BitMEX(ビットメックス)でかかる手数料(取引手数料)の種類や仕組みなどを初心者の方にもわかりやすく解説してみました。
手数料が高いのか気になる方や、手数料負けしている方向けの対策方法をまとめてるので参考にして下さい。
BitMEX(ビットメックス)の特徴について
- 追証なしで借金リスクゼロ
- レバレッジ最大100倍
- FX取引で下げ相場でも稼げる
BitMEXはビットコインFXができるので下げ相場や価格の下落時でも大きく稼ぐことが出来ますが、手数料負けしないように手数料の仕組みを登録前にチェックしておきましょう。
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目次でサッと確認
BitMEX(ビットメックス)の手数料一覧
BitMEX(ビットメックス)には大きく分けて5種類の手数料があります。
手数料の種類 | 金額 |
---|---|
Maker手数料 (指値手数料) |
-0.025% |
Taker手数料 (成行手数料) |
0.075% |
決済手数料 | 0.05% |
Funding手数料 (資金調達率) |
-0.375%~0.375% (8時間毎に変動) |
入出金手数料 | なし (マイナー手数料のみ) |
ビットコインFXをする際には、これらの特徴と仕組みを理解しておけばお得に取引することも可能です。
では、それぞれの手数料について詳しく解説していきます。
Taker/テイカー手数料とは?
Taker/テイカー手数料とは「成行注文」をした際に発生する手数料のことです。
- Taker/テイカー手数料:0.075%
成行注文とは?
「成行注文」とは即座に注文した枚数が決済されるまで自動的に、注文板に並んでいる売り板(もしくは買い板)から現在価格で約定する注文方法です。
例えば、以下のような場面で使います。
- ロングで成行注文:すぐ値上がりすると判断した場合
- ショートで成行注文:すぐ値下がりすると判断した場合
成行取引を行うことで、即座に欲しい枚数のポジションを持つことが出来るので価格の変動を待たずに即座に約定することが出来ます。
しかし、約定直後に予想に反する値動きをした場合はすぐに含み損になってしまうので注意しましょう。
また、注文板が薄い状態で枚数が多い成行注文を行った場合、予想外の高値(もしくは安値)で約定する可能性があるので注意しましょう。
Taker(成行注文)は手数料が高いので非推奨
TakerとMakerを比較してみると、Taker(指値注文)は手数料が圧倒的に高いので普段は使わないようにするのが良いでしょう。
- Taker/テイカー手数料:0.075%
- Maker/メイカー手数料:-0.025%
逆にMakerではマイナス手数料なので、ポジション価格の一部を受け取れます。
手数料を安く抑えてお得に取引したいのであればMakerを活用するようにしましょう。
Maker/メイカー手数料とは?
Maker/メイカー手数料とは「指値注文」をした際に発生する手数料のことです。
- Maker/メイカー手数料:-0.025%
指値注文とは?
「指値注文」とは現在価格より安くなったら買う・高くなったら売るという価格を指定出来る注文方法です。
例えば、以下のような場面で使います。
- ロングで指値注文:ある程度値下がりすると判断した場合
- ショートで指値注文:ある程度値上がりすると判断した場合
ロングで指値注文を行う場合は、ある程度価格が下がることを見越して、現在価格よりも安い価格で注文を入れます。
逆に、ショートで指値注文を行う場合は、ある程度価格が上がることを見越して、現在価格よりも高い価格で注文を入れます。
指値注文を上手く活用することで、相場の高値もしくは底値で待つことが出来るので、大きな価格差益を得ることが出来ます。
Maker(指値注文)は手数料が安くおすすめ
TakerとMakerを比較してみると、Maker(指値注文)は手数料が圧倒的に安くマイナスなのでポジション価格の一部を受け取ることが出来ます。
- Taker/テイカー手数料:0.075%
- Maker/メイカー手数料:-0.025%
逆にTakerでは高い手数料が取られてしまうので、手数料を安く抑えてお得に取引するのであればMakerを活用するようにしましょう。
Maker(指値注文)の注意点!
指値注文の際に注意しなければならないのが、注文価格です。
例えば、現在の価格より高くなることで利益を出すことが出来る「ロングポジション」の指値注文を入れる際に、ビットコイン価格が5000ドルだったとします。
その際に、4900ドルでロングポジションの指値注文を入れてしまうと強制的に約定して成行注文扱いになります。
その場合はTaker/テイカー手数料が掛かってしまうので、現在価格に注意しながら指値注文を行ってください。
指値、成行の用語がわからない方はこちらの記事を参考にして下さい。
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決済手数料とは?
- 決済手数料:0.05%(ポジション決済のたび)
決済手数料とは、持っているポジションを決済する際にかかる手数料のことです。
BitMEXでは決済手数料は一律「0.05%」となっています。
10万円分のポジションを決済した時は50円、100万円分のポジションを決済した時は500円かかります。
ポジションを決済するたびにかかってしまうので、スキャルピングなど頻繁なトレードにはあまり向きません。
通貨ごとの手数料一覧
BitMEX(ビットメックス)はビットコインとアルトコインで手数料が異なるので、予め確認しておきましょう。
通貨名 | Maker 手数料 |
Taker 手数料 |
決済 手数料 |
---|---|---|---|
BTC(ビットコイン) | -0.025% | 0.075% | 0.05% |
ETH(イーサリアム) | -0.05% | 0.25% | |
LTC(ライトコイン) | -0.05% | 0.25% | |
BCH(BTCキャッシュ) | -0.05% | 0.25% | |
XRP(リップル) | -0.05% | 0.25% | |
EOS(イオス) | -0.05% | 0.25% | |
TRX(トロン) | -0.05% | 0.25% | |
ADA(カルダノ) | -0.05% | 0.25% |
※BitMEXではBTCの表記がXBTという単位になっています。
Maker料金は一律マイナスになっているので、手数料分を受け取る事ができるメリットがあります。
Takerの場合は高い手数料がかかってしまうので注意しましょう
資金調達率(Funding手数料)とは?
BitMEX(ビットメックス)ではロングとショートの比率に応じて資金調達率(スワップ金利)の手数料が変動します。
「資金調達率」とは、ポジションを持っているトレーダーに対して8時間毎に付与される金利(手数料)です。
イメージとしてはFXのスワップポイント手数料と同じようなものです。
ロング・ショート の資金調達率 |
-0.375%~-0.001% 0.375%~0.001% |
---|---|
資金調達の頻度 | 8時間毎 (5時・13時・21時) |
変動のタイミングは8時間毎で日本時間の5時・13時・21時が手数料支払いタイミングとなります。
そのため、手数料を払いたくない場合はこの時間の直前にポジションを解消しましょう。
逆に、手数料がかかる反対のポジションを持っていれば手数料分を受け取ることも出来ると言えます。
- 現物価格よりBitMEX価格が高い場合:ロングが手数料を支払い、ショートは手数料が貰える
- 現物価格よりBitMEX価格が安い場合:ショートが手数料を支払い、ロングは手数料が貰える
資金調達率(Funding手数料)の確認方法
現在の資金調達率を確認するには取引画面左下の「契約の詳細」のところを見ましょう。
資金調達率が「0.01% 2時間後」と書かれています。
この場合ロングポジションを持っている人が2時間後に0.01%の手数料が発生し、ショートポジションを持っている場合は0.01%もらうことが出来ます。
表に直すとこのようになります。
ロングポジション | ショートポジション | |
---|---|---|
資金調達率が プラス |
手数料を払う | 手数料を貰える |
資金調達率が マイナス |
手数料を貰える | 手数料を払う |
例えば、ショートで100万円分のポジションを持っていた場合、100円を受け取ることが出来ます。
頭のプラスマイナスを見ておくことで手数料だけでなくロング・ショート比率も確認する事ができます。
詳しい資金調達率の仕組みについてはこちらの記事を参考にしてください。
レバレッジを掛けたTaker(成行注文)は手数料負けしてしまう
BitMEXではビットコインの場合最大100倍ものレバレッジを掛けることが出来るので、ついつい高いレバレッジをかけて取引しがちです。
しかし、上記で書かれている手数料はレバレッジ1倍の価格に対してかかるので、レバレッジの倍率に応じて手数料が高くなります。
例えば、1BTCで100BTCの取引を買いも売りもTaker(成行)で行った場合、「0.075%×2=0.15%」の手数料になりますが、この手数料は100BTCに対してかかります。
そのため「100BTC×0.15%=0.15BTC」もの手数料がかかります。
もし上手く稼げなかった場合、1BTCのうち15%もの原資を失ってしまうことになるのでかなりの痛手となります。
BitMEXで手数料負けをしたくない方は「高レバレッジ+Taker注文」は絶対に避けましょう。
手数料対策にPost-Onlyは必須
オプション設定で使える「Post-Only」とは指値取引に限定するか否かを決める機能です。
手数料対策のために指値取引をしていても、これにチェックが入っていなければ約定する近似価格に指値をしてしまった場合、勝手に成行取引(Taker)で注文が入ってしまいます。
みなさんもギリギリに指値をするつもりが、急な価格変動ですぐに約定する価格に指値を入れてしまう事があると思います。
「Post-Only」にチェックを入れておかなければ、知らない間に成行取引(Taker)が発生するので、これを避けるためにも必ずチェックをいれましょう。
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BitMEX(ビットメックス)の入出金手数料
BitMEX(ビットメックス)では仮想通貨の入金と出金の際にかかる入出金手数料は無料です。
- 入金手数料:無料
- 出金手数料:無料
日本円や法定通貨の入出金には対応していないので、BitMEXに入金する場合は日本円を国内取引所に入金してビットコインに変えてから送金する必要があります。
ビットコインをBitMEXに入金する時、出金する時に手数料はかかりませんが送金手数料(マイナー手数料)はわずかにかかってしまいます。
送金手数料とはビットコインのネットワークを支えるマイナーに与える報酬で、高く支払うほど着金も早くなります。
BitMEX(ビットメックス)で手数料負けを防ぐ方法
- 必ず指値注文を行う
- 高レバレッジで成行注文をしない
- Post-Onlyにチェックを入れる
- 5時・13時・21時に資金調達率を確認
これを抑えておくだけでも手数料負けの確率をぐっと減らすことが出来ます。
高レバレッジで取引をする際は、必ず指値注文を行いましょう。
指値、成行注文の切り替えは取引画面で自由に切り替えることが出来ます。
基本的には指値で注文を行い、成行は使わないようにするのが手数料負けしない方法です。
MakerとTakerで手数料がかなり異なるので、大きく稼げる場面ではTakerで注文するなど柔軟に対応出来ればさらに良いですね。
BitMEX(ビットメックス)で手数料を安くする裏技
手数料がやや高いというデメリットがあるBitMEX(ビットメックス)ですが、ある方法をすることで簡単に手数料を10%割引に出来る方法があります。
それは「紹介割引」を利用することです。
BitMEXではそのまま公式サイトにアクセスしてアカウントを作成すると、取引にかかる手数料はそのままです。
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BitMEX(ビットメックス)の手数料まとめ
最期にもう一度BitMEX(ビットメックス)の手数料を確認しておきましょう。
手数料の種類 | 金額 |
---|---|
Maker手数料 (指値手数料) |
-0.025% |
Taker手数料 (成行手数料) |
0.075% |
決済手数料 | 0.05% |
Funding手数料 (資金調達率) |
-0.375%~0.375% (8時間毎に変動) |
入出金手数料 | なし (マイナー手数料のみ) |
他取引所と比較しても独自の手数料の仕組みなどがあるので少し分かりづらいですが、この記事で仕組みを理解することが出来たと思います。
どうしても手数料負けしてしまう人は「指値取引」を習慣付けるだけでもかなり変わってくると思います!
注文方法などでわからないことがある方はこちらの記事もぜひ参考してくださいね。