不動産投資のソーシャルレンディング「オーナーズブック(Ownersbook)」のデメリットについてまとめてみました。
サービスに登録する前に不安をがある方は、こちらの記事に目を通しておくことで安心してスタートすることが出来るようになります。
ではまずは結論から…。
オーナーズブックのデメリット一覧
- 人気が高く参加しづらい:投資申込の流れを事前に確認
- 不動産の詳細情報が非公開となっている:法律上公開不可能
- 投資金額の上限がある場合がある:クリック競争に勝ちやすい
- 運用途中での解約は原則不可能:余剰資金の投資でリスク回避
- 配当遅延・延滞のリスク:余剰資金の投資でリスク回避
- 運営企業の倒産リスク:運営企業の財務分析で防げる
- 借り手の貸し倒れリスク:貸付型に投資でリスクを抑える
オーナーズブックのサービスの特徴はこちらにまとめています。
オーナーズブックのデメリット一覧
デメリット①:人気が高く参加しづらい
https://twitter.com/yukizyajbcc/status/1074954706084974593
オーナーズブックでは物件の人気が高く「投資申込が出来ない」という口コミが多くなっています。
募集金額が1億未満の物件のほとんどが10分以内に終了しており、募集開始前にパソコン前に張り付いていなければ参加することが基本的に難しいです。
しかし、気に入った不動産に投資するための手順を覚えておけば、サクッと投資に参加する事ができるようになりますよ。
オーナーズブックの投資申込の流れは以下の通りです。
- 募集案内が当日の朝にメールで届く
- 募集開始時間から投資申請可能になる
- 確認書類への同意
- 支払用パスワードの入力
- 申込みボタンを押して完了
具体的な対策方法はこちらの記事を参考にしてください。
デメリット②:不動産の詳細情報が非公開となっている
オーナーズブックでは法律に則り、「貸付型」タイプの場合は不動産の詳細な情報が非公開となっています。
物件を特定できる情報を非公開にすることで、借り手、オーナー、入居者を保護する目的もあります。
「エクイティ型」タイプの場合は物件の所在地などの情報が詳細に公開されているので、自身の投資スタイルによって好きな方を選んでください。
不動産は専門家のプロが在籍する運営企業によって審査が行われていますが、最終的な投資判断はご自身で行うようにしてください。
デメリット③:投資金額の上限がある場合がある
オーナーズブック、一人40万の上限設けたんやな。いつもクリック合戦だったし仕方ないか pic.twitter.com/CXwV2U6pwy
— rea (@rea87736817) March 11, 2019
オーナーズブックでは投資者保護の観点と、競争率を下げるために一人あたりの投資金額に上限額を設けている場合があります。
(物件によって上限がない場合や、金額は異なる場合があります)
そのため、物件次第では「もっと投資したいのに出来ない」というまとまった金額を持った投資家にとって不満を感じる場合があります。
デメリット④:運用途中での解約は原則不可能
投資信託など一部の金融商品では、投資を始めてから途中で解約できるものがありますが、オーナーズブックでは投資後、運用期間中の解約は原則不可能です。
例えば、運用期間中に市場悪化してしまった場合、やむを得ない理由で資金が必要になった場合もお金を引き出すことは出来ません。
投資にあてる資金はあくまでも余剰資金で行うようにしてください。
デメリット⑤:配当遅延・延滞のリスク
オーナーズブックの不動産案件ごとに記載されている利回りや運用期間はあくまでも想定の数字になります。
市況の変動による借り手企業の影響、破産・倒産リスクなどの突発的なリスクによって予定運用期間内に運用が完了せずに配当が遅延するリスクがあります。
もちろんロードスターキャピタル社の厳正な審査で貸し倒れリスクは考慮されていますが、万が一の可能性もあります。
特にエクイティ型の案件はリスクが高くなる性質があるので注意しましょう。
対策としては「借り手企業の財務状況などを判断する」「延滞しても問題ない資金を投資する」などで自衛するようにしましょう。
デメリット⑥:運営企業の倒産リスク
オーナーズブックを運営するロードスターキャピタル社が倒産した場合は、入金している口座の資金が回収できない可能性があります。
ロードスターキャピタル株式会社は2017年9月28日に東証マザーズに上場しています。
そのため、未上場の中小企業と比較しても高い信頼性を持っており、企業・サービスともに安心感があると言えます。
また、2012年の創業以来黒字経営を続けており、業績は右肩上がりとなっています。
2017年12月期は売上高87.9億円、経常利益11.8億円となっておりソーシャルレンディング事業者としてトップクラスに安定しています。
財務状況もかなり良く、倒産リスクはかなり低いと言えます。
運営企業の破産リスクを未然に避けるためには、ロードスターキャピタル社の財務分析を行うことで対処することも可能です。
デメリット⑦:借り手の貸し倒れリスク
オーナーズブックでは元本保証はしておらず、貸付企業が倒産してしまうと元本が返済不可になる可能性があります。
掲載されているファンドの全ては運営企業の厳正な審査を通過したもののみ公開されていますが、万が一返済不可になった場合は、出資比率に応じてお客様が損失を負担する形になります。
お客様の損失負担は出資金の額が限度となるため、追加で送金をお願いすることはありません。
また、エクイティ型の案件の場合は不動産価格の変動を受けやすい性質があり、リターンが大きくなりやすい半面、リスクも高くなります。
少しでも元本割れのリスクを減らしたい方は「貸付型」タイプの案件に投資するのが良いでしょう。
すべての投資にはリスクが伴うので、失っても問題のない余剰資金で行うようにしましょう。
オーナーズブックのデメリットまとめ
オーナーズブックのデメリット一覧
- 人気が高く参加しづらい:投資申込の流れを事前に確認
- 不動産の詳細情報が非公開となっている:法律上公開不可能
- 投資金額の上限がある場合がある:クリック競争に勝ちやすい
- 運用途中での解約は原則不可能:余剰資金の投資でリスク回避
- 配当遅延・延滞のリスク:余剰資金の投資でリスク回避
- 運営企業の倒産リスク:運営企業の財務分析で防げる
- 借り手の貸し倒れリスク:貸付型に投資でリスクを抑える
登録前の不安は解消できたでしょうか?
まだ不安のある方はサービスの評判や口コミなど、すでに利用した方の意見なども参考にして決めてみてくださいね。