国内の仮想通貨取引所「DMM Bitcoin」の安全性についてまとめました。運営企業の「株式会社DMM Bitcoin」の健全性、財務分析について紹介します。
この記事では
- DMM Bitcoinの安全性について
- 運営の株式会社DMM Bitcoinについて
- 株式会社DMM Bitcoinの健全性・財務分析
について分かりやすく紹介しています。
サービスの特徴についてはこちらを参考にしてください。
目次でサッと確認
DMM Bitcoinの運営企業の株式会社DMM Bitcoinの安全性
運営企業「株式会社DMM Bitcoin」の概要
株式会社DMM Bitcoinの安全性について
- 2016年11月に設立された
- 株式会社東京ビットコイン取引所を買収した
- 親会社はDMM.comグループ
- 資本力と金融業界のノウハウを持っている
DMM Bitcoinを運営している「株式会社DMM Bitcoin」は2016年11月に設立された企業で、親会社は創立20年を超える「DMM.comグループ」で、動画配信、オンライン英会話、FX事業などを多角的に展開しています。
DMM Bitcoinは元々株式会社テコテックの100%子会社の「株式会社東京ビットコイン取引所(TBX)」として運営を行っていました。
株式会社DMM FX ホールディングスへ譲渡後、2018年1月11日に新ブランド「DMM Bitcoin」にて運営開始した仮想通貨取引所です。
DMM.comグループは「DMM FX」の証券サービスも提供しており、口座数国内ナンバーワンの実績も持っています。
巨大なグループ企業としての盤石な経営体制と資本力が魅力で、金融業界におけるノウハウも幅広く持っているのが魅力です。
仮想通貨交換業の登録はもちろん、行政処分などの不祥事もなく健全な経営が行われている企業です。
運営企業としての信頼性はかなり高いと言えます。
代表取締役CEOと運営組織について
代表取締役会長は「田口 仁」氏です。
田口氏は埼玉県出身、早稲田大学政治経済学部を1994年に卒業し、三菱商事株式会社に入社。
その後、ライブドア、DeNA、EMCOMなど様々なベンチャー企業での事業立ち上げや運用を行って経歴を持っており、その後株式会社DMM Bitcoinの代表取締役社長になりました。
DMM Bitcoinのセキュリティ対策
- お客様資産の分別管理
- コールドウォレットによる徹底した資金管理
安全性①:お客様資産の分別管理
安全性②:コールドウォレットによるハッキング対策
お客様の仮想通貨資産はコールドウォレットというオフラインでの資産管理をしており、安全なセキュリティが確保されています。
預かっている資産の90%をコールドウォレットに保管しており、毎営業日ごとにお客様資産のチェックも行っています。
(10%分は入出金のためにホットウォレットでの管理をしています)
コールドウォレットからホットウォレットに仮想通貨を移動する際は、取締役も含めた複数部署の承認が必須になっており、厳重な管理体制を取っています。
安全性③:資金流出を防ぐ出金チェック
出金申請が行われた際に、ログイン履歴から不審な動きがないか資金流出防止の為のチェックが行われます。
万が一、不正が疑われる出金があった際は出金前にお客様に電話などで連絡を入れて確認を行っています。
出金のフローでここまで徹底したリスク対策を行っている取引所はかなり貴重ですね。
安全性④:不正ログイン防止
DMM BitcoinではWAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)を導入しており、不正ログインを感知する仕組みがあります。
外部アプリケーション等を利用した、不正と疑わしきログイン履歴などをチェックし、未然にハッカーの侵入を防ぎます。
お客様にはログインや出金の際に二段階認証を推奨しており、リスク低減に努めています。
安全性⑤:社内セキュリティ
外部からのハッキング対策やサイバー攻撃を防ぐために、社内セキュリティにも万全の対策を取っています。
常時外部からの不正アクセスを社内ネットワークに侵入させないように、FWによって対策しています。
その他にも下記のようなリスク対策を行っています。
- SSLによるフィッシング対策(最高ランクのEV認証)
- 口座登録時の厳格な本人確認
- 外部セキュリティ専門家の脆弱性診断
ほとんどの方は仮想通貨を買った後はそのまま取引所に預けていると思います。
銀行と同じように仮想通貨を預ける先として、このように安心感があるということはやっぱり大事ですね。
ハッキングのリスクはかなり少なく安全性の高い管理体制が整っています。
株式会社DMM Bitcoinの健全性・財務分析
株式会社DMM Bitcoinも親会社であるDMM.comグループどちらも2019年4月時点で非上場となっているためIR情報は公式に出ていません。
ですが、官報決算データベース上で2018年3月期(第2期)の決算公告が公開されています。
- 流動比率(流動資産÷流動負債):166.7%
- 営業利益率(営業利益÷売上高):-17.4%
- 自己資本比率(自己資本÷総資本):48.3%
流動比率は120%以上あれば企業の健全性は十分高い証拠ですが、166%ととても高い数値を記録しています。
返済義務のない資金源である自己資本比率は40%以上欲しい所ですが、48.3%とかなり高い数値となっています。
しかし、最終的に当期純損失を3.2億円ほど計上しており、赤字運営となっています。
2018年は仮想通貨市場の低迷、コインチェックの流出などによるセキュリティの厳格化が取引所に求められるようになりました。
その結果売上高が伸びず、管理体制の整備などで販管費がかさむ状態になってしまったため、来年度以降の決算に注目したいところです。
株式会社DMM Bitcoinの財務分析をしてみた所、基本的には安全ですが今後も注視していく必要がありそうです。
2018年12月にマイニング事業を撤退
2018年12月にDMM Bitcoinは採算性の問題から仮想通貨のマイニング事業から撤退しています。
DMM.comは2018年1月に仮想通貨のマイニングマシンの研究開発を行う「DMMマイニングラボ」の開設を発表しました。
各社マイニングメーカーと協力することで新しいマイニング技術の研究や開発を進めていくことにしました。
しかし、ビットコインの価格の低迷など採算性の観点から現在事業はストップしています。
今後の仮想通貨市場に期待
株式会社DMM Bitcoinは仮想通貨交換業者として「DMM Bitcoin」の運営を主要事業としています。
そのため、いかにサービスの登録者を増やすことが出来るか、競合会社よりも優れたサービスの提供も重要ですが、仮想通貨市場の人気にも大きく左右されます。
仮想通貨市場はまだまだ小さいので、株や為替などの金融商品と同じようにに多くの資金、ユーザーが流れ込めば爆発的に業績は上がっていくでしょう。
DMM Bitcoinは安全性も高く信頼できる
DMM Bitcoinの安全性
- 2016年11月に設立された
- 株式会社東京ビットコイン取引所を買収した
- 複数のリスク対策を行っている
- 親会社はDMM.comグループ
- 資本力と金融業界のノウハウを持っている
ご覧頂いたとおり、DMM Bitcoinは多くのセキュリティ対策を施しており、DMM.comグループによる安定した資本力と金融業界のノウハウを持っている点が魅力です。
もちろん倒産(デフォルト)の可能性もゼロではないので、最終的にはご自身で判断を行うようにしてくださいね。
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