仮想通貨「0x(ZRX/ゼロエックス)」に関する特徴や将来性、買うことの出来る取引所や買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
0x(ZRX)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
目次でサッと確認
0x(ZRX)とは
0x(ZRX)はイーサリアム上で発行されたERC20トークン※同士を手数料ほぼ無料で交換する事のできる仮想通貨プロジェクトです。
(他にもERC223、ERC721なども対応しています)
「0x(ゼロエックス)」がプロジェクト名で、「ZRX」が通貨名になるため、取引所で通過を探す場合はZRXと検索してください。
0xの特徴は以下の通りです。
- イーサリアムトークンに互換性を付与する
- オフチェーン取引で手数料ほぼ無料
- 誰でも仲介者として報酬がもらえる
今までのERC20トークンやDapps(分散型アプリケーション)はプロジェクトや通貨が異なる場合、サービスを利用する際に通貨を取引所で交換しなければいけませんでした。
多くのICOプロジェクトや、Dappsゲームなどで使用されているイーサリアムトークンが互換性を持っていないのはとても不便であり、機会損失にも繋がります。
0xはそんな課題を解決するために、オフチェーン取引で、手数料ほぼ無料でERC20トークン同士に互換性を付けて取引することが出来ます。
オフチェーン取引を行うことで、ブロックチェーンに負担をかけず、トランザクション問題などの取引遅延も起こる可能性が少なくなります。
そして、オフチェーン取引の最大のメリットは手数料の安さです。
安い手数料で自分の欲しい通貨と両替感覚で交換できるので、利用者の負担になりません。
無料で仲介者になって報酬がもらえる
このオフチェーン取引を実行するためには、0xが提供しているAPIを利用することで、取引の仲介者(リレイヤー)になることが出来ます。
他の仮想通貨のマスターノードと違い、そのトークンを保有している必要などはなく、参加は自由です。
無料でリレイヤーになることが可能で、なおかつ送金が実行された際に支払われる手数料の一部を利益として受け取ることが出来ます。
この仕組みがあることで0xの利用者は順調に増えているとも言えます。
オープンソース開発されている
0xはオープンソース開発されており、プロジェクトの中身のコードを閲覧することが出来ます。
普通のサービスであれば、コードの中身はいわば秘伝のレシピのようなもので公開されることはありません。
しかし、0xはお金を扱う信頼性が重要視されるサービスということもあり、サービスの中身のコードも公開することで、安全性を確かめることが出来ます。
また、無許可で利用することも可能になっており気軽に0xのサービスに触れることもできます。
0x(ZRX)の基本情報
通貨名 | ZRX |
---|---|
公開日 | 2017年8月 |
最大発行枚数 | 10億枚 |
公式サイト | https://0xproject.com/ |
ホワイトペーパー | こちら |
0x(ZRX)のチャート
2017年10月の上場直後は2.5円程度で取引されていましたが、その後ICOブームの影響で価格が高騰。
12月にかけて一時的に280円ほどまで高騰しましたが、その後仮想通貨バブルの落ち着きとともに価格は下落しました。
しかし2018年中は、時価総額ランキング50位以上をキープしており人気の強さを見せています。
0x(ZRX)の将来性・今後
新しい取引所としての形
0xは手数料が安く、簡単に他の通貨にトークンを交換できる仕組みから、両替所や新しい形態の取引所として根強い人気があります。
既存の仮想通貨取引所は、主にトレーダー向けの作りになっており、通貨の実用性を高めるものではありません。
仮に欲しい通貨があってもその通貨を手に入れるまでにはこのようなステップを踏む必要があります。
- 取引できる取引所を探す
- 取引所に登録・ログインする
- 取引所にBTCなどを送金する
- 注文を出して通貨を購入する
- 買った通貨をウォレットに入れて管理
必要な手順が多く、トレード未経験者にとってはかなりハードルの高い作業と言えます。
しかし、0xを利用すれば欲しい通貨はビットコインやイーサリアムなどなにか1つ通貨があれば大丈夫です。
- 0x内にBTCを入金する
- 欲しい通貨と換金する
- そのまま管理・決済可能
「お金を入れて、欲しい通貨に両替するだけ」というシンプルな仕組みが親しみやすく、新しい取引所の形として流行する可能性も高そうですね。
既存の仮想通貨の両替サービスとしてChangelly(チェンジリー)というものもあるので、将来的なイメージは近いかもしれません。
分散型アプリケーションなので安心感がある
分散型アプリケーションというのは、どこか一箇所にサーバーがあるわけではなく、データが分散管理されており、システムもすべて無人で稼働しているサービスのことです。
そのため、非中央集権的な管理によって運営されており、ハッキングの恐れや人為的ミスでの災害が起こる心配もありません。
過去に起きたコインチェックのハッキング事件などは、メールにウィルスが仕込まれていたことで起きた人災でした。
しかし、0xのような分散型アプリケーションでは外部から攻撃することが難しく、セキュリティ強度が抜群に高いのがメリットです。
0xの大きな魅力の一つであり、取引所のハッキングなどが起きた際に高騰する性質を持っています。
Binanceに上場済み
0x(ZRX)は既に全世界取引高ナンバーワンの「Binance」に上場しています。
そのため、現時点での認知度はとても高く、その他の仮想通貨と同じように投資家の期待を集めています。
流動性も高くなっているため「買いやすい」という点において優れているといえます。
0x(ZRX)の取引所・買い方
※ZRXは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているBinanceはおすすめです。
ZRXを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Binanceにビットコインを送金
- ビットコインでZRXを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
0x(ZRX)の口コミ・評判
日本人で $zrx 持ってる人非常に少ないけどこれからも上げていくでしょう。買っとくことをお勧めします。 https://t.co/wRKokC0fkk
— bit-travel-taku (@bittravel2) July 29, 2018
0x ( $ZRX ), Augur ( $REP ), Binance Coin ( $BNB ) がKyberでサポートされました。
上記トークンは、KyberSwapを始めとしたKyber Networkのプロトコルを統合したプラットフォームでアクセス可能です👍
あらゆるトークンのサポートに向けて尽力していきます!https://t.co/T0Es2COfSE
— Kyber Network_JP (@kybernetwork_JP) 2018年9月22日
0x(ZRX)の公式ツイッター
1) Welcome to the 0x twitter page 👋 0x is an open protocol that facilitates peer-to-peer exchange of digital assets on the Ethereum blockchain. pic.twitter.com/wAFi1BXxys
— 0x 🍵 (@0xProject) July 16, 2018
0x(ZRX)のウォレット・保管方法
0x(ZRX)は下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
Ledger Nano S
「Ledger Nano S」は仮想通貨のウォレットで最も利用者数の多いハードウォレットです。ハードウォレットの中でも比較的安価で購入することが可能で、持ち運びも便利です。
外部ウォレットとの連携など機能も充実しているので、仮想通貨投資をしている方に必須のアイテムと言えます。
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
My Ether Wallet
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)を含む、ICOなどで発行されているERC系トークンを保管出来る無料のデスクトップウォレットになります。
秘密鍵を自身で管理する必要があるので、パソコンなどがハッキングされない限りは安全に管理する事が出来ます。
Ginco(ギンコ)
「Ginco」はスマホアプリで仮想通貨の保管をすることができる初心者でも使いやすい無料のモバイルウォレットになります。
独自の暗号通信方式とクライアント型ウォレットを採用し高水準のセキュリティを実現しており、会社やアプリのハッキングで資産が流出してしまうことがありません。
0x(ZRX)は買うべき?
0xですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
0xの評価
プロダクトの将来性 | |
---|---|
時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
既にKyberなど複数プロジェクトとも提携しており、プロジェクトとしての信用性はとても高いプロジェクトと言えます。
今後は通貨同士を簡単に交換できる技術をどのように展開していくのか今後のロードマップに期待が高まります。
ERC系のトークンはすでに100〜1000種類以上あると言われており、交換プラットフォームとしての重要性はどんどん増していくと思われます。