仮想通貨「APPC(AppCoins/アップコインズ)」に関する特徴や将来性、買うことの出来る取引所や買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
APPC(AppCoins)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
目次でサッと確認
APPC(AppCoins)とは
APPC(AppCoins)は2017年12月にICOを行ったオープンソースのスマホなどのアプリストアを分散型プラットフォームとして提供する仮想通貨プロジェクトです。
通貨はイーサリアムベースのERC20トークンとして採用されています。
ICO直後の上場先がBinanceだったことで一気に注目を集めました。
APPCの特徴は以下の通りです。
- 公平性の高いアプリストア
- アプリ市場の問題点を解決
- 第一弾の上場先がBinance
APPCは現在GoogleやAppleなどが運営している大手アプリプラットフォームの透明性や公平性の不平等感を解決するために立ち上げられたプロジェクトです。
ブロックチェーン技術を活用することで、開発者や利用者に大きなメリットをもたらすことが出来ます。
既存のアプリプラットフォームの課題
仲介業者によるコスト
既存の大手アプリプラットフォームの「Google Play」と「Apple Store」は既に国内のアプリ市場のほぼ全てを網羅しています。
これはご存知の通りGoogleとAppleが運営しているサービスの一つです。
このように企業によって運営されているサービスは、人・会社が仲介しているので運用コストが必要になります。
このコストは皆さんがアプリに課金して、サービス開発者の手に渡るまでに何パーセントかが差し引かれて徴収されています。
売上が多くなればなるほど、仲介業者に差し引かれる金額が多くなるので開発者の負担になると言われています。
アプリの信用性の課題
現在は企業によってアプリストアが運営されていることで、全てのアプリは企業の審査を受けた上でストア上でダウンロード出来るようになっています。
特にAppleの審査は厳しく、審査から2週間~一ヶ月ほどかかると言われています。
しかし、そのような厳しい審査を通過しても定期的に公式と偽る「偽アプリ」や利用者の個人情報を盗む「ウィルスアプリ」などがそのままダウンロード出来るようになる事も起きています。
このように人を仲介しても信用面では問題の部分が大きく、審査の期間の長さなども開発者の負担になっていると言われています。
利用者もストア上に出ているアプリですらウィルスの恐れがあるとなっては安心できませんよね。
モバイル広告と課金売上の不透明性
現在の無料アプリの主なマネタイズ(売上に繋がる部分)はユーザーの課金やモバイル広告のクリック等が挙げられます。
まず1つ、モバイル広告はGoogleなどが提供している広告サービスを利用することで導入することも出来ます。
しかし、一つ一つの広告がどれぐらいの売上を出したのか、広告を配信している企業がどれぐらいの広告予算を提供して、仲介業者の取り分、開発者の取り分などの比率はどうなっているのか知ることは出来ません。
モバイル広告については、一方的な支払われる金額に納得するしか無い不透明性があります。
もう1つは課金の売上率の低さです。
ユーザーがサービスを楽しむために課金をしたお金の一部はGoogleやAppleだけでなく、利用するクレジットカード会社などにも差し引かれています。
課金→開発者の手元に渡るまでにいくつもの仲介業者を挟むため、利便性と引き換えに大きなマージンを引かれているデメリットがあります。
APPCが提供する解決策
以上のアプリプラットフォームの課題を解決するためにAPPCは開発されました。
APPCでは以下のようなメリットを提供しています。
- ブロックチェーンと紐づく透明性の高い広告
- アプリ課金を仮想通貨で完結
- アプリ開発者の情報をトランザクション上に公開
ブロックチェーンと紐づく透明性の高い広告
広告については全てブロックチェーン上で管理することで、広告のパフォーマンス、アプリ内課金、アプリの承認プロセスなどがスマートコントラクトで全て完結します。
そうなることで、全ての広告関連の仲介業者コストが不要になり、企業の広告予算が開発者に還元されます。
還元率が高くなれば、サービス開発者も課金額を値下げしやすくなり、ガチャ1回300円の値段が100円になるかも知れないということですね。
アプリ課金を仮想通貨で完結
今までの複雑な支払いプロセスは全て仮想通貨で完結する事ができます。
APPCの仮想通貨トークンは主にここで使用される予定で、従来よりも少ない金額で課金できるようになる設計を予定しています。
- APPCからアプリをダウンロード
- アプリ内でAPPCを使って課金
- 利用者は安い価格で課金出来る
この部分にも仲介業者がいなくなることで「コスト削減→開発者還元」の仕組みが効いていると言えますね。
アプリ開発者の情報をトランザクション上に公開
APPCのプラットフォームでは、ブロックチェーンのトランザクション履歴上にすべての開発者の経歴や評判を記録しています。
そのため、第三者が勝手にアプリ配信をしたり、過去に危険なアプリを公開した怪しいで開発者はずっと悪評がついて回ることになります。
これによりユーザーは安心してアプリを利用できるようになり、プラットフォームとしての信頼度もアップします。
APPC(AppCoins)の基本情報
通貨名 | APPC |
---|---|
公開日 | 2017年12月13日 |
最大発行枚数 | 4.5億枚 |
公式サイト | https://appcoins.io/ |
ホワイトペーパー | こちら |
テレグラム | こちら |
APPC(AppCoins)のチャート
ICO直後の最初の上場先がBinanceということもあり、一気に急騰し2018年1月には4ドルもの価格をつけました。
その後仮想通貨バブルの落ち着きとともに価格は右肩下がりになっています。
2018年はICO銘柄の価格が全体的に下落しているため、開発がしっかりと継続されていれば今後価格が伸びる可能性は高いでしょう。
APPC(AppCoins)の将来性・今後
既存の大手アプリストアとの競争
APPCはアプリストアプラットフォームを提供することで、App StoreとGoogle Playと真っ先に対抗することになります。
利便性やコストの低さという魅力があっても、開発者や利用者が増えなければ意味はありません。
既にどちらの大手プラットフォームも数十億人単位でアカウントや端末とつなげて利用されていることもあり、追い抜くまではかなりの労力がかかると思われます。
AppCoins単体で”ブロックチェーン”という技術を生かして戦っていくのか、アプリプラットフォームを提供している大手企業との提携をしてステップアップしていくのか、今後の動きに期待です。
既にロードマップでは2億人のユーザーと40億DLがあるアプリストア「Aptoide」との提携を果たしているようです。
アプリ市場はさらに盛り上がる可能性がある
既に日本人では子供からお年寄りまで携帯はもちろん、スマホを利用している人で溢れかえっています。
しかし、世界規模で見てみるとスマホを持っていない人たちはまだまだ多くいます。
アプリ市場はここ数年で急成長しており「2020年にスマホユーザーは2倍以上になる」ともいわれています。
そう考えると、App StoreやGoogle Playにまだ触ったことがない人は多いということなので、参入チャンスはまだまだあるというわけですね。
ロードマップ
- 2017年Q3:サポート開始
- 2017年10月:プレセール開始
- 2017年12月:ICO開始
- 2018年Q2:オープンソース開発
- 2018年Q3:AppStoreなどへの展開
- 2018年Q4:すべてのAptoideクライアントへのプロダクションの展開
Binanceに上場済み
APPC(AppCoins)は既に全世界取引高ナンバーワンの「Binance」に上場しています。
そのため、現時点での認知度はとても高く、その他の仮想通貨と同じように投資家の期待を集めています。
流動性も高くなっているため「買いやすい」という点において優れているといえます。
APPC(AppCoins)の取引所・買い方
※APPCは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
- Binance
- Huobi
- HitBTC
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているBinanceはおすすめです。
APPCを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Binanceにビットコインを送金
- ビットコインでAPPCを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
APPC(AppCoins)の口コミ・評判
既に懐かしい銘柄と化していた $APPC の出来高が増えてきている。 pic.twitter.com/8pHWzk6hs5
— コインマニアSGZ@子育て中 (@sugizo_coin) September 23, 2018
APPC(AppCoins)の公式ツイッター
https://twitter.com/AppCoinsProject/status/1042054719349379072
APPC(AppCoins)のウォレット・保管方法
APPC(AppCoins)は下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
My Ether Wallet
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)を含む、ICOなどで発行されているERC系トークンを保管出来る無料のデスクトップウォレットになります。
秘密鍵を自身で管理する必要があるので、パソコンなどがハッキングされない限りは安全に管理する事が出来ます。
APPC(AppCoins)は買うべき?
APPCですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
APPCの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
既に大手アプリプラットフォームとの提供も果たしており、既存のアプリストアをブロックチェーンのメリットで書き換えていく積極的な姿勢が伺えます。
最大手のアプリストアになるまでは少し大変そうですが、アプリ開発者の利用数が増えていけば確実に成長していくと言えるでしょう。