ロボアドバイザーは高い利回りで簡単に始めることのできる資産運用サービスですが、お金を預ける先として気になるのは運営企業の安全性ですよね。
運用中にもし倒産してしまったりしたら、お金が引き出せなくなるリスクがあるかもしれません。
リスクを抑えるためにも複数のサービスへの分散投資が基本ですが、分散投資においてもしっかりと信用できる企業を選んでおくことが大切です。
大手企業・上場企業が運営するサービスを選べばある程度の信頼を置くことが出来ます。
- 資本金や財務状況がよく倒産リスクが少ない
- サポート体制が充実している
- システムや情報管理がしっかりしている
この記事では、上記のような安心感・信頼感の高い大手企業が運営しているロボアドバイザーについて紹介していきます。
そもそもロボアドバイザーって何?という方はこちらの記事を参考にしてください。
ロボアドバイザーの特徴別ランキング | ||
---|---|---|
総合ランキング | 手数料の安さ | 運用実績の高さ |
最低投資額の安さ | 上場企業運営 |
大手企業が運営するロボアドバイザー4選
今回紹介しているロボアドバイザーはすべて資本力のある大手企業ばかりです。
この中でも上場企業が運営しているのは楽天の「楽ラップ」とマネックス証券の「マネラップ」の2つです。
【上場企業】楽天:楽ラップ
楽ラップの特徴
- 大手IT企業「楽天」が運営
- 運用タイプ:投資一任型
- 手数料:0.99%
- 提案機能:運用コンサルティング会社がサポート
- 最低投資額:10万円~
楽ラップは楽天証券などを運営する大手IT企業「楽天」が運営しているロボアドバイザーです。
楽ラップには「固定報酬型・成功報酬併用型」の2種類の手数料プランがあり、好きなものを選択できます。(お得にする場合は「固定報酬型」がおすすめ)
利用手数料は固定報酬型の場合0.702%、運用手数料は0.288%なので、実質手数料はこの2つを合計した「0.989%/年」となっています。
(運用状況次第で1%を超える場合もアリ)
独自機能として「下落ショック軽減機能」というものがあり、株式市場の大きな下落時に投資比率を調整して損失を軽減する事ができます。
デメリットとして解約時に資産の0.3%が手数料として掛かる可能性があるため注意が必要です。
【上場企業】マネックス証券:マネラップ
マネラップ(MSV LIFE)の特徴
- 大手証券会社「マネックス証券」が運営
- 運用タイプ:投資一任型
- 手数料:0.648%
- 最低投資額:1000円~
マネラップ(MSV LIFE)は大手証券会社「マネックス証券」が2016年から運営しているロボアドバイザーです。
最低投資金額が1000円からというハードルの低さが魅力で、とりあえずお試しでロボアドバイザーを使ってみたい方におすすめです。
手数料は預かり資産の1%未満を目指すことを目標としており「0.991%未満/年」というコストの安さを実現しています。
運用はマネックス証券の子会社「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問」という資産運用を専門として企業が行っており安心感も高いです。
とりあえずお試しでロボアドバイザーを始めてみたい方はまずこちらから!
【非上場・大手企業】ウェルスナビ
ウェルスナビの特徴
- ロボアドバイザー日本ナンバーワン!
- 運用タイプ:投資一任型
- 手数料:0.9%~1%
- 税金対策:源泉徴収あり、DeTAX(税金最適化)
- 最低投資額:10万円~
ウェルスナビは国内ロボアドバイザーの中で「預り資産」と「資産運用利用者数」が日本ナンバーワンのサービスです。
基本手数料は年間1%ですが、長期運用する方にお得な「長期割」で手数料が0.9%まで安くなるメリットもあります。
独自機能として「DeTAX(税金自動最適化)」機能もあり、これを利用するだけで年間約0.5%分もの税負担を軽くする事ができます。
「自動積立」や「リバランス機能」などもあり、長期運用する方にお得な「長期割」で手数料が0.9%まで安くなるメリットもあります。
キャッシュバックや新規登録キャンペーンなども頻繁に行っているので、お得なタイミングで登録を逃さないようにしましょう!
【非上場・大手企業】THEO(テオ)
THEO(テオ)の特徴
- 2017年グッドデザイン賞受賞!
- 運用タイプ:投資一任型
- 手数料:0.5%~1%
- 税金対策:源泉徴収あり
- 最低投資額:1万円~
THEO(テオ)はウェルスナビと並ぶ国内二大ロボアドバイザーの1つです。
「自動積立」や「リバランス機能」などもあり、豊富なETFに分散投資してくれるのでリスクを抑えながら長期運用したいユーザーにおすすめです。
標準的な機能はウェルスナビと同じで、サービスの使いやすさやアプリが使えるという部分でも同品質のクオリティを誇ります。
こちらにはDeTAX(税金最適化機能)は付いていないので、コストを抑えて運用したい方はウェルスナビがおすすめです。
最低1万円から投資をはじめることができるので、ウェルスナビの最低投資額10万円と比較すると気軽に始めることが出来るメリットがあります。
全ての企業が投資者保護基金に加入しており安全
ここで紹介しているウェルスナビとテオについては、非上場企業ですが、ロボアドバイザー業界ではトップクラスの実績を持っています。
「非上場企業だから安心出来ないんじゃないの?」と思う方もいるかも知れませんが、その心配はありません。
この記事の中で紹介している運営企業は全て「投資者保護基金」に加入しており、万が一倒産などが起きてもお客様一人あたり預け入れ資産の最大1000万円まで補償される制度があります。
これは証券会社などは加入が義務付けられているため、安心して資産を預けることが出来ます。
ですので、もし1000万以上を運用したいと考えている方は複数のサービスに1000万円ずつ預け入れることでリスク分散することが出来ます。
安心感の高いロボアドバイザーを選ぼう
最後にもう一度、大手企業が運営するロボアドバイザーを確認しておきましょう。
安心感の高さ選ぶロボアドバイザー
同じロボアドバイザーでも、サービスによって安心感は大きく異なってきます。
少しでも貸し倒れリスクや倒産リスクを少なくするためにも資本力のある信頼性の高い企業が運営しているサービスを選ぶのが安全です。
しかし、どのサービスでも投資者保護基金に加入しているので、1000万円以下の運用であればリスクはどれもほぼ同程度かなと感じます。
安全性だけで判断するのもいいですが、最終的には使いやすさや利回りの高さなどトータルで決めるのが良いです。
今回紹介したのはあくまでも一例なので、複数のロボアドバイザーに登録してみて、自分に合ったものを探してみてくださいね。
総合的な使いやすさなどでロボアドバイザーを選びたい方はこちらの記事も参考にしてくださいね。