ソーシャルレンディングは高い利回りの案件が多く揃っており、中には利回り13%以上という好利回りのものもあります。
平均的な利回りは5~8%程度ですが、ソーシャルレンディング次第ではもっと高パフォーマンスなものもあります。
今回は様々なサービスの中から「一番稼げるソーシャルレンディングはどれなのか?」とにかく運用実績の高さでサービスを選びたい方におすすめのものをランキング形式でまとめました。
そもそもソーシャルレンディングって何?という方はこちらの記事を参考にしてください。
ソーシャルレンディングの特徴別ランキング | ||
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総合ランキング | 手数料の安さ | 利回りの高さ |
最低投資額の安さ | 上場企業運営 | 貸倒れゼロ |
担保・保証付き |
注意点!リターンはリスクに比例する
参考:みずほ証券
リスクとリターンは表裏一体のようなもので、一般的にリスクの高さはリターンに比例します。
そのため、大きなリターンを得ようとすればするほど、損失が発生するリスクも高くなるという傾向があります。
もちろん、高利回りの案件で何も問題が起きずに分配金がもらえるのが一番ですが、元本割れが起きる可能性はゼロではありません。
2017年には高利回りをうたったmaneoファミリー系列のソーシャルレンディングで相次いで返済遅延が発生し、多くの投資家が被害を受けました。
その中でも、ラッキーバンクは貸倒れによって、最終的に投資家側が7割損失を被る出来事もありました。
この記事の中ではmaneoファミリー系列のサービスは紹介していませんが、リスクを理解して投資先を選びましょう。
今回は以下のような基準でソーシャルレンディングをランキング形式でまとめました。
- どれだけのパフォーマンスが出せるか
- 過去に元本割れが起きていないか
- 返済遅延が起きた場合の対応
利回りの高さで選ぶ場合はこの部分をしっかりチェックしておきましょう。
利回りの高いソーシャルレンディングランキング
今回紹介しているソーシャルレンディングはすべて年利回り+10%の案件を公開しています。
貸倒れ(元本割れ)が過去に起きておらず、比較的安全性の高いサービスのみを紹介しています。
1位:クラウドクレジット
クラウドクレジットの特徴
- 最高利回り:13.5%/年
- 有望な海外投資ファンド
- 過去に貸倒れゼロ(返済遅延は完済済み)
「クラウドクレジット」はソーシャルレンディング業界トップクラスの実績を持っており、シェア上位の人気サービスです。
実質平均利回りは2018年の運用実績で7%~13.5%を記録しており、銀行預金や国債と比べても好利回りで運用することが期待できます。
利回り13%であれば、100万円を一年間運用するだけで113万円になる計算です。
海外投資ファンドをメインに、期待利回りの高い投資案件が多く揃っています。
クラウドクレジットのファンド利回り例
ファンド名 | 利回り | 運用期間 |
---|---|---|
アフリカ未電化地域支援 ファンド1号 |
10.8% | 25ヶ月 |
ユーラシア金融事業者 ファンド26号 |
12.7% | 13ヶ月 |
マイクロローン事業者 ファンド50号 |
11.4% | 19ヶ月 |
ユーラシア個人向け 小口融資事業者支援 ファンド13号 |
10.0% | 31カ月 |
マイクロローン事業者 ファンド17号 |
11.0% | 19ヶ月 |
2位:LENDEX(レンデックス)
LENDEX(レンデックス)の特徴
- 最高利回り:10%/年
- 不動産特化のソーシャルレンディング
- 東急リバブルが担保を査定済み
2017年7月にサービスを開始した不動産特化のソーシャルレンディングサービスです。
案件のほとんどに不動産担保が付いているのでリスクを抑えながら投資することが出来るのが特徴です。
こちらもオーナーズブックと同じように高い利回りを実現しており、既に完済済みの実績もあります。
募集金額が5000万円以下の中型案件が多く揃っているので、ある程度のリターンも確保しやすい金額設定となっています。
最低投資額が2万円から、という部分を除けば投資初心者にもおすすめしやすいリスク低めの不動産投資が始められます。
ちなみに、担保不動産は東急リバブルの査定済みというお墨付きも魅力ですね。
LENDEXのファンド利回り例
ファンド名 | 利回り | 運用期間 |
---|---|---|
不動産担保付き ローンファンド 29-2号 |
9.0% | 11ヶ月 |
不動産担保付き ローンファンド 33号 |
7.5% | 12ヶ月 |
不動産担保付き ローンファンド 26-2号 |
9.0% | 10ヶ月 |
不動産担保付き ローンファンド 10号 |
10.0% | 11ヶ月 |
不動産担保付き ローンファンド 9号 |
10.0% | 6ヶ月 |
3位:FANTAS funding(ファンタスファンディング)
FANTAS fundingの特徴
- 最高利回り:10%/年
- 再生物件や中古マンションを取り扱う
- 損失を20%まで企業が補償
FANTAS fundingは不動産に特化したソーシャルレンディングの中でも珍しい、空き家を改築・リノベーションした再生物件に投資をすることが出来ます。
2033年には3戸に1戸が空き家になると予想されています。
空き家が増えることで治安や景観の悪化が懸念されますが、その社会問題を解決するために、空き家をリフォームして価値を創出します。
他の不動産特化のソーシャルレンディングと同じように利回りもよく、空き家再生物件で10%の利回りを実現しています。
万が一の場合も、20%までの売却損をカバーしてくれる仕組みがあるため、リスクを抑えて投資出来ます。
高いリターンを確保しつつ、リスクを抑えた投資が可能です。
FANTAS Fundingのファンド利回り例
ファンド名 | 利回り | 運用期間 |
---|---|---|
FANTAS repro(空き家再生) PJ 第4号 |
10.0% | 228日 |
FANTAS repro(空き家再生) PJ 第3号 |
10.0% | 187日 |
FANTAS check(中古不動産流通) PJ 第8号 |
8.0% | 96日 |
FANTAS repro(空き家再生) PJ 第1号 |
10.0% | 213日 |
FANTAS check(中古不動産流通) PJ 第6号 |
8.0% | 121日 |
4位:SBIソーシャルレンディング
SBIソーシャルレンディングの特徴
- 最高利回り:10%/年
- SBIグループ運営の安心感
- 利益は毎月分配される
超大手企業SBIグループが運営する高い信頼性を持つソーシャルレンディングサービスです。
東証一部上場を果たした企業が親会社になっているため、コンプライアンスや組織体制の面で安心感が高く、不正の心配もほぼありません。
この規模の会社が親会社ともなると、金融庁などから資産管理や運用体制について厳しく審査が行われているはずです。
信頼性の高さでソーシャルレンディングを選びたい方におすすめです。
5位:オーナーズブック
オーナーズブックの特徴
- 最高利回り:6.0%/年(不動産売却時)
- 過去に貸倒れゼロの実績
- 不動産を担保にしており低リスク
オーナーズブックは、不動産のプロが厳正に審査した幅広いタイプの不動産に投資出来る資産運用サービスです。
不動産投資に興味があり、値動きの激しい金融商品が苦手な方におすすめの安定性や堅実性の高い投資サービスです。
不動産投資といってもまとまったお金は必要なく、最低1万円から投資出来る手軽さが魅力です。
通常は4%程度の利回りなのですが、不動産の売却に成功すると6%以上の利回りのファンドになります。
不動産関連の資産運用サービスでは業界ナンバーワンの実績もあるので安心感も格別です。
それに加え、2014年からのサービス開始以降、貸し倒れ率0%の実績を出しており、過去一度も元本割れを起こしたことがありません。
プロが査定した東京の一等地の物件なので手堅い投資となっており、リスクも低めです。
低リスクで高リターンを狙いたい初心者におすすめのソーシャルレンディングです。
オーナーズブックのファンド利回り例
ファンド名 | 利回り | 運用期間 |
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中野区新築マンション 第2号ファンド第1回 |
4.5% | 21ヶ月 |
渋谷区商業ビル 第3号ファンド第1回 |
5.0% | 14ヶ月 |
秋葉原オフィスビル | 7.0% | 35ヶ月 |
利回りの高いソーシャルレンディングを選ぼう
最後にもう一度、稼げるソーシャルレンディングを確認しておきましょう。
同じソーシャルレンディングでも、サービスによって運用実績はこのように大きく異なってきます。
リスクとリターンは比例しますが、オーナーズブックなどの不動産投資は担保がしっかりと付いているのでリスクを抑えた投資が可能です。
利回りだけで判断するのもいいですが、最終的には使いやすさや分配金の配布タイミングなどトータルで決めるのが良いです。
今回紹介したのはあくまでも一例なので、複数のソーシャルレンディングに登録してみて、自分に合ったものを探してみてくださいね。
総合的な使いやすさなどでソーシャルレンディングを選びたい方はこちらの記事も参考にしてくださいね。