貸付ファンドに投資出来る「Funds(ファンズ)」では従来のソーシャルレンディングと違った新しいスキームの資産運用として投資家から高い注目を集めています。
関係会社貸付スキームを採用しており、ミドルリスク・ミドルリターンな投資を実現しています。
先に結論!元本割れするリスクについて
- 事業の失敗→返済義務あり(リコースローン)
- 借り手企業の倒産→返済義務なし(ノンリコースローン)
Funds(ファンズ)の投資の流れや詳しいスキーム(仕組み)についてはこちらの記事を参考にしてください。
目次でサッと確認
Funds(ファンズ)ではファンド組成企業を通じて事業投資を行う
では一度Funds(ファンズ)の投資の流れを確認しておきましょう。
ここで登場する人物や企業について紹介しておきます。
- 投資家:お金を貸し出すあなたのこと
- ファンド組成企業:借り手企業のグループ企業の親会社
- 借り手(不動産会社):融資されたお金を使う張本人
- 不動産事業:お金の使い道
Funds(ファンズ)では、アイフルなどの親会社などがファンド組成企業として、子会社などのグループ企業を借り手として融資を行います。
従来のソーシャルレンディングではファンド組成企業のポジションにはソーシャルレンディング事業者があり、借り手や企業の名前は非公開となっていました。
しかし、中間にファンド組成企業(親会社)を挟み、グループ会社に貸付を行うことで万が一の際(借り手企業の倒産や貸倒れ)が起きてもファンド組成企業が返済を負担してくれるというメリットがあります。
つまり、返済の義務があるリコースローンの対象になっています。
これにより、Fundsは従来のソーシャルレンディングの仕組みよりもリスクが低いと言われています。
しかし、この仕組みだけをピックアップして「Fundsは安全!」と騙っているブログなどもありますが、投資にリスクは付きものです。
Fundsにも元本割れのリスクはあります。
では、どのような状態になると元本割れが起きてしまうのかそのパターンについて解説していきます。
Funds(ファンズ)で元本割れするパターン
借り手企業が倒産した場合は元本割れの可能性あり
- ファンド組成企業がデフォルトした場合→元本が欠損する
- 借り手がデフォルトした場合→元本が欠損する場合がある
- 不動産事業の投資回収が滞った場合→元本は欠損しない
Funds(ファンズ)ではファンド組成企業、借り手企業のデフォルトによっては元本が欠損する可能性があります。
元本が欠損しない場合は事業の失敗のみです。
事業の失敗が倒産につながる可能性も
例えば、不動産会社Aがマンション運用事業のために10億円必要になり、Fundsを通じて資金調達をしたとします。
不動産会社Aはこの事業を成功させて得た利益を返済原資として、投資家に対してリターンを提供することになります。
しかし、運用が思ったように上手く行かず事業が失敗してしまった場合、借り手企業(もしくはファンド組成企業)は投資家に対して返済を行う義務があります。
事業の失敗のツケは借り手企業が拭うことになります。
ですが、蓋を開けてみたら借り手企業に返済する資金がない場合は事業の失敗をきっかけに企業が倒産してしまう場合もあります。
借り手企業が倒産して、担保・保証などもない場合は元本割れのリスクが発生します。
つまり、リコースローンの対象になっているのは事業のみで、借り手企業・ファンド組成企業の倒産には適用されません。
リスクを減らすためにはファンド組成企業を分析しよう
元本割れのリスクはつきものですが、Fundsの仕組み上、投資家の判断によってそのリスクを減らす事ができます。
運用を行う「ファンド組成企業」と「借り手企業」は明確になっているので、企業の財務分析や安全性を確認するようにしましょう。
ファンド組成企業として公開されている企業の安全性や財務分析はこちらで公開しています。
Funds(ファンズ)では2種類のファンドテーマがある
Funds(ファンズ)では「ローン型スキーム」と「不動産型スキーム」2種類のファンドテーマが存在します。
ローン型 | 不動産型 | |
---|---|---|
借り手企業の 資金用途 |
自由 | 不動産事業 |
返済原資 | 事業で得た収益 | 不動産事業の収益 |
どちらも資金の流れに大きな違いはありませんが、資金用途と返済原資に大きな違いがあります。
万が一事業が失敗してしまうリスクを考慮すると、不動産型の方が将来の見通しが立てやすいのでどちらかと言うと「不動産型スキーム」の方がリスクは少ないと言えるでしょう。
Funds(ファンズ)の元本割れリスクを減らす方法
Funds(ファンズ)の元本割れリスクを減らす方法
- リコースローンの対象は事業のみ
- ファンド組成企業の財務分析を行う
- 不動産型スキームのファンドに投資する
リコースローンの対象になるのはあくまでも事業のみです。
事業が失敗して借り手企業が倒産するような自体にならなければ、返済の義務によって元本割れすることはありません。
投資にリスクはつきものなので、100%安全ということはありえませんが、ここまで投資先がしっかりと明らかなのはFunds(ファンズ)の大きな強みと言えますね。
リスクの少ないソーシャルレンディングを選びたい方は、過去に「貸倒れ・返済遅延ゼロ」のサービスを選んで投資をはじめてくださいね。