不動産のソーシャルレンディング「FANTAS funding(ファンタスファンディング)」の安全性についてまとめました。運営企業の「FANTAS technology株式会社」(旧社名:株式会社Fan’s)の健全性、財務分析について紹介します。
この記事では
- ファンタスファンディングの安全性について
- 運営のFANTAS technology株式会社について
- FANTAS technology株式会社の健全性・財務分析
について分かりやすく紹介しています。
サービスの特徴についてはこちらを参考にしてください。
目次でサッと確認
ファンタスファンディングの運営企業FANTAS technology株式会社の安全性
ファンタスファンディング運営のFANTAS technology株式会社社の概要
- 2010年2月会社設立
- 従業員数:99人
- 資本金:1億円
- 売上高:80億円(2017年度業績)
- 宅地建物取引業免許、マンション管理業者免許、不動産特定共同事業事業許可番号、有料職業紹介事業許可証取得済み
- 2019年1月時点で非上場会社
空き家物件を再生し、ファンドとしているソーシャルレンディング「ファンタスファンディング」を運営しているのは「FANTAS technology株式会社」です。
FANTAS Navi、FANTAS check、マネカツセミナー、infyなど投資にまつわるをメディアを複数運営しています。
創業は2010年2月22日で、2018年9月までは「株式会社Fan‘s」という名前で事業を行っていました。
非上場企業ですが「空き家再生ファンド」をコンセプトとしたサービスが投資家からの評判も高く大きな将来性が期待されます。
安全性①:出資者から優先的に利益還元
投資先を決める上で利益がきちんと回収できるかは気になる所ですよね。
ファンタスファンディングはお客様(優先出資者)が支払った出資金から損失が出ないように、運用終了時に損失が発生した場合、企業側がその損失を負担します。
FANTAS側から損失が計上され、2~3割を超える減額がない場合出資者の元本は守られます。
出資者から優先的に配当されるので、他サービスと比べてリスクを抑えながら運用することが可能になっています。
安全性②:投資しながら社会貢献出来るコンセプト
FANTAS funding (ファンタスファンディング)空家再生ファンド第2号案件を調査しました。
空家としては比較的築浅物件で需要があると考えられるので出資するつもりです。
https://t.co/BFln7Hllqo @greenlinkosakaより
— ぐりーんりんく@投資2年目 (@greenlinkosaka) December 2, 2018
ファンタスファンディングは空き家や中古ワンルームマンションを再生したファンドを中心とした案件を多く取り扱っています。
2033年には3戸に1戸が空き家になると予想されています。
空き家が増えることで治安や景観の悪化が懸念されますが、その社会問題を解決するために、空き家をリフォームして価値を創出します。
そのため、ファンタスファンディングで投資をする=社会貢献を行うことが出来ます。
通常、不動産のクラウドファンディグで扱っているのは既にあるマンションやビルが中心で、こういったコンセプトを持っている唯一無二のサービスです。
安全性③:募集金額未達の場合も運営が不足額を賄う
いざ大型のファンドに投資をしても、その後思ったように募集金額が伸びずに募集期間が終了してしまう場合があります。
ほとんどのソーシャルレンディングでは募集金額未達の場合ファンド不成立となって、口座に資金が組み戻されるケースが普通です。
ファンタスファンディングの場合は、不足額を運営側で劣後出資で賄うようになっており、不成立になることはありません。
気に入った案件があれば、仮に期限内に募集金額まで達することがない場合も運営側で補てんされるのであれば安心ですね。
FANTAS technology株式会社の健全性・財務分析
FANTAS technology株式会社は非上場企業ですが、官報決算データベースにて決算公告が公開されています。(旧社名は 株式会社Fan’s)
こちらはH30年度第3月期のデータです。
- 流動比率(流動資産÷流動負債):197%
- 自己資本比率(自己資本÷総資本):19.8%
流動比率は120%以上あれば企業の健全性は十分高い証拠ですが、なんと197%を記録しています。
返済義務のない資金源である自己資本比率は40%以上欲しい所ですが、19.8%とやや低い数値となっています。
今後はこの部分の数字を上げられているかが重要なポイントになるでしょう。
FANTAS technology株式会社の財務分析をしてみた所、安全性の高い会社ということがわかりました。
財務状況も比較的良く、倒産リスクは低めと言えますね。
ファンタスファンディングは安全性も高く信頼できる
ファンタスファンディングの安全性
- 創業から9年以上の運営
- 出資者から優先的に利益還元
- 流動比率は197%をマーク
ご覧頂いたとおり、ファンタスファンディングの運営は財務状況も比較的よく健全性の経営がされており安全性が高いと判断出来ます。
もちろん倒産(デフォルト)の可能性もゼロではないので、最終的にはご自身で投資判断を行うようにしてくださいね。