仮想通貨FXが出来る海外取引所「CryptoGT(クリプトGT)」の証拠金維持率がどれぐらいなのか、ロスカットラインの計算方法についてまとめました。
FXにおける重要な「証拠金」と「証拠金維持率」とはなんなのか意味についても初心者向けにわかりやすく解説しています。
結論から言うと、CryptoGTの証拠金維持率は「100%」に設定されています。
取引所によっては証拠金維持率は大きく異なります。ロスカットされないように計算方法などを登録する前にチェックしておきましょう。
目次でサッと確認
CryptoGT(クリプトGT)の概要
取扱通貨 | 10種類(48ペア以上) |
---|---|
セキュリテイ | 2段階認証ログイン コールドウォレット マルチシグ |
追証リスク | なし |
レバレッジ | 最大200倍 |
証拠金維持率 | 100% |
日本語対応 | あり |
アプリ | あり |
CryptoGTはBitMEXよりも最大レバレッジが高く、通貨の種類も多いですが、何よりもスマホアプリでの取引のしやすさが圧倒的に優れています。
世界中のプロトレーダーも使用している「MT5」の取引プラットフォームに対応しているので、急な相場変動があってもサーバーが重くならず注文がサクサクと通ります。
そのため慌てて損切り→注文が通らずロスカット…という最悪の展開を防ぐことが出来ます。
リスク管理をするためにもサーバーの安定性というのはとても重要で、CryptoGTはその部分をしっかりと対応している取引所です。
海外発の取引所ですが、日本語のサポートも受けられるので英語が苦手な方でも安心して利用できますよ。
FXにおける証拠金・証拠金維持率とは?
証拠金とは?
証拠金とはFXを行う際に取引所に預ける「預託金」のことを指しています。
FX取引ではレバレッジを効かせて取引を行うことが出来るので、元手以上の資金を動かしながらトレードすることが出来ます。
例えば、元手が10万円でも10倍のレバレッジをかければ100万円を動かしてトレードすることが出来ます。
その際に、90万円を借りてくる担保として証拠金が必要になります。
CryptoGTでは1つのトレード口座で1つの種類の仮想通貨を証拠金として預けることが出来ます。
証拠金維持率とは?
「証拠金維持率」とは、ポジションの必要証拠金に対して占めている純資産額の割合を指す言葉です。
少しイメージがし辛いと思うので、実際に計算式を見ながら確認していきましょう。
- 純資産額÷ポジション必要証拠金×100
この証拠金維持率が高い=レバレッジリスクが低い状態となります。
CryptoGTではこの証拠金維持率は100%で設定されており、これを下回ってしまうと強制的にロスカット(損失が確定)してしまうので注意しましょう。
ポジションを持つ際は常に証拠金維持率を意識しながら、ロスカットされないように取引しなければなりません。
この計算方法については後ほど詳しく紹介します。
CryptoGT(クリプトGT)の証拠金維持率の仕組み
アルトコインを証拠金に出来る
仮想通貨FXに対応している取引所はいくつかありますが、そのほとんどがビットコイン(BTC)を証拠金として取引しています。
bitFlyerなどの国内取引所では日本円、ビットコインの証拠金に対応していますが、BitMEXなどの海外取引所では基本的にビットコイン以外を選ぶことが出来ません。
しかし、CryptoGTではアルトコインを証拠金として預けることが出来ます。
「BTC,ETH,LTC,BCH,XRP,ADA,DASH,XMR,USDT」の10種類の通貨の入金に対応しており、この中から好きな通貨をトレードで増やすことが出来ます。
トレードで得た価格差益は、証拠金として預けている通貨として受け取ることが出来ます。
枚数を増やしたい通貨がある場合は、元手としてそれを預け入れましょう。
他取引所との証拠金維持率の比較
取引所 | 最大レバレッジ | 証拠金維持率 (ロスカットライン) |
---|---|---|
CryptoGT | 200倍 | 100%以下 |
BITPOINT | 4倍 | 100%以下 |
DMM Bitcoin | 4倍 | 80%以下 |
GMOコイン | 10倍 | 75%以下 |
BitMEX | 100倍 | 50%以下 |
CryptoGTでは仮想通貨FXができる国内取引所と比較しても、かなりシビアな証拠金維持率の設定となっています。
FX取引で人気の「BitMEX」と比較すると2倍以上の差があるので、BitMEXからCryptoGTに乗り換えた方はロスカットラインの違いに少し戸惑うかもしれません。
ロスカットラインの甘い取引所を選びたい方は「BitMEX」を使うのがおすすめです。
他取引所と比較しても「証拠金維持率50%」はかなり貴重ですので、気になる方はぜひ口座開設してみて下さいね。
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CryptoGT(クリプトGT)の証拠金維持率の計算方法
CryptoGT(クリプトGT)では証拠金維持率は「100%」を下回るとロスカットされてしまいます。
証拠金維持率は以下の計算式を使います。
- 純資産額÷ポジション必要証拠金×100=証拠金維持率
となります。
では実際に、リップル(XRP)の価格が100円、口座残高に200XRPがあると仮定して計算してみましょう。
レバレッジは100XRPに10倍のレバレッジをかけて、1000XRP分のポジションを持つとします。
- (純資産額)200XRP÷(必要証拠金)100XRP×100=(証拠金維持率)200%
CryptoGTの証拠金維持率は100%なので200%もあれば充分でしょうか?
実際は200%でもまだまだリスクが高いのですが、その理由を具体的に紹介していきます。
アルトコインの価格変動に注意!
アルトコインを証拠金に出来るということは、「枚数を増やしたいアルトコインでレバレッジ取引が出来る」というメリットがある反面デメリットもあります。
それは「価格が変動しやすい」ということです。
では実際に証拠金としてリップルを預けている場合に、価格変動が起きた場合をシミュレートしてみましょう。
リップル(XRP)の価格が上昇した場合
1XRPが50円→60円に上昇したと仮定します。
「50円×1000XRP=50,000円」だったものが、「70円×1000XRP=70,000円」となってしまいます。
「70,000円ー50,000円=20,000円分」の差額が利益となります。
XRPに換算すると「20,000円÷70円=285(枚分のXRPが増える)」という計算になります。
ですので残高の200枚に足されて485枚分の純資産となり証拠金維持率も変化します。
- (純資産額)485XRP÷(必要証拠金)100XRP×100=(証拠金維持率)485%
価格が上がれば純資産額も上昇するので、証拠金維持率も比例して上がる形となるので問題はありません。
リップル(XRP)の価格が下落した場合
1XRPが50円→45円に下落したと仮定します。
「50円×1000XRP=50,000円」だったものが、「45円×1000XRP=45,000円」となってしまいます。
「50,000円ー45,000円=5,000円分」の差額が損失となります。
XRPに換算すると「5,000円÷45円=111(枚分のXRPが減る)」という計算になります。
ですので残高の200枚から引かれて89枚分の純資産となり証拠金維持率も変化します。
- (純資産額)89XRP÷(必要証拠金)100XRP×100=(証拠金維持率)89%
価格が下がれば純資産額も減少するので、このように証拠金維持率が100%を下回ってロスカットされてしまいます。
45円の時点で89%になっているので、実際は47円になる頃には強制的にロスカットされていると予測できます。
USDT建てを利用するのがおすすめ
2019年4月にはUSDT(テザー)の取引ペアが追加され、ビットコインやアルトコイン建てでなく、USDと連動した仮想通貨「USDT」を証拠金として使うことが出来るようになりました。
価値の変動が少なく、仮想通貨市場の変動の影響を受けることが殆ど無いので、ロスカットされるリスクを減らすことが出来ます。
証拠金維持率の計算ツールを使おう
CryptoGTは公式で証拠金維持率を簡単に知ることの出来る自動計算ツールが出ています。
先程のような計算を手動で毎回するのはほぼ不可能なので、これを使い現在のポジションの証拠金維持率がどれぐらいなのかしっかりと把握しておきましょう。
ロスカットを避けるためにも習慣付けておくといいですよ。
CryptoGT(クリプトGT)でロスカットを回避するポイント
- 証拠金維持率100%以上を維持する
- 計算ツールでロスカットラインを把握する
- BitMEXよりもシビアに資金管理する
- 変動率の高いアルトコインを証拠金にしない
- USDT建てで取引するのがおすすめ
- レバレッジを上げすぎない
ロスカットされてしまう多くのケースは「リスク管理不足」が原因です。
”なんとなく”でポジションを持ってしまうと、ロスカットラインが把握出来ておらず、知らない間に証拠金維持率が100%を下回って損切り…というケースが後を絶ちません。
特に証拠金に設定するアルトコインは価格が堅調な銘柄を設定しなければ、証拠金の下落によるロスカットリスクも発生してしまいます。
証拠金維持率は計算ツールで常にチェックを心がけて、リスク管理を徹底しながらCryptoGTで利益を出して下さいね!