOIN のいいところ!
・POWでもPOSでもないただのイーサトークンなので売り圧力弱め
・運営のスピード感と働きっぷりがすごい
・Discord楽しい
・スポーツチーム買収という明確な目的
・買収するために運営も含めてみんなで価値高めようと方向性が一致してる
・イッチすこすこすこすこすこすこ— Marksman@発達障害YouTuber (@Marksman_J) March 18, 2018
上場資金を寄付で募ってたら1BTC寄付ニキ現る。一気にCE上場が視野に$NANJ
— うっちーちゃん/無職十傑 (@ucchi_chan) January 22, 2018
日付は変わってしまいましたが、NANJCOINは無事に上場決定!漫画にもある通り、「せや!NANJ作ったろ!」で思いついてから1ヶ月ほどでここまで来ることができるとは夢にも…当初からずーっと周りの人たちに助けてもらったおかげで順調に進むことができたので、感謝しかありません!
— NANJCOINイッチ (@nanjcoin_icchi) February 26, 2018
NANJコインのwikiも充実してきたンゴhttps://t.co/5iuEkNIZXd
— うっちーちゃん/無職十傑 (@ucchi_chan) February 26, 2018
NANJの公式ツイッター
国産仮想通貨プロジェクトの裏側をお伝えします! https://t.co/4VKfFMqKFd pic.twitter.com/vyu5J9AN3t
— 仮想通貨NANJCOIN (@nanjcoin) February 25, 2018
NANJのウォレット・保管方法
NANJは下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
My Ether Wallet
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)を含む、ICOなどで発行されているERC系トークンを保管出来る無料のデスクトップウォレットになります。
秘密鍵を自身で管理する必要があるので、パソコンなどがハッキングされない限りは安全に管理する事が出来ます。
NANJは買うべき?
NANJですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
NANJの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
公開1ヶ月からチーム体制を作り上げて上場まで持っていった抜群のスピード感は国産コインの中でも期待が持てますね。
英語の情報はまだまだ不足しているので、海外にも情報発信できるようにホルダーたちで積極的に応援していきたいですね。
同じく5ch発祥のコインVIPSもぜひチェックしておきましょう。