ビットコインFXができる海外取引所「BitMEX(ビットメックス)」では、トレードする際に、入金したBTC(ビットコイン)が自動的に「XBT」という単位のお金に変更されます。
そのため、日本円換算で大金を入金しても1XBTや0.1XBTなど、少ない数字になってどうしても緊張感を持ったトレードができなくなります。
この記事では、そんなミスを無くすためにも日本人なら誰でも親しんでいる日本円表記に変更する方法や、通貨の単位(Satoshi)の設定方法について紹介していきます。
こちらの記事で紹介している方法は数字を近づける方法で、完全に日本円と同じ数字にする設定方法は今の所ありません。(2021年1月時点)
BitMEXにまだ登録していない方はこちらから登録して下さいね。
▼ここから登録で半年間手数料10%オフ!▼
目次でサッと確認
ビットコインの単位「Satoshi」について
お金の単位といえば「~枚」という表記が普通ですが、デジタル通貨であるビットコインには独自の通貨単位があります。
それは開発者「サトシ・ナカモト」の名前にちなんだ「Satoshi(サトシ)」というものです。
これはビットコインの最小単位を示すもので、1Satoshi=1億分の1枚あたりの価格になります。
パッと見では分かりづらいですが、1BTC=100万円であれば、1Satoshiは0.01円と考えるとわかりやすいですよね。
ビットコインの単位は複数ある
しかし、Satoshiという単位だけでは分かりづらいので、複数の単位を用いて数えられています。
すべてのビットコインの単位をまとめると以下のようになります。
単位 | Satoshiの数 | BTC換算 |
---|---|---|
BTC | 100,000,000 | 1BTC |
mBTC | 100,000 | 0.001BTC |
μBTC | 100 | 0.000001BTC |
Satoshi | 1 | 0.00000001BTC |
- mBTC=ミリビットコイン
- μBTC=マイクロビットコイン
Satoshiの場合は0が7個、単位が上がるごとに0が2つずつ少なくなっていくと考えればすぐに覚えることが出来ます。
基本的にはSatoshiかBTCどちらかの単位しか普段は使うことはありませんが、BitMEXで設定する際に頭の片隅に入れておくと便利ですよ。
BitMEX(ビットメックス)で表記単位を変更する方法
ではビットコインの単位について理解できたところで、BitMEX(ビットメックス)側で表記単位を変更していきましょう。
BitMEXでは表記単位をXBTから変更出来る機能が標準搭載されています。
ちなみに、初期設定ではBTCの単位で表記されているのでパッと見の金額はかなり少なく見えますね。
表記単位の変更方法はいたってシンプル。右上のアカウントメニューを押して、通貨表示から別の通貨単位に変更します。
すると、先程説明した4種類の単位に自由に変更することが出来ます。
ちなみに表記はすべてXBTとなっていますが、これはBitMEX側でBTC→XBTに変換することで不正送金などを防ぐセキュリティ対策の一環となっています。
では実際に最小単位である「XBt(Bitcoin)」に変更して「Satoshi」単位に置き換えてみてみましょう。
ウォレットなどで表記反映を確認する
残高画面はこのようになりました!先程の表記から1億倍になっていますね。
ウォレット画面でもこの通り、急にお金持ちに見えてきますね。
数字の単位をよく見てみると「XBT→XBt」となっており、最後のTが小文字になっているのがSatoshi単位になっている証拠です。
注文画面の数字は変わらないので注意!
単位をXBTから変更する時の注意点としては「注文画面の数字(指値)が変わらない」ということです。
(画像はBCHの注文画面)
チャートの画面優しね価格は変更されず、ビットコインやイーサリアムなどUSD建てで取引する通貨でも単位に変化はありません。
「注文可額」と「利用可能残高」は変更されているので、その部分を見ながらオーダーを入れるようにして下さい。
BitMEX(ビットメックス)で日本円表記に変更する方法
では本題である「日本円表記にする方法」ですが、この方法はあくまでも数字を近づける方法で、完全に日本円と同じ数字にする設定方法は今の所ありません。(2021年1月時点)
この方法は1BTCが1億円、100万円、1万円のときに有効な方法です。
今回は現在価格が1BTC=100万円と仮定して紹介していきます。
単位をμBTC(マイクロビットコイン)に変更する
現在の私の口座には0.017BTCほど存在します。
1BTC=100万円であれば、1.7万円ほどですよね。
そして、先程の設定で単位を「μBTC(マイクロビットコイン)」に変更します。
すると、このように単位が100万分の1になり、表記が変わります。
残高の表示が「17,440mXBT」になるので、パッと見で17,000円ほどだと把握することが出来ます。
こうすることで、残高がどれぐらいあるのか?証拠金としてどれ位余裕があるのか?ということを即座に判断することが出来ます。
お金が減ったり増えたりする実感も湧きやすいですね。
100万円から数字が遠ざかると使えなくなる
これはあくまでもBTCの価格が1億円、100万円、1万円のときに有効な方法です。
BTCの価格が2000万円や50万円など中途半端な数字になってしまうと数字と日本円の乖離が激しくなってしまうので使えなくなります。
小技的な手法として頭の片隅にでも入れていただければ幸いです!
BitMEX(ビットメックス)の表記単位の設定を使いこなそう
ビットコインの単位にはSatoshi以外にも、様々なものがあるので上手く使いこなして自分なりに単位をカスタマイズしてくださいね。
ビットコインの現在価格次第では日本円表記にするような小技もできるので、お好みの単位に変更して使ってみるのが良いですね。
BitMEXの取引方法など基本的な使い方はこちらからチェックしておきましょう。
▼ここから登録で半年間手数料10%オフ!▼