Android(アンドロイド)のスマホで使うことが出来る、仮想通貨を安全に保管できるモバイルウォレットアプリのおすすめをまとめてみました。
スマートフォンで安全に仮想通貨(ビットコイン・アルトコイン)を管理したい方は、こちらの記事を参考にすることで自分にピッタリの仮想通貨ウォレットアプリを見つけることができますよ。
iOS/iPhoneに対応しているウォレットアプリはこちらで紹介しています。
Android(アンドロイド)対応の仮想通貨ウォレットアプリ6選
仮想通貨を安全に保管出来るAndroid(アンドロイド)に対応した仮想通貨ウォレットアプリは以下の6つです。
- BRD
→海外発のアプリ・仮想通貨を端末内に保管出来る - Coinomi
→対応通貨数の多いウォレット - Copay
→マルチシグ搭載の高セキュリティウォレット - Jaxx
→マルチデバイス対応のウェブウォレット - bitFlyerウォレット
→bitFlyerが提供する取引所のウォレット - coincheckウォレット
→coincheckが提供する取引所のウォレット
それぞれどのようなサービスなのか1つずつ詳しく紹介していきます。
BRD(旧breadwallet)
対応通貨 | 135種類以上 BTC/ETH/BCH/ AE/BNB/ENG/ZIL BRD/GNT/HYDRO/ ICX/IOST/IXT/KNC/ NPXS/OMG/POLY/ QASH/REP/SALT/ TUSD/SRN/THETAなど |
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セキュリテイ | サーバーを介さない取引 ソースコード公開 |
日本語対応 | あり |
BRDの主な機能
- 仮想通貨の残高確認
- 送金・入金・出金機能
- 完全日本語対応
- バックアップ機能
「BRD(旧breadwallet)」はスイスのチューリッヒに本社を構え、世界150カ国でウォレットを提供しているbreadwallet LLCが開発している仮想通貨ウォレットです。
取引所のように特定の外部サーバーではなく、世界中に分散して仮想通貨を管理しているのでハッキングリスクが低いのが特徴です。
分散型金融プラットフォームを提供するために過去にはICOを行っており、独自トークン「BRD」も発行しています。
海外発のウォレットですが、日本語にも対応しているので英語が苦手な方におすすめです。
Coinomi
対応通貨 | 100種類以上 BTC/ETH/BCH/ LTC/DASH/ETCなど |
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セキュリテイ | ソースコードが非公開 安全性にやや不安あり |
日本語対応 | あり |
Coinomiの主な機能
- 仮想通貨の残高確認
- 送金・入金・出金機能
- 日本語対応
- バックアップ機能
「Coinomi」はウォレットアプリの中でもトップクラスに対応通貨数の多いのが特徴です。
そのため、ビットコイン以外にも色んなアルトコインをウォレットで管理したい方におすすめです。
しかし、ソースコード(アプリの中身)が非公開のため入出金に必要な秘密鍵をどのように管理しているか分からずセキュリテイ面の不安があります。
使用する際はそのリスクも考慮して資産を預けすぎないように注意してください。
Copay
対応通貨 | 1種類 BTCのみ |
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セキュリテイ | マルチシグ搭載 |
日本語対応 | あり |
Copayの主な機能
- 送金・入金・出金機能
- 仮想通貨の残高確認
- バックアップ機能
「Copay」も海外では有名なモバイルウォレットの一つで「BitPay, Inc.」によって開発・運営されています。
他のモバイルウォレットとの主な違いは「マルチシグネチャ」を搭載している点です。
マルチシグとは内部による不正を防ぐための管理体制のことです。
「コールドストレージ」からの送金、出金作業を強制的に複数の承認を必要とする仕組みにしておくことで、複数人が入出金を監視することになります。
内部の担当者やハッカーが意図的に送金先を変更することが不可能になります。
日本語には対応していないのでやや使いにくいのがデメリットです。
Jaxx
対応通貨 | 51種類以上 BTC/ETH/BCH/ LTC/DASH/ZEC/ REP/DOGE/ETCなど |
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セキュリテイ | ホットウォレット管理 安全性にやや不安あり |
日本語対応 | なし |
Jaxxの主な機能
- 仮想通貨の残高確認
- 送金・入金・出金機能
- PCでも操作可能
「Jaxx」はスマホアプリとしてだけでなくウェブウォレットとしてPCからでもアクセス出来るウェブウォレットです。
50種類以上の幅広い通貨に対応しており、保管と送金の利便性の高さが特徴でアプリも使いやすいため海外でも人気のウォレットです。
しかし、ウェブウォレットの性質上仮想通貨の管理が「ホットウォレット」(オンライン上での管理)となっているのでハッキングリスクが高く利用する際は注意が必要です。
bitFlyerウォレット
対応通貨 | 7種類以上 BTC/ETH/BCH/ LTC/ETC/MONA/ LSKなど |
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セキュリテイ | コールドウォレット管理 マルチシグ対応 盗難補償制度あり |
日本語対応 | あり |
bitFlyerウォレットの主な機能
- 仮想通貨の売買機能
- 保有残高の確認
- 送金・入金・出金機能
※こちらは取引所が提供している取引アプリにウォレット機能がついたものになります。
国内の仮想通貨取引所「bitFlyer」が提供しているモバイルアプリでもウォレット機能が搭載されており、預けた資金を入金・出金することが可能になっています。
売買した仮想通貨をそのままQRコードを表示して送金することも出来るので、残高に日本円さえあれば、購入した仮想通貨をすぐに送金することが出来るのも魅力です。
使用するにはbitFlyerの口座開設が必須なので、先に登録を済ませておきましょう。
coincheckウォレット
対応通貨 | 7種類以上 BTC/ETH/BCH/ LTC/ETC/FCT/ LSK/XEM/XRPなど |
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セキュリテイ | コールドウォレット管理 マルチシグ対応 |
日本語対応 | あり |
coincheckウォレットの主な機能
- 仮想通貨の売買機能
- 保有残高の確認
- 送金・入金・出金機能
※こちらは取引所が提供している取引アプリにウォレット機能がついたものになります。
同じく、国内の仮想通貨取引所「coincheck」が提供しているモバイルアプリでもウォレット機能が搭載されており、預けた資金を入金・出金することが可能になっています。
売買した仮想通貨をそのままQRコードを表示して送金することも出来るので、残高に日本円さえあれば、購入した仮想通貨をすぐに送金することが出来るのも魅力です。
bitFlyerよりも売買できる仮想通貨の種類が多いので色んな種類の仮想通貨を保管したい方におすすめです。
使用するにはcoincheckの口座開設が必須なので、先に登録を済ませておきましょう。
Androidで仮想通貨を保管する際の注意点
Androidで仮想通貨を保管する場合は、常に財布を持ち歩いているのと同じなので、盗難や紛失・故障などに備えて対策しておく必要があります。
- 紛失と故障に備えてバックアップを取る
- スマホ本体にロックをかける
- 取引所のハッキング対策をしておく
- 二段階認証のバックアップを用意する
紛失と故障に備えてバックアップを取る
Androidを持ち歩いていると、一番怖いのが紛失や故障などです。
モバイルウォレットでは基本的にリカバリーフレーズと言われる「バックアップ機能」が備わっています。
ウォレットアプリを利用する際はウォレットの作成時にそれをしっかりと紙などにメモしておきいざという時に備えておきましょう。
スマホ本体にロックをかける
もう1つスマホでウォレットを持ち歩く際に注意すべきなのが「盗難」です。
第三者にスマホを盗まれてしまうと勝手に仮想通貨を送金されてしまったりする可能性があるため、スマホ自体にロックを掛けておくことでそれを防ぐことが出来ます。
取引所アプリの場合、二段階認証を設定することで防ぐことも可能です。
取引所のハッキング対策をしておく
取引所のアプリをウォレットの代わりに使用する場合は、取引所がハッキングされるリスクもありますが、アカウントがハッキングされて盗難されてしまうリスクもあります。
個人でできる最大限のハッキング対策をしておくことでそのリスクを減らすことが出来ます。
- パスワードを使い回さない
- メールアドレスを使い回さない
- 二段階認証を設定する
このあたりの設定を徹底しておけば、スマホを盗難されたりハッキング攻撃を受けても不正アクセスされる可能性が低くなります。
ハッキングを受けてしまった人の多くは二段階認証をしていなかった人が多いので、最低限二段階認証だけは必ず設定しておきましょう。
二段階認証のバックアップを用意する
勝手に送金されてしまうリスクを減らすには「二段階認証」の設定が一番効果的ですが、二段階認証アプリは基本的にバックアップ機能がありません。
スマホを紛失してしまうと、取引所の二段階認証が解除できなくなり資産が凍結される恐れがあります。
しかし、スマホを2台持ちしてもう1つの端末にも二段階認証のQRコードを読み込ませておくことでバックアップ端末を用意することが出来ます。
取引所よりもウォレットアプリでの管理がおすすめ
今回紹介したウォレットアプリは大きく分けて2種類ありました。
- ウォレット専用のアプリ
- 取引所のアプリをウォレットとして使う
取引所のアプリをウォレット代わりに使うほうが機能が充実しているので便利ですが、コインチェックやザイフのようにハッキングリスクがあります。
自身の資産を安全に守ることを優先するのであれば、ウォレット専用のアプリを使うことをおすすめします。
また、リスクを分散するためにもウォレットアプリ自体も複数に分散して資産を預けておくことで最悪の事態を防ぐことが出来ます。
複数のウォレットに分散管理して、安全に仮想通貨を保管してくださいね。
モバイルウォレットで仮想通貨を保管したら、ポートフォリオアプリで資産管理もしてくださいね。