仮想通貨「STORJ(SJCX/ストレージ)」に関する特徴や将来性、取引所での買い方、対応ウォレットと保管方法について紹介しています。
STORJ(SJCX/ストレージ)はどのような仮想通貨なのか、プロダクトの紹介や口コミについてもまとめているので参考にしてみてください。
【重要】Zaifで取引されているSJCX(ストレージコインエックス)はすでにSTORJとのスワップ(交換)を終了しており、価値がゼロになる可能性の高いトークンとなっています。
スワップ後のトークン「STORJ」は海外取引所で購入することが出来ます。
目次でサッと確認
STORJ(SJCX/ストレージ)とは
Storj(ストレージ)は2014年8月にカウンターパーティ(XCP)から誕生したICOプロジェクトです。
P2Pとブロックチェーンシステムを利用したクラウドストレージを提供するプラットフォームを提供します。
以前はSJCX(ストレージコインエックス)という名前でしたが、ブロックチェーンをビットコインからイーサリアムに移行したことで「STORJ(ストレージ)」という名前になりました。
この通貨は、サービスを利用する際に使用することが出来ます。
STORJの特徴
- 安定性の高いクラウドストレージ
- 安価で安全なプラットフォーム
- 暗号化されプライバシー保護される
ストレージとはデータを保管するスペースを指す言葉で、クラウドとはネット上を指します。
「クラウドストレージ」とはオンライン上のデータを保管する場所を指します。
みなさんも普段スマホで写真や動画を保存しているとどうしても気になるのが容量の問題ですよね。
現在もDropboxやGoogle Driveなど多くのクラウドストレージサービスがあり、データの保管場所として多くのユーザーに利用されています。
しかし、これらのサービスは特定の企業によって管理されており”中央集権化”されているためプライバシーなどの問題があります。
2017年にはGoogle Driveの中身がGoogleによって検閲されていることが分かり、特定の企業が提供しているサービスに情報を預ける危険性が認知されました。
情報を分散・暗号化して管理する
STORJは現状のクラウドストレージサービスの欠点を見直し、欠けている安定性、プライバシー、透明性を改善して提供することを目指しているオープンソースのクラウドプラットフォームです。
クラウドストレージサービスを提供する上で、ブロックチェーンの分散型と暗号化技術はとても重要になります。
このサービスの中にアップロードしたファイルは暗号化と細断化されて、世界中のネットワークで分散され安全に保管されます。
特定の誰かがデータセンターに情報を保持している形ではないため、維持コストも安く、高速なネットワークでアップロード・ダウンロードすることが可能になっています。
ブロックチェーンによる安全なクラウドストレージを提供し、利用料金の安さが大きなメリットとなります。
具体的には既存のクラウドストレージの1/4程度の価格で提供しており、料金は使った分だけ徴収されます。
余った容量を貸し出すことも可能
Strojのユニークなポイントは余ったストレージ(容量)を他人に貸し出すことで、STORJトークンを手に入れることができる点です。
もちろんデータを預けるスペースを共有するわけではないので、誰かにあなたの預けたファイルが覗かれたり、覗けるといったことはありません。
あくまでも利用している一部の容量を使う権利を渡すもので、情報漏えいなどの心配はありません。
もし予想外に容量が余ってしまった場合でも、それを利用してトークンを稼いで取引所で売買する事ができるので、無駄なくサービスを利用する事ができます。
STORJ(SJCX/ストレージ)の基本情報
通貨名 | SJCX |
---|---|
公開日 | 2014年8月 |
発行枚数 | 5億枚 |
公式サイト | http://storj.io/ |
ホワイトペーパー | こちら |
STORJ(SJCX/ストレージ)のチャート
2014年8月にICOを行い、目標の9,800BTC(当時のレートで約5億円)に全く届かず910BTC(約4500万円)しか資金調達出来ずスタートしました。
2017年5月に行った2度目のセールでは開発内容やプロジェクト目標を明確したことで目標資金調達額に到達しました。
2017年7月に取引所上場を果たし、当時は1枚あたり55円前後で取引されていましたが、2017年末の仮想通貨バブルで最高値180円まで到達しました。
バブルの中でも暴騰率は低くなっていますが、その後も100円前後の堅調な価格を維持しており、安定感のある通貨と言えるでしょう。
STORJ(SJCX/ストレージ)の将来性・今後
スマホの普及でニーズが増えていく
ここ数年間で私たちは加速的にパソコンやインターネットに触れる機会が増えました。
スマートフォンなども持っているのが当たり前の時代になり、毎日のように写真や動画が撮影されています。
それに伴い、容量がいっぱいになるという問題が頻繁に起きています。
一昔前に比べると、1TB(1000GB)のハードディスクの値段も安くなり、小さいスペースで大容量のデータを管理できるようになりましたが、それでも容量不足問題はずっとつきまとっています。
今の一般的なスマホは64GB~256GBの容量が普通です。
ここで各ファイルのデータ容量の平均を見てみましょう。
- 写真:300KB~1MB
- 音楽:5~10MB
- 動画(3分):50~100MB
- 映画:500MB~1GB
こうしてみると1つ1つはそうでもありませんが、高画質な画像を何枚も保存していたり、毎日のように動画を取っているとすぐ容量は満タンになります。
デジタル技術が発展しハードディスクの容量が増えても、便利になればなるほど人間の欲望は増えていくばかりです。
そうなれば、今後も1TBあたりの価格は下がっても「ストレージ(容量)が欲しい」というニーズはどんどん増えていくと思います。
そういった意味でStorjの価格の安さは学生でも受け入れやすい値段だと思います。
既存クラウドストレージとの比較
価格の安さが魅力の「STORJ」が大手クラウドストレージサービスと比較してどれぐらいやすいのか比べてみました。
サービス | 月額料金 |
---|---|
Dropbox | ~2GB:無料 1TB~:1000円/月 |
Google Drive | ~15GB:無料 100GB~:250円/月 1TB~:1,300円/月 |
STORJ | 1GBあたり:1.65円/月 1TBの場合:1,650円/月 1GBダウンロード時5円 (残量は貸出可能) |
1TBまで使用した場合はDropboxが一番安く、無料で使える料金はGoogle Driveが最安のようですね。
しかし、STORJの場合柔軟に使用する容量を変更可能で余った容量は貸し出してトークンを稼ぐことも出来ます。
その他のクラウドストレージサービスでは月額契約した場合、1GBしか利用していなくても満額が請求されるのでそういった柔軟性では一番優秀なサービスと言えますね。
日本の取引所で購入できるが…
現在STORJのスワップ以前のトークン「SJC」は国内取引所のザイフで購入することが出来ます。
そのため、時価総額に関係のある好材料が出ればすぐに日本マネーが入る基盤が出来ているので、高騰するときはすぐに価格が上昇するでしょう。
しかし、ザイフで取り扱っているのはスワップ前の「SJCX」となっており、このままでは交換できずに無価値のトークンとなる可能性は高いので注意して下さい。
STORJ(SJCX/ストレージ)の取引所・買い方
【重要】Zaifで取引されているSJCX(ストレージコインエックス)はすでにSTORJとのスワップ(交換)を終了しており、価値がゼロになる可能性の高いトークンとなっています。
まだ取引してる人いるみたいだけど、もう変換終了してるし、、
上場廃止にしないといつか大暴落して被害にあう人いそう。#zaif $SJCX $STORJ pic.twitter.com/hjhRBUVOJE— Koishi (@kitraum) December 4, 2017
現在稼働している「STORJ」トークンを購入するためには以下の海外取引所を利用して下さい。
個人的にはセキュリティ面もしっかりしているBinanceはおすすめです。
STORJを買うまでの手順は以下のとおりです。
- 国内の取引所でビットコインを買う
- Binanceにビットコインを送金
- ビットコインでSTORJを購入
国内の取引所登録は、セキュリティレベルが高く海外取引所へのビットコイン送金手数料が無料のDMMBitcoinがおすすめです。
STORJ(SJCX/ストレージ)の口コミ・評判
Zaifをご利用のみなさん!
SJCXトークンの変換期限は11/29と発表されているようです。つまりあと8時間もすれば変換不可となるかもしれません。今Zaifで売り込まれていますが、変換はお急ぎ下さい!$SJCX $STORJ— Koishi (@kitraum) November 29, 2017
ストレージ銘柄は主に2種!
1) データストレージサービス$STORJ $SIA @MineFilecoin
2) インフラプラットフォーム$HOT IPFS @0costcloud $BLZ @ArweaveTeam https://t.co/Tq6T8BZhRU
— とまと農園 (@tomatochem) May 24, 2018
STORJ(SJCX/ストレージ)の公式ツイッター
This week at #OSSummit @super3 and @golubbe will share how #OpenSource and #Decentralization can work together to build symbiotic relationships. https://t.co/9dikQUlM3u
— Storj Labs (@storjproject) August 27, 2018
STORJ(SJCX/ストレージ)のウォレット・保管方法
STORJ(SJCX/ストレージ)は下記の既存のウォレットを使用して保管しておくことをおすすめします。
(取引所に預けたままにしておくとハッキングによって失う可能性があります)
TREZOR(トレザー)
「TREZOR(トレザー)」は仮想通貨のハードウォレットの一つです。タッチパネルに対応しており、日本語マニュアルなども充実しており初心者におすすめです。
PCを持っていなくても仮想通貨を持ち歩くことが可能になっており、国内の主要通貨を始め、500種類以上の幅広い通貨に対応しています。
My Ether Wallet
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とはイーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)を含む、ICOなどで発行されているERC系トークンを保管出来る無料のデスクトップウォレットになります。
秘密鍵を自身で管理する必要があるので、パソコンなどがハッキングされない限りは安全に管理する事が出来ます。
STORJ(SJCX/ストレージ)は買うべき?
STORJですが、実際に買うべき銘柄なのか気になるところですよね。
管理人の独断と偏見で、以下のポイントをチェックした上で買うべきかどうか考察してみました。
STORJの評価
プロダクトの将来性 | |
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時価総額の安さ | |
単価の安さ | |
取引所の少なさ | |
コミュニティの人気度 | |
総合評価 |
ストレージ関連サービスはSCなどが競合として存在しますが、既にサービスがスタートしている、利用ユーザーが多いという点で知名度の高さで勝っています。
今後はデジタル産業の発展とともに、ストレージ業界に革命をもたらすサービスとして大きく育っていく可能性が高いです。
競合となるプロジェクトSC(Siacoin)についてはこちらの記事を参考にしてください。