仮想通貨「RVN(Ravencoin/レイヴンコイン)」に関する特徴や将来性、買うことの出来る取引所や買い方について紹介しています。
RVN(Ravencoin)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
目次でサッと確認
RVN(Ravencoin)とは
RVN(Ravencoin)はビットコインから派生し、2018年に誕生したブロックチェーンによる出資者と融資者をつなげるための仮想通貨プロジェクトです。
融資を募る事業者やプロジェクト側に利益が発生した場合、出資者に利益を還元するための仕組みが搭載されており、すべての取引記録が記載されているため透明性に長けています。
RVNの特徴は以下の通りです。
- ビットコインから派生した
- 出資者に利益を還元出来る
- ASIC耐性を搭載している
RVNのプラットフォーム上では、プロジェクトを自由に立ち上げることが可能になっており、これにRVNトークンが利用されます。
プロジェクトの発案のたびに手数料として500RVNが使用されバーン(使用不可になること)されるため、プラットフォームが利用されるほど通貨1枚あたりの価格も相対的に上昇していきます。
プラットフォーム上でプロジェクトに共感した出資者は、そのプロジェクトに投資を行うことになります。
融資を受けたプロジェクト立案者・プロジェクトリーダーは、そのプロジェクトを実行し成功に導きます。
結果、そのプロジェクトが成功して利益を得た場合、ブロックチェーン上の記載によって利益が分配されリターンを得ることが出来ます。
RVNはブロックチェーンを活用したソーシャルレンディングサービスのようなものと言えます。
独自のASIC耐性を搭載している
ビットコインやイーサリアムなどの通貨が採用しているマイニングの仕組み「Proof of Work(PoW)」では専用の機材などを使用することでマイニング(取引承認)を置こうことが出来ます。
ビットコインをベースとしているRVNも同じようにPoWを搭載していますが、これは過半数の悪意のあるマイナーによって51%攻撃を引き起こすことが可能になるデメリットがあります。
51%攻撃を受けてしまうと、以下のような悪影響があります。
- 他者の取引の妨害・キャンセル
- 自身の送金の改ざん・取り消し
- マイニング報酬の総取り
昨今ではマイニングに特化した「ASIC」によってこれが意図的に引き起こしやすくなっており、RVNでは独自のASIC対策によってこれを防いでいます。
それは16種類のハッシュ関数を組み合わせる「X16R」という独自のハッシュアルゴリズムです。
このように複数のハッシュ関数を組み合わせることで、安全性を高めることが可能になりDASHなども「X11」と言われるASIC耐性を搭載しています。
この同系等の仕組みは配布開始された、2014年から強いASIC耐性を持っていることが立証されています。
「X16R」はその他の通貨にも大きな影響を与えており、「X16S」という名前でPigeoncoinという通貨にも改修されたものが搭載されています。
RVN(Ravencoin)の基本情報
通貨名 | RVN |
---|---|
公開日 | 2018年1月 |
最大発行枚数 | 210億枚 |
公式サイト | https://ravencoin.org/ |
ホワイトペーパー | こちら |
Medium | こちら |
RVN(Ravencoin)のチャート
RVN(Ravencoin)の将来性・今後
サービスの普及が一番のハードル
RVNのサービスは投資サービスで徐々に広がりつつあるソーシャルレンディングサービスとほぼ同一のものです。
ソーシャルレンディングサービスといえば国内だけでも「クラウドバンク」「クラウドクレジット」「maneo(マネオ)」などが挙げられます。
どちらも間に企業が仲介していることで、元本保証や信頼性の高さなどを謳っていますが、RVNの場合は誰でもプロジェクトの立案者になれます。
そのため、そのプロジェクトが成功するか?だけでなく、プロジェクトの発起人が信用できる人なのか?という部分が気になります。
ブロックチェーン上でその人の信頼性を可視化したり、証明できる情報が無ければ投資家が出資するリスクが大きくなる可能性があります。
ASIC耐性をつけるといった技術力の高さは評価できますが、今後はプロジェクトの普及が将来性に大きく関わってくるでしょう。
将来的には資産の移転が目的
RVNのプロジェクトは将来的に資産管理や資産の移転を簡単に行うことが出来るプラットフォーム開発を目指しています。
その第一段階としてコミュニティベースの出資や融資などの場所を設けることで、経済圏を活発にしようとしています。
なかなか壮大なビジョンなので、具体的なビジョンや目標、提携先などが欲しいところですね。
競合について
RVNはブロックチェーンを活用して、仮想通貨のクラウドファンディングを行うことのできる出資者と事業者をつなげるプラットフォームを提供しています。
SALTというプロジェクトも近い市場を狙っており、競合となる可能性が高いです。
SALTはブロックチェーンを活用して、融資(ローン)を行うことのできる珍しい貸付プラットフォームを提供しています。
ビットコインや、イーサリアム、リップルなどを担保として保有することで法定通貨を借りることが出来るようになります。
ロードマップ
- フェーズ1 ー 完了
フェーズ1はマイニングの構築ですが、すでに完了しています。
ビットコイン同様に、マイニングに参加することによってRVNコインを手に入れることができます。 - フェーズ2 – 資産(現在進行中)
この段階ではASIC耐性を取り入れます。
さらに、Ravencoinによって資産を発行し転送する機能を実装するためにハードフォークを実施します。
500RVNで任意の資産を作成することができ、その際に使用されたRVNはバーンされます。
さらに、発行した資産には株式でいう配当のような役割を持たせることができます。 - フェーズ4 – 報酬
RVN資産保有者への報酬支払いが可能になります。 - フェーズ4 – ユニークな資産
アートディーラーがARTという名前の資産を発行するとします。
ディーラーは、それぞれのアートに名前またはシリアル番号を付けることによって、独自のARTアセットを作成することができます。 - フェーズ5 – メッセージング
作成した資産を送信する際、資産の上に重ねてメッセージを重ねることができるようです。 - フェーズ6 – 投票
投票は、専用に作成したトークンを配布することによって行うことができます。
トークンは投票を記録するためのRVNアドレスに送ることになります。
Binanceに上場済み
RVN(Ravencoin)は既に全世界取引高トップクラスの「Binance」に上場しています。
そのため、現時点での認知度はとても高く、その他の仮想通貨と同じように投資家の期待を集めています。
流動性も高くなっているため「買いやすい」という点において優れているといえます。
RVN(Ravencoin)の取引所・買い方
※RVNは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているBinanceはおすすめです。
RVNを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Binanceにビットコインを送金
- ビットコインでRVNを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
RVN(Ravencoin)の口コミ・評判
$RVN のBinanceへの上場は手数料なし https://t.co/JNj6au8qV1
— Koishi (@kitraum) October 11, 2018
$RVN これから上がると思うんだよなぁ... https://t.co/CEGkVDPKfs
— 他力本願@K/D0.001 (@tarikih0ngan) June 17, 2018
RVN(Ravencoin)の公式ツイッター
Speakers included RavenDev, Tron Black, Bruce Fenton and many others. https://t.co/Qsz0YvWhty
— Ravencoin (@Ravencoin) October 4, 2018
RVN(Ravencoin)は買うべき?
RVNですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
RVNの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
既にウォレットなどが完成しており、プラットフォーム開発なども順調に進んでいますが、コアとなる資産管理をどのように便利にしていくか、実現性の部分に不安が残ります。
今後はロードマップや提携先を明らかにして、展望を明らかにしていってほしいですね。