SNSのプラットフォーム仮想通貨「STEEM(スチーム)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方について紹介しています。
STEEM(スチーム)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
STEEMとは
STEEMはブロックチェーン上で稼働する「Steemit.com」というSNSプラットフォームで使える仮想通貨です。
従来のSNS(TwitterやFacebook)などは投稿してもユーザーや運営から報酬をもらうことが出来ませんでした。
STEEMでは利用することで報酬が受け取れたり、ユーザーからチップを渡し合うことが出来ます。
要するに、Twitterのいいね感覚で気に入った投稿に対してSTEEMという仮想通貨を送れるわけですね。
好きなクリエイターさんを金銭的に応援したくても現金は送れない…という問題を解決できます。
また投稿した文章や画像等のデータは全てブロックチェーン上で安全に管理されるので、サーバーがダウンしたりハッキングされるリスクがありません。
サイトの中で使える仮想通貨は3種類あります。
- Steem Power(SP)
- Steem Dollar(SBD)
- STEEM
「Steemit.com」を利用するとユーザーはSPとSBDを50%ずつ受け取ることができ、これを現金化する際にSTEEMを消費します。
STEEMについて
「Steemit.com」のベースとなっている通貨です。
毎年100%(毎日0.19%)新規発行されるため、インフレ率が高く長期間持つには不向きのコインとも言えます。
外部の取引所でも取引されるため価格の変動も起きますが、大幅な価格の下落を防ぐためにSPとSBDを活用しています。
Steem Power(SP)について
SPはアカウントを作成した段階でユーザーに付与される通貨です。
保有量に応じてコンテンツの投票権が与えられ、記事やコメントの投票(いいね)に必要なサービスを利用するのに必要不可欠な存在です。
利子がつく仮想通貨で、長期間持っているとメリットがあり他人に送金出来ない性質も持っています。
STEEMサービス内のメイン資産になる存在ですが、すぐにSTEEMに換金出来るわけでなく、交換するためには時間がかかります。
Steem Dollar(SBD)について
SBDはSTEEMから変換出来る通貨です。
米ドルと同じ価格になるように調整される性質を持っています。
これはすぐにSTEEMと交換することが可能なため、サービスで獲得した報酬をすぐに現金にしたい場合はこれを活用します。
サービス内で設置された取引所ですぐに売買可能で送金の制限もありません。
STEEMでは通貨の価値を保つための目的で3種類発行しており、相場の急な変動が起きないように調整されています。
こうしたシステムにすることによって短期的な投資目的で通貨を購入するのを防ぎ、長期的投資をしてくれる投資家を募ってじっくりと時価総額を上げているわけですね。
チャートを見てもじっくりと右肩上がりになっていっているようで、毎年発行されるSTEEMの価値を落とさずに推移していけるかがポイントになりそうです。
STEEMの基本情報
通貨名 | STEEM |
---|---|
公開日 | 2016年4月 |
最大発行枚数 | 50億 STEEM |
ブロックシステム | PoW |
公式サイト | https://steem.io/ |
ホワイトペーパー | こちら |
STEEMのチャート
BTCの暴騰暴落にほとんど左右されずに手堅く右肩上がりのチャートを描いています。
STEEMの将来性・今後
お金をもらえるSNSへの期待
STEEM(スチーム)はお金のやり取りが簡単に出来るSNSプラットフォームを目指しています。
今までの煩雑な金銭のやり取りを払拭したSNSというのはある種の社会実験であり、クリエイターとしても応援してくれるユーザーを囲い込む事ができるシステムはとても素晴らしいと思います。
しかしSNSは性質上、ある一定以上のユーザーがいなければ普及が進まないので、STEEMは今後どのようにユーザーを増やしていくかが課題になっていくでしょう。
クリエイターや有名人などを巻き込んでプロモーションが出来れば理想的ですね!
既に日本ではSteemに感銘を受けてICOを行った「ALIS」が同じようにSNSプラットフォームづくりを目指しています。
STEEMホルダーはこちらも注目しておくと良いでしょう。
Binanceに上場済み
STEEM(スチーム)は既に全世界取引高ナンバーワンの「Binance」に上場しています。
そのため、現時点での認知度はとても高く、その他の暗号通貨と同じように投資家の期待を集めています。
流動性も高くなっているため「買いやすい」という点において優れているといえます。
STEEMの取引所・買い方
※STEEMは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- Binance(バイナンス)
- Bittrex
- Poloniex
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているBinance(バイナンス)がおすすめです。
STEEMを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Binanceにビットコインを送金
- ビットコインでSTEEMを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
STEEMの口コミ・評判
$steem きましたね https://t.co/azhx7T2ec5
— クリコプター(Crypto Heli) (@canopes1) February 1, 2018
言うほど格付に格差なくて草
B格の$ADA $STEEM $NEO $EOS あたりは注目集めるのかねー— カ (@peperottina) January 24, 2018
今回のWeissレーティングで $STEEM が高かった件や、ザッカーバーグの発言からも分かりますが、SNSと仮想通貨は評価経済的観点から、非常に親和性が高く、優れたビジネスモデルを作りやすいです。 $ALIS もプロダクトさえ出来てしまえば、非常に多くの人を集めることが出来るでしょう。
— RealCryptoRealMan (@r_c_r_m) January 25, 2018
STEEMの公式ツイッター
Steem blockchain breaks 1,000,000 transactions in 24 hours! #steemit #steem #blockchain https://t.co/wHje4wQjvD
— steemit (@steemit) December 19, 2017
STEEMは買うべき?
STEEMですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
STEEMの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
既に海外では注目が集まっているようで、サービスを利用しているトップクリエイターは1記事で5万円稼いでいる人もいるようです!
仮想通貨×SNSというのは相性も良さそうですし面白そうですが、TwitterやFacebookからどのようにユーザーを引っ張ってくるか気になります。
国内ではまだまだ認知度が低いので、どのようなプロモーションやマーケティングでユーザーを囲い込んでいくのか期待したいですね。
SNSプラットフォームといえばIDHとも似ているのでぜひ比較してみてください。