仮想通貨には様々な種類があり、ICOなどを含めると2000種類以上あると言われています。
そのため、英語のドキュメントなどを読みながら公式サイトを調べていても時間がかかってしまい、本当に良いコインが見つかるまで時間がかかってしまいます。
今回は良いコイン悪いコイン(詐欺ICO)を簡単に見極めるチェックポイントをまとめてみました。銘柄探しの際にぜひ参考にしてみてください。
ICOとはそもそも何なのか?という方はこちらの記事を参考にしてください。
良いコインと悪いコイン(詐欺ICO)を見極めるポイント
- 抽象的な特徴をメインに据えている
- 開発者やCEOの顔や経歴が不明
- 公式サイトに日本語以外を用意していない
- プロジェクトよりも有名人をアピールしている
1.抽象的な特徴をメインに据えている
Anonymous!
Fast!!!
Low Fee!!!人間に例えると「私はホモサピエンスです」くらいのレベルの自己紹介
— edindin@仮想通貨ブログ (@edindin_crypto) February 16, 2018
直訳するとこういうことです。
- 匿名機能!
- 送金が速い!
- 送金手数料が安い!
無名の草コインや注目を浴びていないプロジェクトでは高確率で公式HPにかかれています。
匿名性が高い仮想通貨はDASHやMoneroをはじめ様々なものがあり、既に標準搭載されていてもおかしくないでしょう。
しかし、この場合の多くは「匿名機能(を付ける予定)」という未実装の機能をウリにしているパターンも多いため「おお!匿名機能は良いな!」と安易にアピールポイントを真に受けないようにしましょう。
本当に自信があるプロジェクトは、他の通貨と比較して具体的なデータを挙げています。
データがあるということは開発も進んでいる(実装済み)という可能性も高いです。
2.開発者やCEOの顔や経歴が不明
ICOで開発者やCEOの顔が写真ではなくイラストだったり詳しい経歴が不明なものは注意が必要です。
資金調達のためには投資家たちからの信頼は必要不可欠になります。
そのため真っ当なプロジェクトであれば基本的には顔写真や詳しい経歴を書いたプロフィールなどが掲載されています。
開発者やCEOの顔を隠すということは、以下のような詐欺をしている可能性が高いです。
- 何かやましいことがある
- そもそもチームメンバーがいない
- まともな経歴を持っていない
蓋を開けてみると、スタッフの中に誰もブロックチェーン技術に関する知識を持っている人物がいない。
という悲惨な状況のものもあります。
プロフィール部分に不透明なポイントがある場合は、疑ってかかるようにしましょう。
3.公式サイトに日本語以外を用意していない
仮想通貨やICOの最大のメリットは世界中から資金を効率的に集金・送金出来ることです。
ICOによってプロジェクトの開発に必要な資金調達を行うには、アメリカ、中国を含む世界中から資金集めをしたほうが効率がいいのは誰でも分かりますよね?
しかし、公式サイトで日本語以外に翻訳する機能がない場合、日本人をターゲットとした詐欺ICOである可能性は高いです。
市場規模を考えると、まず優先的に用意するべきなのはアメリカ、中国で、その次に日本や韓国などの言語ページを用意するでしょう。
日本語以外のページが見つからない場合は、
- 世界中から資金調達をする意思がない
- 日本人をターゲットにした詐欺ICO
どちらかの可能性が高く、どちらに転んでも真っ当なプロジェクトである可能性は低いでしょう。
4.プロジェクトよりも有名人をアピールしている
やたらと有名人やなんだかすごそうな人の名前が出てくる場合も詐欺の可能性が高いです。
「○○が買っていた!」など、一般人には確かめることもできない情報を出す悪質なやり方です。
プロジェクトの中身よりも誰でも知っている芸能人の名前を出すことで安心感を持たせる事ができるため、安易な投資家を騙すことが出来ます。
過去にはGacktが宣伝しているという触れ込みでICOを行った「スピンドル」と言うものも実態が全く見えずに問題になりました。
他には松井一代が宣伝している「ミンドル」も、プロジェクト側と揉めた末に、無期限の開発中止が発表されています。
これらの例から有名人をアピールしているものは警戒する必要があるでしょう。
ICOの多くは詐欺という危機意識を持とう
仮想通貨は簡単に送金できるという特徴から資金調達の手段として注目されています。
しかし、機能していないプロジェクトのICOが乱立し、中国ではICO規制が敷かれました。
規制がされていない国でも現在進行系で詐欺ICOが次々と出ている現状があるため、プロでも詐欺かどうかを見抜くのは難しくなっています。
ICOに投資する場合は詐欺の可能性が高いという危機意識を持っておきましょう。
そもそもICOって何?という人はこちらの記事を参考にしてください。
国内で買える仮想通貨なら安全
仮想通貨は全種類で2000種類以上あると言われており、その特徴や性質は通貨によって多種多様です。
この中からどれが良いコインか悪いコインか見極めるのはかなり難しく、初心者が見抜くことはほぼ不可能と言えます。
しかし、国内取引所で取り扱っているイーサリアムやリップルなどのアルトコインは全て金融庁のホワイトリストに登録されており、事前に厳しい審査を受けています。
まずは国内で買える仮想通貨を買ってみることから初めてみるのがおすすめです。
どのアルトコインから買えば良いのか迷っている方や、何を判断ポイントにすれば良いのか分からない初心者の方も出来れば損はしたくないですよね。
専門家の私が将来有望なアルトコインに絞ったランキングを紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。