再保険とブロックチェーンをかけ合わせた仮想通貨「iXledger(IXT/アイエックスレジャー)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
iXledger(IXT)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
ICOってそもそも何?という人はこちらの記事を参考にしてください。
目次でサッと確認
IXT(iXledger)とは
IXTとは元々InsureXという名前でICO(仮想通貨を用いた資金調達)を行って生まれたイーサリアムをベースに作られた仮想通貨プロジェクトです。
2017年に名前を変更したiXledgerは保険業界に革命をもたらすプロジェクトですが、私達個人が契約するような生命保険のようなものではなく、保険会社と再保険会社を結ぶB2Bプラットフォームの構築を目指しています。
IXTの特徴
- 再保険会社をつなぐプラットフォーム
- 保険契約の簡略と自動化が可能
- 既にプロダクトが一部リリース済み
再保険という言葉は一般の方には馴染みがないですが、簡単にいえば保険会社の入る保険のことです。
例えば大規模な火災や地震などが起きた場合、保険会社は同じタイミングで多数の被災者に保険金を払う必要があります。
そんな時、保険会社でも手持ちのお金ではまかないきれない!という事が起きてしまいます。そこで、保険会社は再保険会社と契約を結び、いざという時の資金不足に備えています。
iXledgerではそんな不測の事態に備えた仕組みづくりを進めており、強いてはブロックチェーン技術を用いて保険契約の簡略化や自動化などにも役立つと言われています。
保険の契約の簡略化・自動化の必要性
iXledgerのメイン機能である”保険の簡略化”はプロジェクトのベースとなっているイーサリアムで使うことの出来る「スマートコントラクト」機能を活用して行っています。
これは日本語にすると「契約の自動履行」を意味します。
現実の契約では書面上の契約に加えて、保証人や担保などを付ける必要がありましたが、スマートコントラクトを使用することで、ブロックチェーン上に契約情報が書き込まれます。
これは第三者によって悪用・改ざんが不可能で契約を保証する事が可能になっています。
iXledgerのメンバーは「この機能が保険分野にも応用できる」と気付きました。
私達個人の保険の契約でも複雑な手続きや契約が必要になりますが、再保険分野では会社同士の更に複雑な契約が必要になります。
先述したとおり、保険会社は大規模な被災等があると一気に相談が来るため対応する人員不足にも陥ります。
1人の事故を処理するだけでも以下のような手続きが必要です。
- 相談の窓口対応
- 事故・被災状況の確認
- 契約状況の確認
- 保険適応・法的手続きの対応
1件の問題を解決するだけでもかなりの時間とコストがかかる事がわかります。
そこでiXledgerはイーサリアムのスマートコントラクト機能を応用して保険の契約管理の簡略化・自動化に目をつけました。
ブロックチェーン上で契約情報が管理されれば、いちいち確認する手間や新規契約も保証人やハンコなどが不要になります。
また、保険適応も状況確認さえすれば、あとは各保険会社のルールに従って自動処理することが出来るので一気にコスト削減することが出来ます。
IXTトークンの使い道
IXTコインは今後開発される再々保険のサービスプラットフォーム上で使えるようになり、以下の使用を想定しています。
- 保険提案:保険提案をIXT支払い可能に
- 見積もり:見積もりが承諾されたらIXTで報酬を受取
- 正式申込:このタイミングでも報酬あり
- 招待:iXledgerにユーザーを招待した人にIXT報酬
- 組織作成:プラットフォームで組織を作るとIXT報酬
IXT(iXledger)の基本情報
通貨名 | IXT |
---|---|
プラットフォーム | イーサリアム |
公開日 | 2017年6月12日 |
最大発行枚数 | 10,000,000IXT |
公式サイト | https://www.ixledger.com/ |
ホワイトペーパー | こちら |
IXT(iXledger)の将来性・今後
保険の変更手続きにブローカーが不要
iXledgerが普及した場合、プラットフォーム上で誰でも自由に保険商品を選ぶことが出来るようになります。
現在は、複数の保険会社に相談してプランの比較を出したり、ブローカーなどの営業マンを通しながら時間をかけて話をする必要があります。
しかし、ネット上で誰でも簡単に自分にあった適切な保険をすぐに見つけられるようになれば人を挟む必要が無くなります。
将来的には個人向け保険も対象に
iXledgerはまず会社同士の保険である再保険分野からプロジェクト拡大を目指しています。
これは、会社がブロックチェーン技術を採用することで、将来的に個人向け保険もしやすくするための土壌を作るためです。
ブロックチェーン技術を用いることで、保険の契約情報を自動管理出来るようになり、企業は大幅にコスト削減することが出来ます。
顧客にとってもメリットとして、ネットショッピングをするような感覚で保険の契約や変更を出来るようになる可能性があります。
iXledgerの電子署名機能の「DocuSign」を採用し、顧客向けにも契約プロセスを安全に簡略化する予定です。
試作品が完成している
プロダクトの試作品(プロトタイプ)もすでに完成しています。
ICOで不安なのは「やります!」と言ったことを実際にできているかどうかという点ですが、これは間違いなく開発が進んでおり、安心感があります。
気になる方は公式ページを参考にして下さい。
大手再保険会社との契約済み
2017年8月29日に「Gen Re(ジェン・リー)」という世界第三位の超大手再保険会社との契約も済ませています。
大手と契約が結べるということはプロダクトがプロトタイプの時点でも実績として認められているという証拠です。
投資の神様の会社が親会社
IXTの開発を主導する「Gen Re氏」の親会社は投資の神様とも言われているウォーレン・バフェット氏が経営しているバークシャー・ハサウェイです。
この方は投資業界で知らない人はいないほど有名な投資家で、1万ドル(約100万円)から株式投資のみで620億ドル(約6.5兆円)まで増やした方なのです。
長者番付でも毎年上位に君臨し、ビル・ゲイツなど超大手企業のCEOと並ぶ資産を有しています。
バフェット氏がIXTを保有しているかは定かではありませんが、その子会社としてプロジェクトを進めているのはかなりの好材料でしょう。
競合となる存在がいない
現時点で「IT×仮想通貨×再保険」というiXledgerが挑戦する分野において、ライバルとなる存在は特にいません。
再保険という分野は440兆円市場とも言われており、このまま競合が不在のまま開発が進めば市場の10%を占めただけでも44兆円の市場を獲得することができます。
2018年のロードマップ
ホワイトペーパー上で2018年の開発スケジュールが公開されています。
- 2018Q1:保険会社と実験やユーザーテスト/セールス&サポート組織を構築
- 2018Q2:プラットフォームを一般利用可能に。プロダクトの機能充実と開発
- 2018Q3:データプラットフォーム・マーケットプレイス構築。再々保険機能サポート。
- 2018Q4:パートナー保険会社に連携機能を開放。B2C。スケールアウトし消費者向け保険サービスを展開。
IXTコミュニティが活発
IXTは時価総額が低めの通貨ですが、その中でもコミュニティが活発でユーザー同士の繋がりが強い特徴があります。
他通貨のホルダーに比べると、価格が大幅に変動しても「将来的には上がるから気にしない」という達観したホルダーが多いです。
積極的に情報発信している方も多く、何故かゴリラキャラが多いという特色も持っています。
IXTホルダーたちは情報発信を活発に行っているこちらの方たちをフォローすることをおすすめします。
IXTゴリラ氏
ガハハ!
22時!毎週の定例!
【 #InsurTech & 保険系トークン定例まとめ 】ヤマからお届け‼️ちな今日のオマケは日本の #インシュアテック #スタートアップ を特集!恐縮やが起業家を陰ながら応援✌️
★初めての方!
このコーナーは #IXT と #FDX の毎週の定例企画 !今後ともよろしゅう!🙇 pic.twitter.com/CqWKS0a5De— IXTゴリラ (@IXTgorilla) 2018年4月1日
毎週見やすいスライドでIXTの最新情報を週報でまとめてくれるゴリラホルダーの方。ユニークなキャラも人気の1つです。
IXTガール氏
保険会社と言っても、損害保険と生命保険は全くの別物。
IXTが対象としている「再保険」は主に損害保険の話です🦍— IXTガール (@ixledgirl) 2018年2月20日
大手保険会社に努めているOLの方。実際の保険市場の観点から専門的なツッコミや解説をしています。
CryptoPeko氏
$IXT @iXledger #保険コイナー たちの熱い議論の場はこちら!初めての方もお気軽に☆まずは見てみるところから٩(๑❛ᴗ❛๑)۶#IXT #iXledgerhttps://t.co/uyrex1jufV https://t.co/WKWiIbJlP4
— CryptoPeko仮想通貨のペコちゃん (@CryptoPeko) 2018年2月20日
テレグラムでも運営メンバーと英語で積極的にコミュニケーションを取りながら現場の最新情報や動向を伝えてくれます。
IXT(iXledger)の取引所・買い方
※IXTは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
個人的には2段階認証などセキュリティ面もしっかりしているBit-Zがおすすめです。
IXTを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Bit-Zにビットコインを送金
- ビットコインでIXTを購入
Bit-Zでの詳しい買い方の手順はこちらで紹介しています。
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
IXT(iXledger)の口コミ・評判
$IXT 生命保険経営学会の今月号(第86巻)に掲載 pic.twitter.com/M7crZPMn9n
— シールドくん (@xvg_xsh) January 12, 2018
$IXT のホワイトペーパーを、自分の整理用に簡単ですがサマってみました。まだまだ知名度は高くないと感じており、ポテンシャルを多くの人に知ってもらえると良いな、と思っています。詳細を知りたい方は、ぜひ公式サイト・ホワイトペーパーを直接ご覧ください。 pic.twitter.com/eluUGGLv6v
— 窓全開社会@仮想通貨ブログ (@mado_xyz) January 14, 2018
iXledgerは総発行6800万枚と少ない・時価総額まだ約120億円・ランキング195位(2018.1.15)
市場規模440兆円の再保険分野へ名乗りを上げている唯一のコイン!!
既にMVP(最小機能を持ったプロダクト)完成済み。提携会社開拓と新規上場へ取組中。
実需を伴う将来が超有望。$IXT #iXledger— kazu◢◤◢◤保険ゴリラー (@kazu_IXT) January 14, 2018
IXT(iXledger)の公式ツイッター
Founder & CEO, Ingemar Svensson, presents the first Minimum Viable Demo of our insurance marketplace. https://t.co/upQ4aoKQKp#iXledger #InsurTech #Blockchain
— IXT (@IXT_token) December 15, 2017
IXT(iXledger)のウォレット・保管方法
IXT(iXledger)は下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
My Ether Wallet
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)を含む、ICOなどで発行されているERC系トークンを保管出来る無料のデスクトップウォレットになります。
秘密鍵を自身で管理する必要があるので、パソコンなどがハッキングされない限りは安全に管理する事が出来ます。
IXT(iXledger)は買うべき?
再保険分野を攻めるIXTですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
IXTの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
プロダクトの将来性は間違いなく高く、市場規模も申し分ないです。プロダクトもしっかりと完成に向けて走っており安心感があります。
まだ実績に比べて時価総額は低く、取引所の少なさから認知はまだまだ拡大すると予想されます。
コミュニティのメンバーが期待度に比べてまだまだ少ないので、このまま増えていけば取引所の数も増えて相乗効果で時価総額も上がっていくでしょう。