仮想通貨FXで有名な取引所「BitMEX(ビットメックス)」と「BaseFEX」の違いについて詳しくまとめてみました。
「同じようなFX取引所じゃないの?」と思っている方向けに、それぞれの特徴や手数料などを比較してどっちがおすすめなのか、メリット・デメリットを出してみました。
どちらに登録しようか迷っている方や、メインで使用するBTCFX取引所に迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
まだ登録がお済みでない方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
目次でサッと確認
結論!どっちの取引所がおすすめか
通常時はBitMEX・IEOの時はBaseFEXを使い分け
BitMEXと同じ使用感で使うことが出来るBaseFEXですが、取引板の厚さや流動性、取引できる通貨ペアの多さを考慮すると基本的にはBitMEXが優秀です。
しかし、BitMEXではBNB、HT、OKBなどの取引所トークンを扱っていないため取引できる通貨の種類に大きな違いがあります。
普段遣いはBitMEXで、IEOなどが取引所で開催される場合は取引所トークンの価格が乱高下するため、リスクヘッジとしてショートポジションを持てるBaseFEXを使い分けるようにしましょう。
また成行手数料はBaseFEXのほうが安いので、成行を頻繁に使う人にとってはお得と言えます。
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BitMEXとBaseFEXの比較まとめ
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
最大レバレッジ | 100倍 (BTCのみ) |
100倍 (BTCのみ) |
追証リスク | なし | なし |
ロスカット | 50% | 50% |
通貨の種類 | 8種類 | 6種類 |
証拠金通貨 | BTCのみ | BTCのみ |
取引手数料 | 成行:0.075% 指値:-0.025% |
成行:0.05% 指値:無料 |
スワップ手数料 | -0.375%~0.375% 8時間毎 |
-0.01%~0.01% 8時間毎 |
安定性 | △ | ◎ |
セキュリティ | ◎ | ◎ |
両建て | 不可 | 不可 |
日本語対応 | あり | あり |
スマホアプリ | なし | なし |
最大レバレッジの違いを比較
通貨一覧 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
BTC | 100倍 | 100倍 |
ETH | 50倍 | 50倍 |
LTC | 33.3倍 | 50倍 |
BCH | 20倍 | なし |
XRP | 20倍 | なし |
EOS | 20倍 | なし |
TRX | 20倍 | なし |
ADA | 20倍 | なし |
BNB | なし | 20倍 |
OKB | なし | 20倍 |
HT | なし | 20倍 |
BitMEXとBaseFEXはどちらも同じ最大100倍のレバレッジを書けて取引することが出来ますが、どちらもBTC(ビットコイン)の取引ペア限定です。
それ以外の通貨についても最大レバレッジは基本的に同じですが、LTC(ライトコイン)はBaseFEXのほうが最大50倍のレバレッジをかけることが出来ます。
対応している通貨の種類などの違いはありますが(後述)、レバレッジの高さだけで見るとどちらも大きな違いはありません。
取引所トークンのレバレッジ取引をしたい方はBaseFEXに登録しておきましょう。
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レバレッジ倍率の変更の仕組みも同じ
BaseFEXはのレバレッジ倍率の変更方法はBitMEXと基本的に全く同じです。
取引画面の作りや、細かい仕様なども同じになっているのでBitMEXを既に利用したことがある人にとっては操作を迷うことはまず無いでしょう。
BitMEXのレバレッジ変更の仕組みについてはこちらでも解説しています。
追証リスクとロスカットラインの違いを比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
追証リスク | なし | なし |
ロスカット | 50% | 50% |
FX取引で一番怖いのは、追証による元手以上のマイナスがでてしまう借金のリスクですよね。
証拠金がBTCに置き換わるため「追証のリスクがまったくない」という点でBitMEXは有名になりましたが、BaseFEXでもそれは同じです。
どれだけ予想に反する相場に流れても、借金を抱えるリスクはないので安心して使ってくださいね。
そのかわり、「ロスカット」と言われる一定の証拠金維持率を下回った段階で強制的にポジションをクローズする仕組みがあります。
これがBitMEXもBaseFEXも50%に設定されています。
どちらもロスカットラインが低く設定されているため、証拠金を目一杯使ってポジションを持つことが出来ます。
そのかわり、ロスカットによって失う資産のリスクも高くなるので、リスクを減らしてトレードしたい方は証拠金維持率が100%に設定されている「CryptoGT」がおすすめです。
取扱通貨の種類・証拠金通貨の違いを比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
通貨の種類 | 8種類 | 6種類 |
取扱銘柄 | BTC,ETH,BCH XRP,EOS,ADA TRX,LTC |
BTC,ETH,LTC BNB,HT,OKB |
証拠金通貨 | BTCのみ | BTCのみ |
通貨の種類や取引できるペアの数は、BitMEXの方が優秀です。
しかし、取り扱っている通貨の種類にバラつきがあり、BaseFEXでは大手海外取引所のトークンであるBNB、HT、OKBなどを取り扱っています。
そのため、IEO直前などで価格が乱高下する場面でリスクヘッジとして現物を保有しながらショートポジションでリスクヘッジしたり、高いレバをかけて一気に稼ぐことも出来ます。
基本的にはどちらか一方が絶対におすすめというよりかは、両方に登録して使い分けることが大切ですね。
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取引手数料の違いを比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
BTC手数料 | 成行:0.075% 指値:-0.025% |
成行:0.05% 指値:無料 |
アルトコイン 手数料 |
成行:0.075% 指値:-0.025% |
成行:0.05% 指値:無料 |
スワップ手数料 | -0.375%~0.375% 8時間毎 |
-0.01%~0.01% 8時間毎 |
手数料を比較する前に、どのような手数料があるのか紹介しておきます。
- 取引手数料:取引が約定した際に発生する手数料
- スワップ手数料:ポジションを持ち続けると発生する手数料
BitMEXとBaseFEXはどちらも取引所方式となっており、ユーザー同士で板取引を行う形式になるのでスプレッド(売買手数料)はかからず、取引手数料のみがかかります。
両者を比較してみると、BitMEXでは成行手数料が高いかわりに指値取引のポジション料が還元され、BaseFEXでは成行手数料が安いかわりに指値手数料は無料止まりです。
表にして確認してみましょう。
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
成行手数料 | 0.075% | 0.05% |
指値手数料 | -0.025% | 無料 |
こうして比べてみると、取引手数料の細かな違いでお得な人とそうでない人が分かれます。
BitMEXでは成行手数料が特に高く、往復で0.15%もの手数料がかかってしまうので気づいたら「手数料負けしてしまっていた」というケースがよくあります。
成行取引の手数料を少しでも抑えたい方は、BaseFEXを活用して確実に利益を出していきましょう。
スワップ手数料を比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
スワップ手数料 | -0.375%~0.375% 8時間毎 |
-0.01%~0.01% 8時間毎 |
スワップ手数料はポジションを持ち続けた際に発生する手数料です。
スワップ手数料の計算式は以下のとおりです。
- スワップレート×通貨ペアの価格×取引量(ロット数)÷100÷360=スワップ手数料
BitMEXもBaseFEXも基本的なスワップ手数料の仕組みは同じです。
スワップ手数料は「資金調達率(Funding)」という名称で記載されており、一定のパーセンテージの間で変動します。
この手数料は8時間毎(日本時間の5時、13時、21時)に発生するので、その時間までにポジションを解消すれば手数料を支払う必要はありません。
BitMEXのスワップ手数料はロング・ショートの比率に応じて変動するので、仕組みを理解しておけばマイナス手数料で稼ぐことも出来ますよ。
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サーバーの安定性の違いを比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
安定性 | △ | ○ |
両建て | × | × |
流動性 | ○ | △ |
【1】サーバーの安定性の違いを比較
BitMEXでは通常時はサーバーも快適ですぐに注文が通ります。
しかし常に自動売買BOTが動いており、利用者も多いため相場が急激に変動した場合、注文が全く通らなくなります。
2017年以降、利用者が急増したにもかかわらずサーバーの重さは変わっていないので改善に期待しながら利用を続けるのはかなりリスキーですね。
一方BaseFEXはまだまだ利用者が少なく、急な相場変動があってもサーバーが重くならず注文がサクサクと通ります。
そのため慌てて損切り→注文が通らずロスカット…という最悪の展開を防ぐことが出来ます。
しかし、今後人気が出て利用者が急増した場合はサーバーに負荷がかかることも想定されます。
不安な方は世界中のトレーダーが利用している「MT5」のプラットフォームを利用している「CryptoGT」も合わせて登録しておけばいざという時も安心です。
【2】両建ての有無の違いを比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
両建て | 不可 | 不可 |
BitMEXもBaseFEXも同銘柄でロングとショートを同時に持つ「両建て」には対応しておらず、反対のポジションを保つ場合は現在のポジションを解消する必要があります。
そのため、「長期的にはロングだけど短期的にはショート」といった局面で場面に応じたポジションを持つことは出来ません。
一方、CryptoGTでは両建てが可能になっており、1つの口座でどちらのポジションも持つことが出来ます。
ユーザーの投資スタイルに合わせて柔軟な取引が可能になっているので、リスクヘッジとして合わせて登録しておきたいですね。
【3】流動性・取引高の高さを比較
流動性や取引高は成行取引をする人にとってはとても重要なポイントです。
BitMEXもBaseFEXどちらも板取引方式を採用しているため、ユーザー間の取引をすることになります。
そのため、注文板が薄すぎると成行取引をした際に価格が滑ってしまい高値で掴んでしまう可能性もあります。
では実際にBitMEXとBaseFEXのビットコインの注文板を見比べてみましょう。
左がBaseFEX、右がBitMEXでどちらもUSD建てで0.5ドル単位で注文可能ですが、価格はすべて埋まっていますね。
BaseFEXは新興取引所にも関わらず流動性の高さは申し分無いのですが、やはりビットコインFX業界最大手のBitMEXの1/5ほどの板の厚さになっています。
数十万円単位の成行取引であれば気にする必要はありませんが、100万円以上の大量のロットを動かしたい方はBitMEXを利用するのがおすすめですね。
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セキュリティの違いを比較
BitMEX | BaseFEX |
---|---|
二段階認証 コールドウォレット マルチシグ 手動出金確認 |
二段階認証 コールドウォレット マルチシグ 手動出金確認 |
仮想通貨を預ける先としては安全な取引所を選びたいところですが、セキュリティの安全性はどちらも同程度で安全と言えます。
二段階認証、マルチシグ、コールドウォレットなどの基本的なセキュリティ対策はどちらも完璧に行っています。
どちらの取引所も手動による出金確認を1日に1回行っています。
BitMEXでは日本時間22時、BaseFEXでは日本時間の16時に手動の確認出金作業を行っており、不正な出金を未然に防いでいます。
そのためセキュリティは安全ですが、出金に時間がかかるというデメリットがあるので急ぎの出金には対応していません。
FXで稼いだとしてもハッキングによって資産を失ってしまったら意味がありませんからね。
リスクを下げるためにも安全な取引所を選んで、定期的にハードウォレットに資産を移すなどのハッキング対策を徹底してくださいね。
日本語対応&日本語サポートの違いを比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
日本語対応 | あり | あり |
日本語問い合わせ サポート |
あり | なし |
海外取引所の利用でどうしても気になってしまうのが「言語の違い」ですよね。
しかし、どちらの取引所も日本語に対応しているので英語がわからずに操作することが出来ないという問題はありません。
どちらも専用の日本語サポートチームがいるので、Google翻訳を通したような不自然な日本語ではなく、きちんと日本人が対応しているような印象を受けました。
スマホアプリの違いを比較
比較内容 | BitMEX | BaseFEX |
---|---|---|
スマホアプリ | なし | なし |
ブラウザ対応 | あり | あり |
BitMEXもBaseFEXも執筆時点ではスマホアプリに対応しておらず、スマホで利用する場合はブラウザ版を利用することになります。
ただしBaseFEXは2019年4月時点で、公式アカウントによるとiPhoneアプリ版をApp Storeに申請中とのことです。
近い内にスマホアプリはリリースされるそうなので楽しみですね!
どうしてもスマホアプリで取引したいという方は「MT5」のアプリを通じてトレード出来る「CryptoGT」を利用しましょう。
シンプルながらも多機能なチャートを外出先でいつでも確認する事が出来ます。
表示しているインジケーターエリアも上下に拡大縮小できるので、好みの画面レイアウトに設定出来ます。
取引画面もチャートを眺めながら1秒単位でサクサクトレードできるので、スキャルピングにも向いていると言えますね。
BitMEXはスマホブラウザから利用可能
BitMEXではアプリがリリースされていませんが、スマホブラウザから操作しやすいようにUIが設計されています。
スマホアプリではないので使いやすさはやや劣りますが、ある程度は使えるのでこちらも試してみて下さいね。
BitMEXとBaseFEXのメリット・デメリット比較
BitMEXとBaseFEXのメリット比較
BitMEXのメリット
- 取引できる通貨の種類が多い
- 指値手数料がマイナスで還元される
- 流動性が高く注文が滑りにくい
BaseFEXのメリット
- BitMEXと同じ使用感で取引できる
- 成行手数料がBitMEXより安い
- 取引所トークンのレバレッジ取引が出来る
- サーバーが安定している
- スマホアプリが使える
BitMEXとBaseFEXのデメリット比較
BitMEXのデメリット
- 取引所トークンは扱っていない
- 両建てが出来ない
- サーバーが不安定になることがある
- 成行手数料が高い
- スマホアプリが使えない
BaseFEXのデメリット
- 取扱通貨の種類が少ない
- 注文板がBitMEXよりも薄い
- 指値手数料がマイナス手数料ではない(無料)
どっちの取引所に登録すべきか
どちらの取引所もメリットやデメリットがあるため、どうしても迷っている方は以下のポイントで決めるのがおすすめです。
BitMEXはこんな人におすすめ
- ビットコインFXをメインにする人
- 手数料の安い取引所を使いたい人
- 主にPCを使ってトレードする人
▼ここから登録で半年間手数料10%オフ!▼
BaseFEXはこんな人におすすめ
- アルトコインFXをメインにする人
- 取引所トークンのレバレッジ取引をしたい人
- アプリで快適に取引したい人
どのポイントで魅力を感じるかは人それぞれなので、どうしても選びきれない場合はどちらの取引所にも登録してみて下さい。
実際に利用してみると、どのようなメリット・デメリットがあるのか自分に本当にあった取引所がどっちなのか気づくことが出来ますよ。
自分にあった取引所を選んで快適な仮想通貨FXを楽しんで下さいね!
登録前の前評判が気になる方は、こちらの評判・口コミも参考にして下さいね。