IoTデバイスに特化した仮想通貨「ITC(IoT Chain)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方について紹介しています。
ITC(IoT Chain)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
ITCとは
ITC(IoT Chain)は高速処理性能に優れた送金技術「DAG」を搭載したIoTデバイス向けの仮想通貨です。
IoTに特化した仮想通貨はIOTAやETCなどが存在しますが、ITCは「中国版IOTA」と言われており、身の回りのモノをインターネットに繋げるIoT(Internet of things)技術に特化した機能を持っています。
ITCの特徴は以下のとおりです。
- IoTに特化した仮想通貨
- ブロックチェーンを使わない
- 手数料無料のDAGの仕組みを採用
ITCではNANOやADKも使用しているDAGを使用しています。
DAGの特徴は以下のとおりです。
DAGとは?
次世代のブロックチェーンと言われてる新技術です( ºωº )DAGの仮想通貨はどれも注目を浴びてるのでぜひチェックしてみてください😋😋😋
RT励みになります( ¨̮ )笑 #仮想通貨手書きメモ
no.06 pic.twitter.com/RdBXQxHuW8— ココ・コインちゃん2.0@仮想通貨 (@cococoin_chan) 2017年12月29日
- ブロックチェーンに置き換わる新技術
- マイナー不要でスケーラビリティ問題がない
- 採用されている通貨への注目度が高い
ビットコインなど通常の仮想通貨ではブロックチェーンと呼ばれるものを使用しており、十分な安全性が保証される代わりに手数料の肥大化や多数の取引に不向きという欠点があります。
しかしDAGでは網目状にネットワークを張り巡らすことで、最短距離での取引完了を実現しています。
こうすることで多くの取引を一瞬で決済可能にしています。
セキュリティの高さが特徴
ITCではIoT市場で重要なセキュリティ問題の解決を第一に目指しています。
IoTは今後普及する技術として大きな注目を集めていますが、ハッキング対策などインターネットと接続することで起きる問題が懸念されています。
例えば、インターネットと接続された車がハッカーによって乗っ取られ、勝手に運転されて事故を起こした場合など命の危険につながる可能性があります。
他にもDDoS攻撃などで強制的にネットワークから切断される危険性もあります。
ITCではそれらを解決するために非対称暗号化技術を採用しています。
これを使用することでDDoS攻撃などのクラッキング(ハッキングの手法)される危険性がなくなり、ユーザーのプライバシーも守ることが出来ます。
セキュリティを高めることでIoTの安全性とプライバシーに配慮したプロジェクトを目指しています。
ITCの基本情報
通貨名 | ITC |
---|---|
公開日 | 2017年12月 |
最大発行枚数 | 1億枚 |
公式サイト | https://iotchain.io/ |
ホワイトペーパー | こちら |
ITCの将来性・今後
ブロックチェーンと異なる技術「DAG」
先述したとおり、ITCは従来の仮想通貨が採用している技術はブロックチェーンとは大きく異なります。
DAGは取引量増加にも耐えうることが出来るスケーラビリティ問題も解決可能で、取引手数料も無料、送金スピードも早い夢のような機能を備えています。
これはITCが目指しているIoT特化として必要不可欠の技術になります。
利用者が増えても送金スピードが変わらない点は今後大きなメリットになりそうですね。
しかし、DAGの技術はまだ歴史が浅く、十分な安全が保証されているという確証がありません。
例えセキュリティに問題が生じ、洗濯機や冷蔵庫などがハッキングされても特に大きな問題はありませんが、車やコンロなどがハッキングされてしまえば事故や火事など命の危険につながります。
現時点ではDAGを採用したことによって生じた問題などはありませんが、その部分の信用をどのように獲得していくかが重要になりそうです。
IoT分野で活用される可能性
ITC(IoT Chain)は現在IoT分野への進出を目指して開発を進めています。
IoTとは「Internet of Things」の略で、日本語にすると「ありとあらゆるものをインターネットと繋げる」ということになります。
身近なものを例に挙げると、家電製品などをネットに繋げてスマホ一台で全て管理出来るような仕組みのことです。
すべての人に関わってくる革新的な技術として注目を集めていますが、普及するには一般人でも使えるように、分かりやすくする必要があると言われています。
IoT分野では「IOTA(アイオタ)」も大きな一大勢力としてライバルに挙げられます。
IOTAはライトニングネットワークなど先進的な技術を導入して開発を進めるのに対し、ITCでは一般人でも使いやすく分かりやすい設計と、保守的で安定性に優れた機能の開発を進めています。
ITCとETCの機能の違い
機能 | ITC | IOTA |
---|---|---|
暗号化 | 安全性証明済み | 安全性は未検証 |
アルゴリズム | シンプル | 複雑 |
安全性 | 優れている | 不安がある |
開発思想 | 保守的 | 革新的 |
こうして比べてみると、IOTAに比べて革新性では劣るものの、保守的で将来性を重視した開発を進めていることがわかります。
IOTAでは最先端技術を採用している反面、安全性や安定性が十分に保証されていないというデメリットも抱えています。
今後はどちらがIoT分野をリードするかで大きく時価総額が変わってくるでしょう。
ロードマップ
- 2018年Q1:メインチェーンのテスト、ウォレットテストの開始
- 2018年Q2:メインチェーンのテスト、ウォレットテストの完了
- 2018年10月:メインネットのテスト
- 2018年11月:エコシステムの開発
- 2018年 12月:メインネットの公開
ITCの取引所・買い方
※ITCは現在日本円で直接買うことはできません。
国内の取引所でビットコインを購入し、以下の海外取引所で交換することができます。
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているOKExがおすすめです。
ITCを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- OKExにビットコインを送金
- ビットコインでITCを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
ITCの口コミ・評判
フォロワーの方で私と同じく $ITC 持っている人いると思いますが、moonしています。下げ相場でのmoon、うれしいかもしれませんが、原資抜きなどは検討しておいた方がいいかもしれません。
— ʀʏᴜ [ᴄʀʏᴘᴛᴏ ɪɴᴠᴇsᴛᴏʀ] (@Ryugunsun) February 1, 2018
IoT chain $ITC も頑張っているぞ。それより嬉しいのが UBI というワードの登場だ。そう、暗号通貨ならユニバーサル ベーシック インカムが実現可能。さて、どの暗号通貨プロジェクトなら実現可能かな?https://t.co/CJSF1GWthE
— Toru Kazama (@leonhard_jp) January 29, 2018
IoT Chain $ITC も頑張っています。NEO と名前が並ぶと、IOTA とイーサリアムの中国版と言われるかもしれないけど、軽視してはいけないよ。中国の技術力と吸収力は半端ないから(北京大学の謙虚な姿勢を観ればわかる) pic.twitter.com/LTBEqKPE4R
— Toru Kazama (@leonhard_jp) January 23, 2018
ITCの公式ツイッター
IoT Chain Mid-Year Review https://t.co/YZDL83nKn0 The past six months work has made us confident in the delivery ability of the team. We believe that IoT Chain will bring a whole new value to the Internet of Things. @rain_Peter $ITC #IoTChain #Blockchain #IoT #DAG #Crypto
— IoT Chain (@IoT_Chain) August 16, 2018
ITCは買うべき?
ITCですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
ITCの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
今後はIoT分野を目指す通貨としてIOTAやETCとぶつかるものの、開発に対する思想が違うので、革新的な開発力で追い抜いてほしいですね。
DAGを搭載している通貨として、他のブロックチェーン系の仮想通貨と比較しても高い将来性が期待できそうです。