BitMEX(ビットメックス)で取引をしていると相場が予想と逆方向に動いた際にロスカットが発生するリスクがあります。
ロスカットをされないためにもロスカットラインをどこで見れるのか正しく理解して、適切に資産管理をしましょう。
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目次でサッと確認
BitMEX(ビットメックス)のロスカットラインを見る方法
BitMEX(ビットメックス)のロスカットラインは取引の注文確認画面で確認する事が出来ます。
では実際にETH(イーサリアム)の取引画面を使って確認してみましょう。
ETHの現在価格は「117.85ドル」です。
この画面で「推定精算価格」と書かれている部分がロスカットラインになります。
レバレッジ50倍の設定でロング(買い)を入れた場合「116.80ドル」がロスカットラインとなります。
では別のレバレッジ倍率のロスカットラインもみてみましょう。
レバレッジ25倍のロスカットライン
レバレッジ25倍のロスカットラインは「114.45ドル」となります。
レバレッジ10倍のロスカットライン
レバレッジ10倍のロスカットラインは「110.35ドル」となります。
レバレッジ5倍のロスカットライン
レバレッジ5倍のロスカットラインは「95.60ドル」となります。
レバレッジ2倍のロスカットライン
レバレッジ2倍のロスカットラインは「60.20ドル」となります。
レバレッジ1倍のロスカットライン
レバレッジ1倍のロスカットラインは「1.30ドル」となります。
さすがにこの価格になるまでポジションを持っていても意味はなさそうですが…(笑)
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レバレッジが高いほどロスカットラインも近くなる
ここまで読んだ方はなんとなくお察しかと思いますが、レバレッジ倍率が高いほどロスカットラインは現在価格に近くなります。
倍率が高い状態で予想と逆方向に動くとリスクが大きくなるため注意して資産管理をする必要があります。
実際にロスカットラインがどこに設定されるのか表にまとめてみました。(現在価格117.85ドルの場合)
レバレッジ | ロスカットライン | 許容変動率 |
---|---|---|
50倍 | 116.80 | 約1% |
25倍 | 114.45 | 約30% |
10倍 | 107.35 | 約10% |
5倍 | 95.60 | 約30% |
2倍 | 60.20 | 約60% |
1倍 | 1.30 | 約99% |
表にしてみると特に分かりやすいですね。
倍率を50倍に設定した場合、ロングの場合マイナス方向に1%でも動いてしまったらロスカットされてしまうためちょっとした変動でも損切りされてしまいます。
「少しでも多くの資金を動かしたい!」という欲だけでレバレッジを上げている人は、リスクの大きさを理解しておきましょう。
ロスカットを防ぐには証拠金を追加しよう
相場が予想に反した動きをしてしまい、ロスカットラインに近づいても焦りは禁物です。
BitMEX(ビットメックス)ではポジションに対して手元の余剰資金を証拠金として追加することが出来ます。
ポジションのビットコインのアイコンをクリックします。
追加したい証拠金の金額を入力して追加します。(利用可能な証拠金のみ追加できます)
こうすることで、証拠金維持率に余裕ができるので、精算価格(ロスカットライン)の許容率も高くなります。
(いわゆるナンピンというやつですね)
しかし、証拠金を追加してもロスカットラインを越えてしまった場合、割り当てられている元の証拠金L追加した証拠金全てを損失してしまうので注意しましょう。
ロスカットを逆に有効活用する方法
ロスカットというと損失につながるマイナスのイメージを持つ方は多いと思いますが、使いようによっては有効活用することも出来ます。
レバレッジは「少額で多くの資金を動かすことが出来る機能」ですが、必ずしも上限一杯購入する必要はないのです。
いつもはレバレッジ5倍で含み損に耐えきれずに底で手動で損切りしてしまうような方は、あえてレバレッジを上げて同じロット数で運用してみてください。
そうすることで、必然的にロスカットラインが近くなり自動的に損切りしてくれます。
ロット数が少なければ証拠金も少額で済むので、被害を最小限に抑えることが出来ます。
なかなか損切りする決断がつかない方は、レバレッジを高めに、ロットを少なくしてトレードしてみてくださいね。
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レバレッジはポジションを持っている状態で変更可能
既にポジションを持っている方は、相場の動きを見てレバレッジを変更したい場合もあると思います。
BitMEX(ビットメックス)ではポジション(建玉)を持っている状態でも途中からレバレッジを変更することが出来ます。
そんな時はメニューのレバレッジを変更するだけで可能です。
このようにレバレッジが変更されていることが分かりますね。
レバレッジを上げる場合は精算価格(ロスカットライン)をしっかりと注意して見てください。レバレッジを下げる場合は手元に証拠金が必要になります。