貸付ファンドに1円から投資出来る「Funds(ファンズ)」のファンド組成企業の「株式会社フィルまちづくりファンディング」の健全性、財務分析について紹介します。
大手消費者金融会社としてCMなどでも知らない人はいないほどの大企業ですが、本当に安全かどうかは自分の目で調べておいた方が良いでしょう。
この記事では
- ファンド組成企業株式会社フィルまちづくりファンディングについて
- フィルまちづくりファンディングの健全性
- フィルまちづくりファンディングの財務分析
について分かりやすく紹介しています。
サービスの特徴についてはこちらを参考にしてください。
目次でサッと確認
Funds(ファンズ)のファンド組成企業「株式会社フィルまちづくりファンディング」について
株式会社フィルまちづくりファンディングの概要
フィルまちづくりファンディングは貸付ファンドに最低1円から投資出来る「Funds(ファンズ)」を利用した投資型クラウドファンディングサービスです。
まちづくりの参加と資産運用を両立しており、運用先を決めれば全てのファンドにフィル・カンパニー社とセントロ社が連帯保証人となって運用を行います。
不動産のノウハウを持った企業が物件のプロデュースもすべて行ってくれるので、不動産投資がはじめての方でも安心して投資先を選ぶことが出来ます。
取り扱うテーマについて
公開されている主に取り扱うテーマは2種類。
- お江戸ファンド:下町の狭小地をテンポとして再利用
- 空中物件ファンド:コインパーキングの上空を店舗に活用
他の不動産事業者にはない独自の観点で土地や空間を再利用することで、新たな場所を資源として活用することが出来ます。
株式会社フィルまちづくりファンディングは2019年3月に設立
ファンド組成企業の「株式会社フィルまちづくりファンディング」は2019年3⽉に新規設⽴した法⼈のため、P/L項目はありません。
株式会社Trophyの100%子会社であり、株式会社Trophyは株式会社フィル・カンパニーと株式会社セントロの合弁会社です。
関係図を整理するとこのようになります。
- 株式会社フィルまちづくりファンディング:株式会社Trophyの100%子会社
- 株式会社Trophy:株式会社フィル・カンパニーと株式会社セントロの合弁会社
- 株式会社フィル・カンパニー:東証マザーズ上場企業
- 株式会社セントロ:東証一部上場企業いちご株式会社のグループ会社
2019年3月にFunds(ファンズ)で募集された案件もこのようになっており、初の連帯保証人付き案件となっており、株式会社セントロと株式会社フィル・カンパニーがその保証人となっています。
株式会社フィル・カンパニーの安全性について
東証マザーズ上場企業
株式会社フィル・カンパニーの安全性について
- 2005年6月3日に創業
- 資本金は5億8,414万2,000円(2017年11月30日現在)
- 駐車場を活用した空中店舗フィル・パーク事業
- 東証マザーズ上場企業
主力事業は駐車場の上空を利用した物件建設
株式会社フィル・カンパニーは空中店舗フィル・パークの建築を主力事業としており、現在は駐車場(コインパーキング)の上の空間を利用した物件建設を行っています。
未利用な空間を活用することで、新しい常識と価値を生み出しています。
株式会社フィル・カンパニーの財務分析
2019年3月時点で公表されている財務状況は以下のとおりです。
- 当期純利益:4.15億円
- 自己資本比率(自己資本÷総資本):48.43%
売上高純利益全てが前年同期比で黒字となっており、事業は右肩上がりで成長していることがわかります。
返済義務のない資金源である自己資本比率は40%以上欲しい所ですが、48%とかなり安定した数字を叩き出しています。
従業員数も右肩上がりに成長しているので、倒産リスクは低く、安全性の高い会社ということがわかります。
株式会社セントロの安全性について
東証一部上場企業
株式会社セントロの安全性について
- 2000年4月13日に創業
- 資本金は3,000万円(2019年3月時点)
- 東証一部上場企業いちご株式会社のグループ会社
主力事業は不動産賃貸(投資)事業
株式会社セントロは不動産の取得・保有・売却事業をメインに行っており、取得した不動産のテナントの入れ替えや管理修繕に関するコストマネジメントを行っています。
不動産価値の工場により、収益物件として保有し、投資家への売却を行っています。
株式会社セントロの財務分析
2019年3月時点で公表されている財務状況は以下のとおりです。
- 売上高:約24.6億円
- 営業損益:約2.8億円
- 当期純利益:約8000万円
株式会社セントロは2018年3月期のP/L情報しか無く、具体的な財務状況の分析は今後のデータを追いかけていく必要がありそうです。
しかし、一期目にしてしっかりと当期純利益も出ており、事業は順調に進んでいる様子が見受けられます。
営業利益率も約9%ほどあり、数字自体も決して悪い数字ではありません。
ファンド組成企業「株式会社フィルまちづくりファンディング」は信頼できる
フィルまちづくりファンディングの健全性
- 上場企業が親会社となっている
- ファンドは全て連帯保証人付きで安全
- 都心を中心とした物件建設
- 売上高は右肩上がり
ご覧頂いたとおり、Funds(ファンズ)のファンド組成運営である株式会社フィルまちづくりファンディングは、親会社が上場しており、財務状況もよく健全性の高い経営がされており安全性が高いと判断出来ます。
もちろん倒産(デフォルト)の可能性もゼロではないので、最終的にはご自身で投資判断を行うようにしてくださいね。