FXの自動売買が出来る資産運用サービス「トラリピ」を今から30万円の運用資金で始める方向けのおすすめの設定プランを画像付きで初心者に分かりやすく解説しています。
投資初心者の方や、パソコンが苦手な方も上から順に読んでいけばきっと出来るはずです。
「30万円でトラリピを始めたいけど設定がわからない」と悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
サービスの評判や口コミについてはこちらを参考にしてください。
目次でサッと確認
トラリピのおすすめ設定プランの作り方
トラリピでは大きく分けて2種類の設定方法があります。
- らくトラ:初心者向けで簡単
- トラリピ:細かい設定が可能
今回は私も設定している初心者向けの「らくトラ」の設定方法を解説していきます。
<動画で学びたい方はこちらから>
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ログイン後のトレード画面から移動することが出来ます。
設定画面に移動したら右側の項目を上から順に設定していきます。
1.運用する通貨ペア選ぶ
運用する通貨ペアは「豪ドル/米ドル」で進めていきます。
過去5年間のチャートを見ても、安定してレンジ相場で推移していることが分かります。
特に2016年以降は大きな変動もないのでリスクが比較的低く、トラリピ向きの動きをしています。
そして低い価格で推移しているので、これ以上下がる可能性が少ない=含み損を低く抑えることが出来るというメリットもあります。
含み損が少なくなることで必要証拠金を安く抑えられるようになります。
余った資金を使ってトラップの本数を増やしたり通貨の枚数を増やすなど、資金を効率的に使うことが出来ます。
今回は「買い→売りのイフダン」の設定で進めていくので買いポジションのスワップを受け取ることが出来ます。
豪ドル/米ドルは2月5日時点で1万通貨あたり「+10円/日」受け取ることが出来るので、長期ポジションを保有するメリットもあります。
2.レンジ幅の設定をどうするか
レンジ幅とは「何円~何円の価格帯にトラップを仕掛けるか」という設定です。
トラップのイメージはこんな感じ。
価格が変動して線の部分に触れた時に、注文が入るようになっています。
レンジ幅の設定の考え方
- レンジ幅を広くする:損失が出るリスクは減るが、リターンも低い
- レンジ幅を狭くする:損失が出るリスクは高いが、リターンも高い
この部分の設定は、通貨ペアや自身の資金量に合わせて最適な設定は変わってきます。
今回は30万円という制限があるので、あまりトラップの本数を多くすることは出来ないので注意しましょう。
先程おすすめした「豪ドル/米ドル」のチャートを見てみましょう。
過去25年間のチャートを見てみると0.5~1.1まで変動していることがわかります。
ここまで長期間のレンジ幅で広くトラップを仕掛ければかなり安全に運用することが出来ますが、あまりにも幅が広いため、トラップに掛かる可能性も低くなります。
では低リスクで運用するパターンと、高リターン狙いで運用するパターンの考え方について紹介します。
低リスクに運用する場合
「豪ドル/米ドル(AUD/USD)」を低リスクに運用する場合は「0.65~1.05」のレンジ幅に仕掛けるのがいいでしょう。
高リターン狙いで運用する場合
「豪ドル/米ドル(AUD/USD)」を高リターン狙いで運用する場合は「0.68~0.84」のレンジ幅に仕掛けるのがいいでしょう。
最適なレンジ幅の設定方法はこちらの記事で解説しています。
3.ロスカットを避けるにはどうすればいいのか
チャートを見て仕掛ける範囲が決まったら、次にロスカットを避けるための対策方法を考えましょう。
ロスカットとは(買いポジションの場合)価格がどんどん下がっていき、含み損が膨らんだ場合に証拠金維持率が100%を下回ると含み損が確定するというもの。
含み損が確定してしまうと、損失が確定するということなのでお金が減ってしまいます。
ロスカットを避けるには、過去全期間のチャートを確認して最安値(底値)がどこにあるのか確認することです。
豪ドル/米ドルの場合は2002年の「0.5ドル」付近が最安値になっているので、ここまで価格が下がるかもしれないという可能性を考慮しましょう。
ほとんどの場合は2002年のリーマンショックの時が底値の場合が多いですね。
ロスカットを避ける対策方法はこちらの記事でも紹介しています。
4.ロスカット価格から仕掛けるイフダンの本数を決める
先程設定したレンジ幅「0.68~0.84」と底値「0.5ドル」という情報を元に、ロスカットを避けるイフダンの本数を考えていきましょう。
トラリピでは、ロスカット価格をシミュレーションすることが出来る「らくトラ試算表」があります。
(ログイン後のマイページから使用可能)
このように上から順に情報を入力していくと、一番下にロスカット価格が表示されています。
(通貨の数は「0.1(万通貨)」に設定しています)
この場合だと後述するイフダンの本数を「9本」にすることで最安値の0.5ドルを下回る0.48ドルがロスカット価格になります。
ただし、今後リーマンショッククラスの暴落が無ければこの価格を下回る可能性は低いとも言えます。
それにトラップの数が9本というのはかなり少ないので、個人的には15本以上は欲しいかなという印象です。
レンジの広さとトラップの数によって必要証拠金は異なります。
レンジが広い | レンジが狭い | |
---|---|---|
トラップが多い | 証拠金多 | 証拠金少 |
トラップが少ない | 証拠金中 | 証拠金少 |
今回30万円でリスクを抑えつつ、リターンも狙う設定であれば10本~15本程度が現実的なラインです。
ちなみに20本にすると0.65ドルがロスカット価格になるので、ちょっと心配ですね。
15本に設定すると0.6ドルがロスカット価格になるのでこれなら大丈夫そうです。
積立投資をすればロスカットリスクは抑えられる
ちなみに、この記事では30万円を元手に運用していくプランですが、毎月の給料などを少しずつ元手として追加していけばリスクは更に抑えられます。
上記の設定で毎月2万円ずつ積立した場合のロスカット価格をシミュレーションしてみました。
前提条件
- 通貨ペア:豪ドル/米ドル
- レンジ幅:0.68~0.84
- 注文本数:15本
- 通貨量:0.1万通貨(1000通貨)
ロスカット価格のシミュレーション
元手 | ロスカット価格 |
---|---|
300,000円 | 0.6081ドル |
320,000円 | 0.5960ドル |
340,000円 | 0.5839ドル |
360,000円 | 0.5717ドル |
380,000円 | 0.5596ドル |
400,000円 | 0.5475ドル |
420,000円 | 0.5353ドル |
440,000円 | 0.5232ドル |
460,000円 | 0.5111ドル |
480,000円 | 0.4989ドル |
500,000円 | 0.4868ドル |
このように、元手が増えれば増えるほどロスカット価格にも余裕が出るようになります。
元手50万円になる頃にはリーマンショッククラスの暴落が来てもロスカットされることはなくなります。
トラリピで出た利益を再投資すれば、さらに安全になります。
5.購入する通貨の数を決める
トラップに引っかかった時に、どれぐらいの通貨を購入するのか?という設定です。
30万円で運用する場合は、トラップの本数を確保するために「0.1」(万通貨)をおすすめします。
仕掛けるトラップの数が多くなれば、利益が出るチャンスを多くなります。
1注文あたりの通貨の数を減らしておけば少ない証拠金でも多くのトラップを設定可能です。
6.どれぐらい利益が出たら売るか
この部分の設定は好みにもよりますが、あまりにも大きい価格(1000円以上など)に設定するのはおすすめできません。
今回の設定では、元々の通貨量も少ないので利幅は「0.008ドル」に設定します。
日本円にすると約1円幅なので、1000通貨×1円で1つの決済につき1000円の利益が見込めます。
500円単位で売りたい場合は「0.004ドル」など好みで変更してください。
大きくリターンを狙うなら数字を大きくするのがいいですが、この利益額に達する前に相場が逆方向に動いてしまうと利益を取りそこねる可能性もあります。
数字を大きくすればするほど、ハイリスクハイリターンになります。
7.決済トレールを使うか?
先に結論を言うと「決済トレールは設定すべき」です。
この設定は簡単に言うと、利益が出ている最中にマイナス方向に相場が動いた時に自動的に決済してくれる機能です。
設定しておけば、利益を最大化してくれるように働いてくれるわけですね。
FX自動売買の中ではトラリピしかこの機能を持ってないので、この機能のために利用している人も多いでしょう。
詳しい決済トレールの仕組みやデメリットを知りたい方はこちら。
以上で設定は完了です!お疲れ様でした。
トラリピのおすすめ設定プラン
以上のポイントを踏まえて、私のトラリピのおすすめの設定プランは以下の通りです。
- 資金量:30万円
- 通貨ペア:豪ドル/米ドル
- 注文方法:買い→売りのイフダン
- レンジ幅:0.68~0.84
- 仕掛ける本数:15本
- 通貨量:0.1
- 利益確定:0.008ドル
- ロスカット価格:0.6081ドル
- 決済トレール:設定する
- ストップロス:設定なし
この設定の投資方針は「リスクを抑えながら注文回数を増やして利益が出る回数も増やす」という平均的なプランです。
リスク許容度によって数値を調整しよう
上記の設定はリスクとリターンを平均的に設定したものです。
ただ、人によっては投資の考え方が異なるのでどれだけリスクを取ってリターンを取るべきか?という加減は変わってきます。
人によっては
- 仕掛けを増やしてもっとリターンを多く増やしたい!
- ロスカット価格にちょっと不安がある…
という方もいると思いますので、ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンな設定も書いておきます。
ハイリスクハイリターンな設定プラン
- 資金量:30万円
- 通貨ペア:豪ドル/米ドル
- 注文方法:買い→売りのイフダン
- レンジ幅:0.68~0.84
- 仕掛ける本数:18本
- 通貨量:0.1
- 利益確定:0.008ドル
- ロスカット価格:0.6386ドル
- 決済トレール:設定する
- ストップロス:設定なし
ローリスクローリターンな設定プラン
- 資金量:30万円
- 通貨ペア:豪ドル/米ドル
- 注文方法:買い→売りのイフダン
- レンジ幅:0.68~0.84
- 仕掛ける本数:9本
- 通貨量:0.1
- 利益確定:0.008ドル
- ロスカット価格:0.487ドル
- 決済トレール:設定する
- ストップロス:設定なし
リスクの高さはロスカット価格で確認
基本的に設定を変更している部分は「仕掛ける本数」の部分のみです。
資金量が少ないうちはこの部分の設定だけを変更してロスカット価格を見ながらリスク度を調整するのがおすすめです。
リスクの高さはロスカット価格を確認するだけで大丈夫です。
この価格が高くなれば注文本数も多くなり利益が出やすいハイリスクハイリターンな設定になります。
逆にこの価格が低くなれば注文本数が少なくなって利益が出にくいローリスクローリターンな設定になります。
プランごとのロスカット価格
- 普通プラン:0.6081ドル
- ハイリスクハイリターン:0.6386ドル
- ローリスクローリターン:0.4870ドル
見比べてみると一目瞭然ですね。
この設定はあくまでも参考の一つですが、自身の投資スタイルによってロスカット価格を調整するようにしてくださいね。
レンジ幅を抜けてしまった場合の対応
長期間運用を続けていくと、最初に設定したレンジ幅から抜けてしまって動き続ける可能性があります。
その場合は上と下どちらに抜けたかに応じて対応しておきましょう。
レンジが上に抜けた場合
レンジが上に抜けた場合は買いポジションはすべて決済されて注文がどんどん未発注状態になっていきます。
そのまま放置しておくのは機会損失になるので、レンジ幅を上にずらしましょう。
レンジが下に抜けた場合
レンジが下に抜けた場合は、買いポジションをいくつか持った状態で含み損が出ています。
ただし、一部未発注の買いポジションがあるので、下の価格で注文されるように価格をずらします。
注文出来る本数が追加出来る場合はらくトラ試算表でシミュレーションした上で、ハイリスクになりすぎないように注文を増やしていきましょう。
トラリピの設定手順を確認する
トラリピの設定をイチからチェックしたい方はこちらの記事を参考にしてください。
ちなみに、運用をスタートするためには予め入金しておく必要もあるので、そちらも済ませておいてくださいね。
トラリピの口座開設に必要なもの
口座開設をするためには以下の3点が必要になります。
登録は3分程度で終わるので、スムーズに進めるために事前に準備しておきましょう。
- メールアドレス
- マイナンバーカード
- 本人名義の銀行口座
- 本人確認書類(免許証・健康保険証など)
登録までは3ステップ
資産運用サービスの口座開設がはじめての初心者の方でも、3ステップで簡単に出来るので安心して下さい。
- 会員登録(無料)(3分)
- 投資家確認(無料)(3~5営業日以内)
- 口座入金(3分)
申込みをしてから本人確認の審査完了まで最短3~5営業日程度で完了するので、すぐに始められます。
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