18歳未満の未成年や高校生の方で「資産運用に興味があってはじめてみたい」と考えている方向けに未成年・高校生でも登録できるおすすめの資産運用サービスを一覧でまとめてみました。
この記事では今流行の資産運用サービスについて紹介しています。
- ロボアドバイザー
- ソーシャルレンディング
- 仮想通貨
言葉の意味がわからない方でも大丈夫です!サービスごとの特徴や解説、あなたの投資プランに合わせたぴったりの資産運用を見つけることが出来るのでぜひ最後まで読んでみて下さい。
法律の問題や将来いくら貰えるのか、税金が発生するタイミングや金額などのよくある質問についても分かりやすく解説しています。
仮想通貨取引所を探している方はこちらの記事を参考にして下さい。
目次でサッと確認
未成年や高校生でも仮想通貨取引所の口座開設は出来る?
結論から言うと、未成年や高校生(18歳未満)の方でも資産運用サービスに登録することは出来ます。
一部のサービスでは未成年の登録は不可能な所もありますが、大体半分のサービスでは登録可能になっています。
(もちろんこの記事では未成年が登録出来るサービスのみ紹介しています)
登録後は、入金してサービスの案内に従って資産運用を始めるだけでなので、特別な知識は特に必要ありません。
しかし、登録には証人として親権者や法的代理人の同意書の提出が必要になっています。
虚偽の身分情報の登録は不可能
18歳未満だとバレなければ良いか…と生年月日などの個人情報を偽って登録することは出来ません。
アカウント登録自体は出来ますが、取引や入金を行うには身分証明書やマイナンバーの提出などが必須になっています。
企業は提出された書類と登録されたプロフィールの照会を行って本人確認手続きを行っています。
そのため、虚偽の身分情報では登録することは出来ません。
そのため、登録のために個人情報を偽る行為や、親に黙って登録することは出来ないので注意しましょう。
未成年が使えるおすすめ資産運用サービス一覧
- THEO(テオ):ロボアドバイザー
- ネクストシフトファンド:ソーシャルレンディング
- クラウドバンク:ソーシャルレンディング
- ビットフライヤー(bitFlyer):仮想通貨
- フィスコ(FISCO):仮想通貨
未成年の方が登録出来る資産運用サービスは限られており、口座開設時に必要になる同意書などは仕様や中身が異なるので登録時に詳しく確認しておくことをおすすめします。
資産運用サービス毎の特徴について
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとは、お客さんに変わって最先端のAIが投資プランや投資金額に応じて適切なアドバイスや実際に運用を代行する自動投資サービスです。
簡単に言うと、「ロボットが自動的に資産運用をしてくれるサービス」の事です。
通常、資産運用をゼロから始める場合は、投資先の選定やポートフォリオの構築、積立、リバランスなどを全て手作業で行わなくてはなりません。
株やETFなどの投資知識のない初心者でも、ロボアドバイザーに任せるだけで資産運用を始めることが出来ます。
ロボアドバイザーはこんな人におすすめ
- 完全放置で資産運用をしたい人
- 1万円から資産運用をはじめてみたい人
- 最先端のAIによる自動運用をしたい人
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとはお金を借りたい「借手(事業者)」に対してお金を融資したい「投資家」をマッチングさせるサービスです。
ソーシャルレンディングには以下のようなメリットがあります
- 借手:少ない金利でお金を借りることが出来る
- 投資家:高利率の資産運用が出来る
ソーシャルレンディングは仲介業者としての役割を担っています。
ソーシャルレンディングはこんな人におすすめ
- 元本割れなしの資産運用をしたい人
- 1万円から資産運用をはじめてみたい人
- 将来性のあるビジネスに投資したい人
仮想通貨
ビットコイン(仮想通貨)とはインターネット上で取引される通貨で、国にも正式に通貨として認められているお金です。
ビットコイン自体は2013年から存在していましたが、2017年に世界中で仮想通貨ブームが起こり、海外やキャッシュレス文化の進んでいる中国や韓国では、マイニング工場に規制が掛かるほど過熱しています。
ビットコインとは仮想通貨の一種で、元祖とも言われる存在ですが、他にもアルトコインと呼ばれる100~1000種類ほどの様々な仮想通貨が存在します。
仮想通貨は国にも正式に”お金”と認可されており、投資によって資産を増やすことも可能です。
仮想通貨を購入するためには国内取引所に登録することで始めることができます。
未成年が使えるおすすめ資産運用サービス
- THEO(テオ):ロボアドバイザー
- ネクストシフトファンド:ソーシャルレンディング
- クラウドバンク:ソーシャルレンディング
- ビットバンク(bitbank):仮想通貨
- ビットフライヤー(bitFlyer):仮想通貨
- フィスコ(FISCO):仮想通貨
ロボアドバイザー:THEO(テオ)
THEO(テオ)の基本情報
サービスの種類 | ロボアドバイザー |
---|---|
必要最低資金 | 1万円~ |
利回り | 4.8%/年 |
リスク | 低め |
税金の扱い | 自動引落あり |
アプリ対応 | あり |
最新のAI(人工知能)によって、24時間365日自動的に株やETFを資産運用してくれるロボアドバイザーです。
最低1万円から始めることが出来るので、未成年でも気軽に投資を始められるのが特徴です。
放置しておくだけで勝手に取引を行ってくれるので、投資初心者の方でもすぐに資産運用を始められます。
ソーシャルレンディング:ネクストシフトファンド
ネクストシフトファンドの基本情報
サービスの種類 | ソーシャル レンディング |
---|---|
必要最低資金 | 2万円~ |
利回り | 7%~10%/年 |
リスク | 中 |
税金の扱い | 手動で行う |
アプリ対応 | あり |
ネクストシフトファンドはネクストシフト株式会社が運営している、世界の新興国に投資できるクラウドファンディングサービスです。
貧困削減、地方創生、介護福祉などの社会貢献が出来る融資対象が豊富で、カンボジアなどの新興国支援をすることで経済的自立を支援します。
ネクストシフトファンドはこのように新興国への経済的支援を目指しつつ、将来性のある市場に投資することでリターンを確保しています。
ネクストシフトファンド一番の人気の理由は利回りの高さです。
平均利回り7%/年以上のファンドが豊富に揃っており、銀行預金や国債と比べても好利回りで運用することが期待できます。
ソーシャルレンディング:クラウドバンク
クラウドバンクの基本情報
サービスの種類 | ソーシャル レンディング |
---|---|
必要最低資金 | 1万円~ |
利回り | 6%/年 |
リスク | 中 |
税金の扱い | 手動で行う |
アプリ対応 | あり |
クラウドバンクは証券会社が運営している、ソーシャルレンディングサービスです。
融資型クラウドファンディング業界トップクラスの実績を持っており、シェアNo1の人気サービスです。
平均利回り6%超えの高利率と、元本割れなし・回収率100%の実績からシェアナンバーワンを獲得しています。
1万円からの小口投資も可能なので、ソーシャルレンディングに興味があるけどよくわからない…という方におすすめです。
仮想通貨:bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerの基本情報
サービスの種類 | 仮想通貨 |
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必要最低資金 | 5000円~ |
利回り | 運用次第 |
リスク | 高め |
税金の扱い | 手動で行う |
アプリ対応 | あり |
bitFlyer(ビットフライヤー)ではビットコインのユーザー間”取引”が可能になっています。
FXと同じようにレバレッジを掛けた取引も可能になっているため、原資の少ない方でも高額を一気に稼げるチャンスを秘めています。
国内取引所の中でも珍しい最大500万円の仮想通貨の盗難補償があり、安心感もバツグンです。
未成年の口座開設は以下の手順を踏む必要があります。
- 未成年者本人名義で登録をする
- 保護者の承諾書・保護者の本人確認書類を郵送
保護者の承諾書はPDF形式で公式サイトからダウンロードすることが出来ます。
登録に必要な書類は以下のとおりです。
- 承諾書への署名捺印(原本)
- 保護者の顔写真付本人確認資料(写)
※氏名、生年月日、住所、顔写真が掲載必須項目
上記書類をbitFlyer社宛に郵送する必要があるのが少し手間ですが、安心度の高い取引所なのでおすすめです。
仮想通貨:FISCO(フィスコ)
FISCOの基本情報
サービスの種類 | 仮想通貨 |
---|---|
必要最低資金 | 5000円~ |
利回り | 運用次第 |
リスク | 高め |
税金の扱い | 手動で行う |
アプリ対応 | なし |
FISCO(フィスコ)はJASDAQに上場している株式会社フィスコが運営している取引所です。
ネクスグループの子会社で、通信デバイス、旅行サービス、介護支援、ロボット事業、農業ICTなど幅広い分野で展開しています。
国内の仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロ社とも提携しており、XCP(カウンターパーティ)を使用して発行した取引所トークン「FSCC(フィスココイン)」も発行しています。
取引手数料が無料で、仮想通貨交換業者としての登録もされており、安心な取引所です。
登録に必要な書類は以下のとおりです。
- 本人確認書類(学生証・運転免許証など顔写真付きのもの)
- 親権者の同意書
- 親権者との続柄がわかる証明書類(住民票、戸籍妙本、健康保険証、母子手帳から1点)
上記書類を本人確認ページからアップロードすることで登録することが出来ます。
資産運用の始め方・登録手順
資産運用を始めるために、パソコンの知識やなにか特別に用意するものは特にありません。
例えば、ビットコインを購入して手に入れるためには3つのステップを踏む必要があります。
- 資産運用サービスに登録して口座開設をする
- 資産運用サービスに日本円を入金する
- サービス毎に必要な作業をして完了
特に難しいことはなく、サービスにさえ登録すればあとは日本円を振り込んで設定や取引するだけなので初心者の方でも簡単に始めることが出来ます。
サービスの登録ということで難しく聞こえるかも知れませんが、パソコン初心者や投資未経験の方でも10分ほどあればスマホやPCで簡単に口座開設出来るので安心して下さい。
未成年の資産運用に関するQ&A
未成年の方で口座開設を考えている初心者の方におすすめの資産運用サービスを紹介してきましたが、それでも不安な部分が多いと思います。
そこで初めてアカウントを新規登録する方が疑問に思いそうな部分をQ&A方式で疑問を解決していきます。
Q.口座開設は無料?
サービスに申し込みをしたりすると高額な請求が来るんじゃないかと不安になる方が多いのですが、登録はもちろん無料なので安心して下さい。
口座開設、入会金、利用料、手続費用、本人確認の書類郵送料なども全て無料です。
「入会金は無料で月額利用料がかかるかも知れない」と思っている人も安心して下さい。
登録してからもサービスはずっと無料で使うことができるので、登録に関してお金がかかることはありません。
逆にかかるものといえば基本的には手数料のみです。
Q.口座開設に必要なものは?
未成年が口座開設をするときに必要になるのは主に以下の2つです。
- 自分名義の銀行口座
- 運転免許証・健康保険証・パスポートなどの身分証明書
- マイナンバー書類・通知カード
- 親権者の同意書・身分証明書など
銀行口座は、資産運用に必要な資金を入金する場面で必要になります。
銀行振込にしか対応していない場合、入金時にどのアカウントから入金が行われたのか取引所側で確認を行うので自分名義である必要があります。
日本円を出金する際も確認を行うので、名義部分には注意しましょう。
サービスによっては24時間振込対応しているPayPal入金などもあるので、入金のみであれば口座登録が不要な場合もあります。
身分証明書は国から発行されている顔写真付きのものがあれば1枚で大丈夫です。
どちらも手元にない方は、住民票や公共料金の支払伝票などが2枚あれば審査に通る場合もありますが、取引所によって審査書類が異なるので注意しましょう。
ネットバンクの場合は使えない場合も
楽天銀行や住信SBIネットなどのネットバンクの場合は、出金先・入金先の口座として使用できない場合もあるので注意して下さい。
都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行、メガバンク、信用金庫などの銀行口座を持っている方は問題ないので安心して下さい。
Q.本人確認が完了するのは何日後?
サービスによって違いますが基本的に遅くても5営業日以内に本人確認が完了します。
その後、登録した住所に本人確認のためのハガキが郵送されますが、この到着にはおよそ5~10営業日ほど必要になります。
Q.まずは無料で勉強をしてみたい
「それでも投資をいきなり始めるのは不安…」という慎重派の方は、まず実際にお金の知識を身につけていくことが大切です。
と言っても、本で勉強したりネットで検索しても、難しい単語が並んでいたり初心者向けの内容じゃなかったりとハードルが高いのが事実です。
これから資産運用を始めようと考えている方は、まず無料セミナーでお金の知識を身につけてから資産運用をはじめましょう
無料セミナー「お金の教養講座」では、お金の知識がまったくない方でも安心して受講出来る無料のセミナーとなっています。
Q.結局一番おすすめの資産運用サービスは?
一番のおすすめと言える資産運用サービスはロボアドバイザーの「テオ」でしょう。
完全放置でもAIが自動的に資産運用を1から10までしてくれるので、入金以外に何もしなくても年利4%以上の利益が期待できます。
投資の知識が何もなくても自動的に資産を増やしてくれるのはとても魅力ですよね。
また、1万円という少額から投資をはじめられるサービスは少なく、誰でも気軽に資産運用を体験することが出来るというのも魅力です。
資産投資を始めようと考えている方はまずここに登録してから、気になった別の取引所にも手を広げてみることをおすすめします。
未成年が資産運用で稼いだ場合税金はかかる?
未成年が資産運用で利益を出した場合、稼いだ金額次第では税金(納税の義務)が発生します。※平成29年7月以降は消費税が掛からなくなりました。
税金が発生した場合は、前年度分の収入に従って翌年2~3月頃に確定申告をする必要があります。
資産運用サービスによって収入区分が異なるので注意しましょう。
ロボアドバイザー・ソーシャルレンディングの場合
ロボアドバイザー、ソーシャルレンディングの場合は、出金の際に税金を自動的に引き落とす機能が多くの場合付いています。
そのため、税金の扱いで特別に何かする必要はなく、口座開設時に「源泉徴収あり」を選んでおけば問題ありません。
その設定にしておけば出金時に自動的に税金分(約20%程度)が差し引かれます。
仮想通貨の場合
利益が20万円を超えると税金がかかる
仮想通貨の取引で得た利益は”雑所得”と言われる収入区分として扱われます。
雑所得は年間20万円以下は非課税なので、年間利益が20万円以下までであれば税金がかかりません。
逆に20万円以上の利益が発生した場合は以下の雑所得の税率表に従って確定申告と言われる納税の手続きをする必要が出てきます。
雑所得の税率表
例えば仮想通貨で100万円の利益が出た場合、税率は5%なので
1,000,000×0.05%=50,000円 が税金として取られます。
控除のある500万円の利益が出た場合、税率は20%なので
(5,000,000ー427,500)×0.2=914,500円 が税金として取られます。
税金を支払うタイミング・期間
仮想通貨の取引をした直後に税金が引かれたり徴収されることはありません。
1月1日~12月31日の期間で発生した利益に対して、翌年の2月中旬から3月中旬まで行われる確定申告期間に納付する必要があります。
厳密な期間は毎年異なるので検索して確認しておきましょう。
確定申告は所轄の税務署内や特設会場が設置されているので、そこで案内に従ってパソコンで手続きを行えば30分~1時間程度で完了します。
この時雑所得や仮想通貨取引履歴を計算しているエクセルのデータを出した紙などが手元にあればさらにスムーズに進むでしょう。
納付は税務署管内の金融機関や銀行窓口などで行うので、銀行の窓口や口座振替で支払いを行います。
税金を支払わないで済む方法は?
せっかく自分で稼いだお金なのに税金を支払わないといけないの?支払わなくて済む方法はあるの?と考えている方は多いと思います。
年間利益が20万円以上でているのにもかかわらず無申告の場合、脱税とみなされ追加で多額の納税が発生するリスクがあります。
これは納税する必要があるか知らなかったという理由で免除されるものではないので注意しましょう。
また意図的に資産を隠したり、稼いでいるにもかかわらず稼いでいないと見せかける悪質な行為は調査の対象となり、税務署から目をつけられる場合があります。
まずは1つ口座開設をしてみよう
資産運用を初めてする人は株やFXなどの投資未経験の方が多いため「なんとなく難しそう…」と物怖じしてしまうかも知れませんが、そんな事はありません。
口座開設は初心者でもわかりやすく案内がされており、パソコンやスマホでも15分ほどあれば登録完了するので、学校の昼休みや電車の通学時間にぜひやってみて下さい。
- THEO(テオ):ロボアドバイザー
- ネクストシフトファンド:ソーシャルレンディング
- クラウドバンク:ソーシャルレンディング
- ビットフライヤー(bitFlyer):仮想通貨
- フィスコ(FISCO):仮想通貨
はじめてのことなので不安なことも多いかも知れませんが、将来の資産形成のためにもまずは1つ口座開設を始めてみて下さい。
資産運用を始めるべきか迷っている方は、まずは入門編のこの記事を読んで重要性を理解しましょう。