ロボアドバイザー有名なウェルスナビとテオ(THEO)の運用実績、手数料、サービス内容などを徹底比較しました。
どっちに登録しようか迷っている方は、おすすめなロボアドバイザーはどっちなのか考察しているので参考にして下さい。
結論!どっちのロボアドバイザーがおすすめか
ウェルスナビがおすすめ
ウェルスナビとテオ(THEO)は数あるロボアドバイザーの中でもトップ争いをしているサービスです。
サービス内容を比較しても基本的な質や中身はあまり変わりません
- ETFの自動運用
- ユーザーに最適なポートフォリオ構築
- 手数料1%
長期運用をした場合ではどちらも同程度のリターンを出すことが出来るため、甲乙はつけがたい所です。
しかし、実際にどちらも利用している私がウェルスナビとテオ(THEO)を細かくチェックしてみた結果、ウェルスナビの方がおすすめな事が判明しました。
ウェルスナビがおすすめの理由
ウェルスナビがおすすめな理由はいくつかあるため、それらをひとつずつ詳しく紹介していきます。
- 運用プランが複数選択できる
- DeTAX(税金自動最適化)がある
- アプリが使いやすい
運用プランが複数選択できる
WealthNavi(ウェルスナビ)の運用プランは6つの質問に答えるとリスク許容度に応じて5段階の中から決めることが出来ます。
投資金額やリスク許容度に応じて、AIがポートフォリオを自動最適化してくれるので複雑な設定は必要ありません。
ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンの調整ができるようになっています。
テオ(THEO)の場合、手動設定か「おまかせTHEO」の2種類しか無いのがデメリットとなります。
DeTAX(税金自動最適化)がある
DeTAXとは一言で言うと「自動税金最適化」機能です。
この機能がとても便利で、ウェルスナビが選ばれている大きなメリットの一つでもあります。
分配金の受け取りやリバランスによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の「含み損」を確定して利益を相殺することで税負担を減らす機能です。
一定以上の金額を稼いでしまうと税負担が高くなり、闇雲に利益を出してしまうとトータルで最終的に得られるお金が少なくなることがあります。
ウェルスナビでは”あえて”損失を生み出すことで、税負担を軽くする調整機能が備わっています。
アプリが使いやすい
WealthNavi(ウェルスナビ)はPCからのログインはもちろん、スマホアプリにも対応しています。
外出先でも資産確認やETFの取引、設定の変更を行うことが出来ます。
テオ(THEO)とのレビュー評価を比較してみてもウェルスナビの方が評判も良いです。
使いやすさの部分で大きく優れていると言えます。
ひと目で分かる比較まとめ
比較内容 | ウェルスナビ | テオ |
---|---|---|
運営企業 | ウェルスナビ 株式会社 |
株式会社 お金のデザイン |
資本金 | 32億3418万円 | 114億2393万円 |
設立日 | 2015年4月 | 2013年8月 |
セキュリティ | ○ | ○ |
ETFの種類 | 7種類 | 30~40種類 |
手数料 | 預かり資金の年1% 長期割あり |
預かり資金の年1% 0.5%まで安くなる |
税金対策 | 自動引き落とし DeTAX |
自動引き落とし 自動税金最適化 |
最低運用資金 | 10万円~ | 1万円~ |
使いやすさ | ○ |
○ |
アプリ | iOS/Android | iOS/Android |
資本金の高さはTHEO(テオ)
資本金の高さはテオがウェルスナビよりも4倍近く高いため安定していると言えます。
設立の歴史も2013年からと長く、事業として継続していると言えるでしょう。
どちらも金融商品取引業として金融庁からも認可されており、ロボアドバイザーのなかではどちらもトップクラスの実績があります。
銀行と同じように長期間資金を預ける先として、この部分は大事ですね。
手数料の安さはTHEO(テオ)が優勢
手数料を比較すると、どちらも基本料金「預り資産の1%/年」となっており、大きな違いはありません。
100万円で運用していた場合、年間1万円の手数料が取られる計算になります。
ウェルスナビの場合は「長期割」というものがあります。
これは利用期間と運用金額に応じて6ヶ月ごとに手数料が安くなる制度です。
最大0.9%まで手数料が安くなるので、ほったらかしで資産を増やしたい方にとっては嬉しいメリットですね。
一方、THEO(テオ)の場合は預かり資産の金額に応じて手数料が割引される仕組みがあります。
50万円以上入金すると、ウェルスナビよりも安い0.8%になり、1000万円以上の入金で0.65%の手数料になります。
手数料で選ぶ場合は以下のような基準で選ぶことをおすすめします。
- ウェルスナビ:50万円未満で長期間運用する人におすすめ
- THEO(テオ):50万円以上で手数料を安くしたい人におすすめ
最低運用資金の安さならTHEO(テオ)
最低運用資金を比較してみると、ウェルスナビが10万円以上に対してテオは1万円からでも始めることが出来ます。
そのため、ハードルの低さはテオの方が優れていると言えます。
しかし、リターンに差は無いので投資金額が低くなればもらえる金額も低くなります。
1万円で年利5%のリターンでも年間500円しかプラスになりませんが、10万円では年間5000円もプラスになります。
放置しながらある程度資産運用したい人は1万円で無理やりスタートするよりも、10万円を貯めてからはじめることをおすすめします。
税金対策ならどちらも同じ
株やETFなどで一定金額が発生してしまうと、確定申告が必要になってしまいます。
どちらのサービスも確定申告の手間が起きないように、口座から直接税金が差し引かれる源泉徴収サービスがあります。
これに加えてウェルスナビではDeTAX、THEO(テオ)ではテオタックスオプティマイザーと言われる税金最適化の機能があります。
これは分配金の受け取りやリバランスによって生じる税負担の一部または全部を、保有銘柄の「含み損」を確定して利益を相殺することで税負担を減らす機能です。
AIが自動的に以下の処理を行い、税負担を軽くします。
- 銘柄の取引で税負担が発生する
- ポートフォリオの中で含み損となっている銘柄を売却
- 売却した銘柄を再度買い戻し
この機能は以前までウェルスナビにしかありませんでしたが、2019年6月からTHEO(テオ)も提供開始したので、税金対策での優劣はなくなりました。
運用実績の高さならウェルスナビ
ロボアドバイザーを始める上でやはり気になるのは「どっちが稼げるのか」ですよね。
運用スタート以来の実績を比較するとどちらも黒字ですが、ウェルスナビな方が稼いでいます。
運用実績の比較(2016年~2018年分)
サービス開始から2年以上経過したデータなので、精度も申し分ないでしょう。
アプリの使いやすさはウェルスナビ
アプリは先述したとおり、ウェルスナビはAndroid/iOSどちらにも対応しておりレビュー評価の評判も上々です。
全体的な使いやすさや利便性の部分ではウェルスナビの方が優れています。
ウェルスナビとテオの比較評判・レビュー
【ロボアド成績まとめ】
・ウェルスナビ:+9.07%
・THEO:+5.61%
・楽ラップ:+5.14%・マネラップ+2.74%
・マネックスアドバイザー:-0.92%最新の成績もウェルスナビの圧勝。オススメです
【実績公開】ロボアドバイザー投資とは?どれがおすすめ?比較して評価してみた https://t.co/lDkZZg5IJY
— タク@プロブロガー&投資家 (@TwinTKchan) August 2, 2018
タクさんの場合、ウェルスナビのパフォーマンスが+9%とかなりのリターンを出しています。
他のロボアドバイザーサービスと比較しても運用実績の高さが魅力的ですね。
ロボアド確認。THEOは、マイナスだなぁ。
ウェルスナビの方はプラス。
この間、マメタスから入金されたものが、やっと反映された。しかし、両方共10万位は入れてみないと、正確にはどちらがいいか、分からないね( ̄▽ ̄;)
将来的には、どちらかに絞りたい気がする。手数料1%だし。 pic.twitter.com/vUXouZyAWR— ぱやん@ちまちまトレード職人 (@payan726) June 4, 2018
仮想通貨イグジット後の資産運用例(ロボアドバイザー)
■守り: ウェルスナビ (不動産などへも分散)
■やや攻め: THEO (株のみ)
自分の時間が欲しい人向け
— moyashiちゃん (@hitoriblog) January 22, 2018
ウェルスナビの場合リスク許容度に応じてポートフォリオの構成を変更する事ができます。
あえてウェルスナビ、テオどちらにも同額を預けておいて更にリスク分散しておくことで暴落に備えることも出来ますね。
将来を考えるとBTC、ウェルスナビ、テオ積立が最強だと思ってる(^ω^ )
JPYを銀行に預けてるのは損失でしかない・・・w— さいふ@追い込みラッシュ突入確定 (@mazikaru_shot) October 25, 2017
確かに現在の銀行のリスクは雀の涙程度…。
銀行に資産を預けたままにしておくのは機会損失と言えるかも知れませんね。
メリット比較
ウェルスナビの独自メリット
- 手数料の長期割サービス
- 運用実績の高さ
テオの独自メリット
- 投資金額が1万円から
- ETFの種類の多さ
ウェルスナビは運用手数料の尾長期割サービスなど、運用スタートしてからの実績の高さが大きな特徴です。
テオは投資金額のハードルの低さが魅力で、1万円からでも積立を始めることが出来ます。
どっちに登録すべきか
どちらのロボアドバイザーもメリットやデメリットがあるため、どうしても迷っている方は以下のポイントで決めるのがおすすめです。
- 運営会社の資本金→テオ
- 投資金額の安さ→テオ
- アプリの使いやすさ→ウェルスナビ
- 手数料の安さ→テオ
- 運用実績の高さ→ウェルスナビ
- 手元に残るお金を少しでも増やしたい→ウェルスナビ
どのポイントで魅力を感じるかは人それぞれなので、自分にあったロボアドバイザーを選びましょう。