スマホで株を簡単に売買出来る「FOLIO(フォリオ)」で運用中、テーマを売却後にまさかの大損をしてしまいました…。
なぜそんな事が起きてしまったのか、マイナスが発生する理由について解説していきます。
FOLIO(フォリオ)でテーマを売却後の話…
ある日、FOLIO(フォリオ)で運用中のテーマで黒字が出ていたので、そろそろいいかな?と思いテーマを売却して利確することにしました。
売却時点の資産残高
- 全資産:10,601円
- 利益額:601円
- 元手:10,000円(内現金2,831円)
早速スマホ版(FOLIOの場合アプリから)からテーマを売却しました。
売却するテーマの内容を確認して、問題なければ「売却注文」をタップします。
売却は即時反映ではなく、次の日の朝9時に一括処理されるので、売却タイミングには注意して下さい。
しかし、次の日確認してみると資産残高が恐ろしいことになっていました。
FOLIO(フォリオ)でテーマ売却後に残高が大幅マイナスに
テーマを売却して朝9時を過ぎた段階で確認してみると…なんとすべての資産が8,755円になっていました。
私は1万円を入金してミニテーマを運用しており、約7000円分でテーマを購入しましたが、売却時点で黒字がでていたのにもかかわらず、今はマイナス1,300円ほどになっておりかなりびっくりしました。
保有資産残高もすべて現金になっており、一見テーマ売却は全て完了しているようでした。
売却時点の資産残高(翌朝9時)
- 全資産:8,755円
- 利益額:-1,245円?
- 元手:10,000円(内現金2,831円)
取引履歴は問題なし
慌てて取引履歴を確認してみた所、前日の売却処理は問題なく行われており、購入時点で7,169円で購入したテーマは7,435円で売却されていました。
この計算だと+250円ほどの利益が出ているはずですよね?
手数料も年間0.5%なので問題なし
もう一つは「高い手数料が取られたのでは?」という疑いが出てきました。
ではFOLIOでかかる手数料を再確認してみましょう。
- 口座開設費・維持費用:無料
- 取引手数料:0.5%/年間(テーマ投資の場合)
- 運用手数料:1%/年間(おまかせ投資の場合)
- 振込手数料:お客様負担(クイック入金は無料)
- 出金手数料:無料
今回のテーマ投資で掛かるのは預かり資金に対して年間0.5%のみ。
仮に1万円に対して丸々掛かったとしてもたったの50円なので、手数料によるマイナスは考えられませんでした。
受け渡しが行われるまで売却価格の80%分が即時反映される
この問題がなぜ起こるのか調べてみた所、このような記述を発見しました。
テーマの売却注文が約定すると、売渡代金の約80%が暫定金額として即時に購入可能額に反映されます。
確定金額は翌朝6時頃に反映されます。
もっと詳しい説明はヘルプにも記載されていますね。
FOLIOの仕様で、売却した価格が残高に完全反映されるまでは、売却価格の80%分が加算されるようになるようです。
今回のテーマの売却価格は7,435円だったので80%だと約5,948円分が現在の資産残高に反映されている計算になります。
(厳密には特定口座を選択している場合、利益額から所得税+住民税の20.315%分が引かれて入金されます)
売却時点の仮の資産残高
- 仮の全資産 = (テーマ売却額×80%) + 残現金
大まかにこのような計算式で出すことが出来ます。差額については源泉徴収分という計算ですね。
ちなみに、売却から反映までのタイミングはあくまでも「予定」なので、正しい残高を確認したい方は2営業日ほど放置してからログインして確認するのが良いでしょう。
FOLIO(フォリオ)でマイナスが発生する理由まとめ
FOLIO(フォリオ)でマイナスが発生する理由
- 取引が確定するまでは仮の売却価格が反映される
- 売却価格の80%分が表示されているので気にしない
- 特定口座を選択している場合は源泉徴収もされている
FOLIO(フォリオ)でマイナスが発生するのはあくまでも一時的なものです。
テーマ売却から反映まで1~2営業日ほど時間がかかってしまうので、その間の価格の変動の影響は受けますが、大幅に変動する可能性は低いでしょう。
資産残高が大幅に目減りしてしまった方は、一時的なものなのでもう少し時間を置いてからログインして確認して下さいね。