手数料の安い「ロボアドバイザー」をランキング形式でまとめました。
せっかく登録したのに「手数料でお金がなくなってしまった!」ということがないように、手数料の少ないお得なロボアドバイザーを確認しておきましょう。
先に結論!手数料の安さで選ぶロボアドバイザー
手数料の高いロボアドバイザーを選んでしまうと、運用コストがかかってせっかく発生した利益が目減りしてしまうリスクもあります。
「コストの安さでロボアドバイザーを選びたい」という方はこちらの中から選んでくださいね。
そもそもロボアドバイザーって何?という方はこちらの記事を参考にしてください。
ロボアドバイザーの特徴別ランキング | ||
---|---|---|
総合ランキング | 手数料の安さ | 運用実績の高さ |
最低投資額の安さ | 上場企業運営 |
目次でサッと確認
投資一任型のロボアドバイザーがおすすめ
自動で資産運用をしてくれる「ロボアドバイザー」ですが、実は大きく分けて2種類の運用タイプがあります。
- 投資一任型:完全自動で運用してくれる(おすすめ)
- アドバイス型:質問に答えて投資スタイルを助言する
ロボアドバイザーには投資プランのアドバイスだけを行う「アドバイス型」とお金を預けて投資・運用を全て行ってくれる「投資一任型」の2種類があります。
主な違いは全自動か手動で運用するかどうかです。
今回は初心者におすすめの「投資一任型」に限定してロボアドバイザーをピックアップしてみました。
ロボアドバイザーでかかる手数料は?
ロボアドバイザーは金融商品の買い付けから、運用全てを全自動でしてくれるかわりに運用手数料がかかります。
運用手数料の価格の平均は”預かり資産の約1%/年”がおおよその基準になります。
例えば、100万円を入金して運用していれば1年あたり1万円が手数料として徴収されます。
運用手数料の中にはサービスの利用にまつわるすべての手数料が含まれているので、これ以外に手数料が取られることは基本的にありません。
ウェルスナビの場合、このように入金、出金、取引手数料が全て無料になる代わりに1年あたり1%の手数料を徴収しています。
機能性の豊富さ、便利さを考えれば決して高くない金額だと思いますよ!
ウェルスナビの手数料と分配金の関係が気になったので調べてみた。
H29.3〜H30.2の丸1年間で
手数料は、5124円
分配金は、8087円😇ってことは手数料1%は少し高いものの、分配金で手数料以上にもらってるってことだ🤔 pic.twitter.com/vuIp8eZ3xK
— のがたか (@noggylog) June 12, 2018
ちなみに、運用中に自動的に入ってくる分配金で手数料分の元は取れるようです。
THEO(テオ)の場合も、預入金額に応じて手数料が割引される仕組みがあります。
運用金額 | 手数料 |
---|---|
標準 | 1% |
1万円~50万円 | 0.9% |
51万円~100万円 | 0.8% |
101万円~999万円 | 0.7% |
1000万~2999万円 | 0.65% |
3000万円以上 | 0.5% |
50万円以上運用すれば、長期割込みのウェルスナビ(0.9%)と比較してもやすい手数料になるのでかなりお得と言えますね!
自分で証券会社を通して取引する知識がある方にはこの手数料はやや高いという意見もあります。
そういう方はロボアドバイザーよりも証券会社に口座開設するか、ほったらかし投資が出来る資産運用を始めるのがおすすめです。
手数料の安いロボアドバイザーランキング
手数料の安さでロボアドバイザーを選ぶことで、コスパが良くなり支出を減らすことが出来るので最終的に手元に残る利益を多くすることが出来ます。
「少しでも運用コストを抑えたい」という方はぜひ参考にしてくださいね。
運用実績の高さで選びたい方はこちらを参考にしてください。
1位:ウェルスナビ:手数料0.9%~1%/年+税金最適化
ウェルスナビの手数料について
- 手数料:預かり資産の1%~0.9%/年
- DeTAX(税金最適化)機能で税金を圧縮出来る
- 長期運用すると手数料が最大0.9%まで安くなる
- 頻繁にキャッシュバックキャンペーンを行っている
ウェルスナビは国内ロボアドバイザーの中で「預り資産」と「資産運用利用者数」が日本ナンバーワンのサービスです。
基本手数料は年間1%ですが、長期運用する方にお得な「長期割」で手数料が0.9%まで安くなるメリットもあります。
独自機能として「DeTAX(税金自動最適化)」機能もあり、これを利用するだけで年間約0.5%分もの税負担を軽くする事ができます。
手数料は年間0.9~1%ですが、DeTAX機能を活用すれば運用コストは年間約0.5%まで抑えられる計算になります。
キャッシュバックや新規登録キャンペーンなども頻繁に行っているので、お得なタイミングで登録を逃さないようにしましょう!
2位:THEO(テオ):手数料0.5%~1%/年
THEO(テオ)の手数料について
- 手数料:預かり資産の0.5%~1%/年
- 税金対策:源泉徴収あり
THEO(テオ)はウェルスナビと並ぶ国内二大ロボアドバイザーの1つです。
「自動積立」や「リバランス機能」などもあり、豊富なETFに分散投資してくれるのでリスクを抑えながら長期運用したいユーザーにおすすめです。
標準的な機能はウェルスナビと同じで、サービスの使いやすさやアプリが使えるという部分でも同品質のクオリティを誇ります。
こちらにはDeTAX(税金最適化機能)は付いていないので、コストを抑えて運用したい方はウェルスナビがおすすめです。
3位:楽ラップ:手数料0.989%/年
楽ラップの手数料について
- 最安手数料:預かり資産の0.989%/年
- 固定報酬型・成功報酬併用型の2種類から選択
- 安くするなら固定報酬型を利用しよう
- 解約時に0.3%の手数料がかかる
楽ラップは楽天証券などを運営する大手IT企業「楽天」が運営しているロボアドバイザーです。
楽ラップには「固定報酬型・成功報酬併用型」の2種類の手数料プランがあり、好きなものを選択できます。(お得にする場合は「固定報酬型」がおすすめ)
利用手数料は固定報酬型の場合0.702%、運用手数料は0.288%なので、実質手数料はこの2つを合計した「0.989%/年」となっています。
(運用状況次第で1%を超える場合もアリ)
独自機能として「下落ショック軽減機能」というものがあり、株式市場の大きな下落時に投資比率を調整して損失を軽減する事ができます。
デメリットとして解約時に資産の0.3%が手数料として掛かる可能性があるため注意が必要です。
4位:マネラップ(MSV LIFE):手数料0.991%未満/年
マネラップ(MSV LIFE)の手数料について
- 手数料:預かり資産の0.991%未満/年
- 市場変動によっては1%を超える場合もある
マネラップ(MSV LIFE)は大手証券会社「マネックス証券」が2016年から運営しているロボアドバイザーです。
最低投資金額が1000円からというハードルの低さが魅力で、とりあえずお試しでロボアドバイザーを使ってみたい方におすすめです。
手数料は預かり資産の1%未満を目指すことを目標としており「0.991%未満/年」というコストの安さを実現しています。
とりあえずお試しでロボアドバイザーを始めてみたい方はまずこちらから!
アドバイス型なら:投信工房(松井証券):手数料0.38%
投信工房の手数料
- 運用タイプ:アドバイス型
- 手数料:0.38%
- 全て手動で運用する必要あり
もっとコストを抑えてロボアドバイザーを使ってみたい!という方におすすめなのが「投信工房」です。
投信工房は大手証券会社「松井証券」が運営しているアドバイス型のロボアドバイザーです。
上記で紹介している「投資一任型」と違って、サポートしてくれるのは自身の投資スタイルに合わせたポートフォリオのアドバイスのみ。
手動で買付け、ポートフォリオ構築などを行う必要はありますが、手数料がとても安いので、投資経験者はこちらを利用してみるのもおすすめですね。
NISA、つみたてNISA、iDeCoにも対応しており、資産運用を楽にするための積み立て機能・自動リバランスにも対応しています。
振込手数料は住信SBIネット銀行で無料になる
ロボアドバイザーの入金は「既に口座のある銀行から入金すればいいか…」と考えている人が多いと思いますが、即時入金に対応していない銀行からの振込は振込手数料がかかってしまいます。
振込手数料による損失を避けるために振込手数料無料のネット銀行を利用するのがおすすめです。
ネット銀行で特におすすめなのが「住信SBIネット銀行」です。
住信SBIネット銀行は、ネットから入金や出金などができるインターネットバンキング(ネット銀行)で、ロボアドバイザーととても相性が良いのです。
その理由として、
- 所定の回数入金手数料無料
- ほぼ全ての資産運用サービスと提携済み
- 24時間365日ネットから入金可能
と、こんなに多くのメリットがあるのですが、デメリットは…頑張って探したのですが見つかりませんでした。
強いて挙げるとすれば口座開設の手間がかかるということぐらいでしょうか。
ただし、振込手数料無料の回数は預金座高などに応じて変動します。
ランク | 振込手数料 | 預金残高 |
---|---|---|
1 | 月1回無料 | 無条件 |
2 | 月3回無料 | 月末30万円以上 |
3 | 月7回無料 | 月末300万円以上 |
4 | 月15回無料 | 月末500万円以上 |
無条件でも月1回振込手数料無料なのは嬉しいですね!それだけでも毎月200円ほど手数料分お得になります。
ネットからいつでも申請できるので5分ほど時間があれば外出先でもスマホからポチっと口座開設できます。
銀行の信用性も”三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資”というお墨付きなので、破綻リスクも低く安心感があるのもメリットです。
手数料の安さでロボアドバイザーを選ぼう
以上、手数料の安いロボアドバイザーランキングでした。最後にもう一度内容を確認しておきましょう。
先に結論!予算別で選ぶロボアドバイザー
少しでもコストを抑えて運用したい方におすすめなのは「ウェルスナビ」です。
手数料だけで見ると楽ラップやMSV LIFEよりも割高に見えますが、独自機能DeTAX機能がかなり優れており、コストを大幅に削減してくれますよ。
税金コストは年間を通して考えるとバカにならないので、ロボアドバイザー側でその部分の対策もしてくれるのはとてもありがたいです。
どれも口座開設は無料なので、すぐに始めたい方は一通り登録しておくのも一つの手ですね。
自身の目的にピッタリのロボアドバイザーを選んで、運用をスタートしてください!