ソーシャルレンディングは高い利回りで簡単に始めることのできる資産運用サービスですが、貸倒れや事業者の倒産などのリスクもある投資です。
そのため、リスクを抑えるためにも複数のサービスへの分散投資が基本です。
しかし、分散投資においてもしっかりと信用できる企業を選んでおくことが大切です。
大手企業・上場企業が運営するサービスを選べばある程度の信頼を置くことが出来ます。
- 資本金や財務状況がよく倒産リスクが少ない
- 投資案件の実績が高い
- サポート体制が充実している
- システムや情報管理がしっかりしている
この記事では、上記のような安心感・信頼感の高い大手企業が運営しているソーシャルレンディングについて紹介していきます。
そもそもソーシャルレンディングって何?という方はこちらの記事を参考にしてください。
ソーシャルレンディングの特徴別ランキング | ||
---|---|---|
総合ランキング | 手数料の安さ | 利回りの高さ |
最低投資額の安さ | 上場企業運営 | 貸倒れゼロ |
担保・保証付き |
大手企業が運営するソーシャルレンディング5選
今回紹介しているソーシャルレンディングはすべて資本力のある大手企業ばかりです。
この中でも上場企業が運営しているのは「オーナーズブック」と「SBIソーシャルレンディング」の2つです。
オーナーズブック
オーナーズブックの特徴
- 増収増益を続ける東証マザーズ上場企業
- 過去に貸倒れゼロの実績
- 物件はプロが査定している
- 不動産を担保にしており低リスク
オーナーズブックは、不動産のプロが厳正に審査した幅広いタイプの不動産に投資出来る資産運用サービスです。
不動産投資に興味があり、値動きの激しい金融商品が苦手な方におすすめの安定性や堅実性の高い投資サービスです。
運営企業の「ロードスターキャピタル株式会社」は2017年9月28日に東証マザーズに上場しています。
ロードスターキャピタル株式会社は2012年の創業以来、増収増益を続けている黒字企業で安定した財務状況となっています。
毎年右肩上がりに利益が伸びており、2017年12月期は売上高87.9億円、経常利益11.8億円となっておりソーシャルレンディング事業者としてトップクラスに安定しています。
不動産関連の資産運用サービスでは業界ナンバーワンの実績もあるので安心感も格別です。
それに加え、2014年からのサービス開始以降、貸し倒れ率0%の実績を出しており、過去一度も元本割れを起こしたことがありません。
プロが査定した東京の一等地の物件なので手堅い投資となっており、リスクも低めです。
SBIソーシャルレンディング
SBIソーシャルレンディングの特徴
- 東証上場のSBIグループ運営の安心感
- 利益は毎月分配される
- 2018年に貸付総額400億円突破
- 利用者は3万人を超えている
超大手企業SBIグループが運営する高い信頼性を持つソーシャルレンディングサービスです。
東証一部上場を果たした企業が親会社になっているため、コンプライアンスや組織体制の面で安心感が高く、不正の心配もほぼありません。
この規模の会社が親会社ともなると、金融庁などから資産管理や運用体制について厳しく審査が行われているはずです。
創立から6年間で貸倒れ件数は2件ありますが、どちらも2000万以内で回収済み。過払い債務は無しの実績があります。
資金の分別管理も徹底しており、2018年5月には貸付総額が400億円を突破。
利用者も3万人を超えている人気のソーシャルレンディングです。
とにかく信頼性の高さで投資先を選びたい方におすすめです。
クラウドクレジット
クラウドクレジットの特徴
- 伊藤忠商事が大株主・第一生命も出資
- 有望な海外投資ファンド
- 過去に貸倒れゼロ(返済遅延は完済済み)
「クラウドクレジット」はソーシャルレンディング業界トップクラスの実績を持っており、シェア上位の人気サービスです。
伊藤忠商事が大株主になっており、第一生命も出資しているため資本力の高さではソーシャルレンディングでもトップに入ります。
実質平均利回りは2018年の運用実績で7%~13.5%を記録しており、銀行預金や国債と比べても好利回りで運用することが期待できます。
利回り13%であれば、100万円を一年間運用するだけで113万円になる計算です。
ソーシャルレンディングではリターンの高さとリスクの高さは比例する傾向にありますが、過去に貸倒れは起きていません。
(返済遅延は数件発生しているが全て完済済み)
海外投資ファンドをメインに、期待利回りの高い投資案件が多く揃っています。
Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)の特徴
- ミドルリスクの貸付ファンド投資
- 第二種金融取引業者登録済み
- 関係会社貸付スキームを採用
Funds(ファンズ)はソーシャルレンディングNo.1メディアの「クラウドポート」が運営している、貸付ファンドに投資できるサービスです。
クラウドポートは第二種金融商品取引業の登録や、第二種金融商品取引業協会にも加入している企業です。
非上場会社ですが、B Dash Ventures株式会社、AG キャピタル株式会社、みずほキャピタル株式会社などが出資を行っており、社内には金融の専門家や弁護士が複数在籍しています。
貸付ファンドとは、融資や貸付を専門に行っている企業に融資を行い、間接的に借り手に融資することで利息のリターンを得ることが出来る金融商品です。
預金や国債よりもリターンが高く、ソーシャルレンディングよりもリスクの低いミドルリスク・ミドルリターンな特徴を持っています。
投資ファンドも幅広く、アイフルの融資事業やデュアルタップの不動産投資などに分散投資も可能です。
どちらも大手企業の関係会社に融資を行う「関係会社貸付スキーム」を採用しており透明性・安全性の高さも魅力です。
ソーシャルレンディング自体に不安のある方は新しい選択肢として、低リスクなこちらがおすすめです。
1円から始めることが出来るので「試しに1000円だけ入れてみる」といったことも出来ます。
CREAL(クリアル)
CREAL(クリアル)の特徴
- 物件情報が住所レベルで公開される不動産投資
- 東京23区の物件をプロが査定
- 受託資産残額300億円以上
2018年12月から開始された新興の不動産特化のソーシャルレンディングです。
サービスを運営する株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは受託資産残額がなんと300億円もあり、業界大手のクラウドクレジットを上回る健全性を持っています。
東京23区を中心とした魅力的な国内のファンドが揃っており、情報の透明性の高さから多くの投資家の注目を集めています。
投資先の物件の情報が住所レベルで公開されており、立地や交通アクセス、外観などを実際に確かめることが出来ます。
ここまで具体的に出資先の住所や数字を見れるのは投資家にとってかなりの安心材料となります。
仮に損失が発生した場合も、出資者から優先的に分配が行われるので原資割れのリスクも低いのが安心です。
安心感の高いソーシャルレンディングを選ぼう
最後にもう一度、大手企業が運営するソーシャルレンディングを確認しておきましょう。
同じソーシャルレンディングでも、サービスによって安心感は大きく異なってきます。
少しでも貸し倒れリスクや倒産リスクを少なくするためにも資本力のある信頼性の高い企業が運営しているサービスを選ぶのが安全です。
安全性だけで判断するのもいいですが、最終的には使いやすさや利回りの高さなどトータルで決めるのが良いです。
今回紹介したのはあくまでも一例なので、複数のソーシャルレンディングに登録してみて、自分に合ったものを探してみてくださいね。
総合的な使いやすさなどでソーシャルレンディングを選びたい方はこちらの記事も参考にしてくださいね。