FXの自動売買が出来る資産運用サービス「トラリピ」のおすすめ通貨ペアはどれなのか初心者の方にも分かりやすく解説します。
先に結論から言うと「豪ドル/米ドル(AUD/USD)」の通貨ペアが一番おすすめです。
なぜ私がこの通貨ペアをおすすめするのか?その理由と考え方について紹介します。
「どの通貨ペアを選べばいいかわからない」と悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
トラリピの設定方法についてはこちらを参考にしてください。
トラリピのおすすめ通貨ペア
トラリピでおすすめできる通貨ペアの一覧は以下の通り。
- 豪ドル/米ドル(AUD/USD):一番おすすめ
- 豪ドル/円(AUD/JPY)
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
なぜ私がこの通貨ペア選んだのか?その理由は「レンジ相場・ボラがある・低レート」という3つの条件を満たしているからです。
少しトラリピで利益を出す仕組みについて少しおさらいしましょう。
トラリピの仕組みについておさらい
トラリピは「トラップリピートイフダン」というFX売買の仕組みをまとめて一つにした自動売買システムです。
これはレンジ相場で効率的に利益を重ねることを重視した設計となっています。
レンジ相場のイメージ図
レンジ相場とは、ある程度一定の価格帯で値段が行き来する相場状態を指す言葉です。
一定の値幅で価格が行ったり来たりするので、そのレンジ相場の価格帯に罠を張り巡らせるようにトラリピで注文を出しておくことで、細かく利益を積み重ねることが出来ます。
トラリピの考え方は「5円の値幅を1回取る」のではなく「0.5円の値幅を10回取る」という考えで細かいトレードを重ねていきます。
こちらは2017年中の1年間の米ドル/円チャートです。
このようにすれば、5円の値幅を一回取る利益とかわりはありません。
感情に左右されずに最初に設定した値幅で利益確定するだけなので、値動きで利益を得るチャンスを掴むことが出来ます。
これを踏まえて、トラリピの基本的な稼ぎ方はこのようになります。
- レンジ相場で細かく自動売買をする
- 小さい値幅で利益を積み重ねる
おすすめの通貨ペアの選び方
トラリピではレンジ相場で動いている通貨を選ぶことが大切ということがわかりましたね。
繰り返しになりますが、おすすめの通貨ペアを選ぶ基準はこの3つのポイントです。
- レンジ相場:一定の価格で行き来している
- ボラがある:値動きがありトラップにかかりやすい
- 低レート:1通貨あたりの価格が安い
【1】レンジ相場:一定の価格で行き来している
トラリピは長期で一定の価格で行き来している「レンジ相場」の通貨を選ぶことが何よりも重要です!
張り巡らせたトラップに効率的に引っかかるのかどうか?というのは通貨のチャートが長期的にレンジ相場を形成しているかどうかに左右されます。
例えば、この記事ではおすすめしていない米ドル/日本円の過去25年分のチャートを見てみましょう。
このように2012年に1ドル=75円まで大きく円高になっているため、長期的な目で見てみるとレンジ相場から外れる可能性が高いです。
2014年以降は安定しているようにも見えますが、1年、3年、5年単位…と考えるとやや不安がありますね。
もっとおすすめできないトルコリラ/日本円(TRY/JPY)のパターンはこちら。
過去10年間ずっと右肩下がりになっており、とてもレンジ相場と言える通貨ではありませんね。
この逆で右肩上がりを続けている通貨ペアももちろんNGです。
トラリピではほとんど横ばいのチャートが何よりも重要なのです。
では、おすすめしている「豪ドル/米ドル(AUD/USD)」の過去25年分のチャートを見ていきましょう。
2003年頃に大きく下落していますが、その後は15年間以上安定して一定の価格を行き来しています。
おおよそ「0.65~0.8」あたりの価格でレンジ相場を形成している理想的な通貨ペアと言えるでしょう。
レンジ相場を形成している通貨
- 米ドル/円
- 豪ドル/円、豪ドル/米ドル
- NZドル/円、NZドル/米ドル
- ユーロ/円、ユーロ/豪ドル
- カナダドル/円
レンジ相場ではない通貨
- トルコリラ/円
- 南アフリカランド/円
豪ドル/米ドル(AUD/USD)の最適なレンジ幅の設定方法はこちらの記事で解説しています。
【2】ボラがある:値動きがありトラップにかかりやすい
「ボラ」とは値動きのことです。
レンジ相場の通貨ペアがおすすめといっても、横一直線のように全く値動きの無いチャートではトラップに引っかかることはありません。
このように横線(トラップ)に引っかかるように値動きがあればあるほど、売買するチャンスは増えていきます。
レンジ相場でありボラがあることで、利益を得るチャンスが増えるというわけです。
では再び豪ドル/米ドルペアの過去5年チャートを見てみましょう。
このように上下に細かく値動きしており、ボラがあることがわかります。
また、ボラのレンジ幅も0.1ととても狭いためトラップに引っかかった最大損失額を低く抑えることが出来ます。
最大損失額が低い=証拠金が節約できるということなので、放置して運用するにはおすすめということですね。
ボラがあるレンジ相場の通貨ペア
- 豪ドル/円、豪ドル/米ドル
- NZドル/円、NZドル/米ドル
【3】低レート:1通貨あたりの価格が安い
レートとは通貨の1枚あたりの価格のことで、低レートな通貨ほど少ない資金で多くの通貨を購入することが出来ます。
トラリピでは最初の設定で、1トラップあたりに購入する通貨の枚数を設定します。
私の場合は「1トラップあたり0.1万枚」を推奨しており、1つの注文で最低1000通貨を購入することになります。
試しに豪ドル/円と米ドル/円の通貨ペアで比較してみましょう。
- 米ドル/円:110円×1000枚=11,000円
- 豪ドル/円:79円×1000枚=7,900円
- 価格差:2,200円
1000通貨だけでも2,200円もの差がでてくることがわかります。
これを10本、20本と注文が増えていけば数万円単位で必要証拠金に差がでてきますよね。
必要証拠金が少なければ少ない資金で多くのトラップを仕掛けることが出来るので、様々なメリットがあるわけですね。
実際に米ドル/円で運用したこともありますが、トラップの本数が増やせず証拠金30万円ほどではうまくいきませんでした。(ちゃんと動かすには50万円以上必要)
豪ドル/米ドルでは運用資金30万円でもしっかりとトラップの本数50本以上でも稼働して安定して利益を積み重ねてくれますよ。
低レートの通貨一覧
- 豪ドル/円、豪ドル/米ドル
- NZドル/円、NZドル/米ドル
- カナダドル/円
- トルコリラ/円(非推奨)
- 南アフリカランド/円(非推奨)
まとめ:トラリピのおすすめ通貨ペア
以上のポイントを踏まえて、私のトラリピのおすすめの通貨ペアは以下の通りです。
- 豪ドル/米ドル(AUD/USD):一番おすすめ
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
初心者の方はまずは「豪ドル/米ドル(AUD/USD)」の設定をしてみて、上手くいったことを確認出来たら設定を増やしていくといいでしょう。
一度に複数の設定をすると、損失が出た時に証拠金が維持できずに連続でロスカットされるリスクがあります。
少し手間かもしれませんが、損失を出さないことが一番大事なので慎重に進めましょう!
トラリピの口座開設に必要なもの
口座開設をするためには以下の3点が必要になります。
登録は3分程度で終わるので、スムーズに進めるために事前に準備しておきましょう。
- メールアドレス
- マイナンバーカード
- 本人名義の銀行口座
- 本人確認書類(免許証・健康保険証など)
登録までは3ステップ
資産運用サービスの口座開設がはじめての初心者の方でも、3ステップで簡単に出来るので安心して下さい。
- 会員登録(無料)(3分)
- 投資家確認(無料)(3~5営業日以内)
- 口座入金(3分)
申込みをしてから本人確認の審査完了まで最短3~5営業日程度で完了するので、すぐに始められます。