国内の仮想通貨取引所「bitbank(ビットバンク)」がビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークをめぐり、今後のハードフォーク通貨への対応を発表しました。
▶計画されたハードフォーク及び当該ハードフォークにより生ずる新たな仮想通貨に係る対応指針について
この記事ではビットバンクで預けた仮想通貨のハードフォークへの対応についてまとめています。
bitbank(ビットバンク)のBCH分岐への対応内容
ビットコインキャッシュは2018年11月16日にハードフォークが行われ、BCHABCとBCHSVの2種類に分岐しました。
国内取引所ではほぼ全て、ハードフォークコインの付与を行わず、BCHABCを今後のビットコインキャッシュ(BCH)として取り扱うという方針になりました。
これに投資家は反発。ハードフォーク時にビットバンク社はスナップショットを取得し、BCH所有者に対して分岐したBCHSVの取扱は一時保留としていました。
2019年3月に発表した対応方針では、BCHSVの付与ではなく、現金相当を交付することを発表しました。
ハードフォークコインの付与が行われないと投資家は不利益を被る
ハードフォークコインの付与が行われなとどうなるのでしょうか?
ハードフォークでは、1つの通貨が2種類に分岐することで、元通貨の価値が減少する場合があります。
例えば、ビットコインキャッシュの場合も価格が大きく下落する出来事がありました。
- HF前のBCHの価格:5万円
- HF後のBCHABCの価格:4万円
- HF後のBCHSVの価格:1万円
このように元の通貨の価格を分けるようにして、ハードフォーク後の通貨の価格が決まりました。
ハードフォーク後、国内取引所ではBCHABCを取り扱うと発表したので、既存のBCHホルダーは全員損失が発生していることになります。
ハードフォークによって誕生したBCHSVの付与も行わなければ、ホルダーはブロックチェーンのよくわからない仕組みによって価値が目減りしてしまうリスクがあるわけです。
これでは何もせずに長期保有というわけには行きませんよね。
bitbank(ビットバンク)のHF(ハードフォーク)の対応方針
bitbank(ビットバンク)のハードフォークの対応方針
- ハードフォークのコインの情報収集に努める
- コインを付与する場合は安全性が確認出来た場合のみ
- 付与の代わりに現金相当を配布する場合がある
大きく分けるとこのようになります。
今後ハードフォークが起きた場合は、リプレイアタックやハッキングリスクなどが起きないか?という安全性を確認できた場合のみコインが付与されます。
もし、何らかの問題がある場合などはビットバンク社の判断によって、配布数量相当の現金を交付するようです。
これなら、投資家にとっても安心ですね!