仮想通貨取引で煩雑な税金計算を、各取引所から発行されている取引履歴のCSVファイルをドラッグ&ドロップするだけで自動計算してくる便利なツールが無料で公開されています。
目次でサッと確認
BITCOINTAXとは
こちらは開発者のakiyoko(@aki_yok)さん。
特徴
アカウント登録不要(すぐに使えます)
アップロードされたファイルはサーバ側で保持しておりません(中身のデータも保持していません)
計算方法
国税庁「仮想通貨に関する所得の計算方法等について」に準拠
時価計算方法は 移動平均法(「移動平均法(棚卸資産の評価方法)の仕訳・会計処理 | 仕訳NET」を参照)
ビットコインの時価については、(bitFlyer を除く)国内取引所は Coincheck(BTC/JPY)、海外取引所は Kraken(BTC/USD)の時間足データを使用
海外取引所の場合の USD/JPY については、ドル円為替の時間足データを使用
2016年1月以降の時間足データを使用しているため、2015年12月以前の取引がある場合には対応できません
使い方
計算対象の年度を選んで、取引所でダウンロードした CSV や Excel ファイルをドラッグ&ドロップするだけ
(ただし、Coincheck の購入履歴の CSVファイルには「buy」、売却履歴の CSVファイルには「sell」という文字をファイル名に含めてください)
複数ファイルをまとめてドラッグ&ドロップすることも可能(最大5ファイル・1MBまで)
計算結果が表示された後に、続けて別のファイルをアップロードすることも可能(計算が全てやり直されます)
計算結果が表示された後に、計算結果を CSVファイルでダウンロードすることが可能です(ダウンロードした CSVファイルを再びアップロードすることもできます)
取引件数が多い場合は計算処理に数分ほど時間が掛かる場合があります(10分経つとタイムアウトしますのでご注意ください)
対応取引所は bitFlyer、Coincheck、Poloniex、Bittrex (2018年2月15日現在)
取引所で発行されている取引履歴を記録したCSVファイルをダウンロードし、登録不要でドラッグ&ドロップするだけで気軽に所得や税金計算することが出来ます。
2017年から正式にお金として金融庁に認可された仮想通貨ですが、2017年度の確定申告から「雑所得」として申告する必要が出てきました。
利確時に所得や損益に対して税金がかかるようになるため、都度計算が必要になるのですが、デイトレーダーなど頻繁に取引する人にとって取引履歴を記録するのはとても大変です。
しかしBITCOINTAXを利用することで、取引履歴から自動的に所得を計算してくれるので、煩雑な計算を一括で処理してくれます。
現在は下記の取引所に対応しています。
- bitFlyer
- Coincheck
- Poloniex
- Bittrex
2018年2月15日現在
モナコインとビットコイン寄付にも対応しているので、開発者に投げ銭をしておけば今後の開発スピードが上がるかも…?
仮想通貨の取引記録はちゃんと付けよう
仮想通貨の税金は雑所得という区分になるので、税金が高く納税額を見てげんなりするかも知れませんが、追加の課税がされるリスクを考えれば普段からちゃんと取引を記録して確定申告に行くべきです。
取引記録を付け忘れてた!という方も「税金計算ツール」を使えばあっという間に計算することも出来るのでぜひ検討してみてください。
完全におまかせしたい場合は、プロの税理士に相談するか、忙しくなる確定申告期間前に税務署に相談してくださいね。
プロの税理士に丸投げ出来る便利な確定申告サポートサービスはこちら